パパの見た目は15歳〜童顔の大黒柱〜

スーパー・ストロング・マカロン

文字の大きさ
116 / 154
三章 妻、夏子を守れ!

115

しおりを挟む
「あぁ、あぁ…。」

全裸で跪く田口は菊池のペニスを舐めている。

「はぁはぁ、腹は出て乳は垂れている。
見た目は年季が入っているが、テクニシャンだね。」

田口は舐めるのを辞めて菊池を下から見る。

「なんだい。その目は?
僕が好きな上目遣いではなく、蔑むかのような目は?」

田口の髪を掴んで、凄んで見せた。
顎からドロッとした唾液が糸を引いて伸びている。


君は市村君を苦しめたんだぞ。
それにな?君にされた酷い事をーーーー
彼の周囲の人々に暴露をしたら…間違いなく彼は死を選択するだろう。
莉乃、市村君がそんな悲惨な目にあってもいいのかい?」

悔しそうな表情を浮かべた田口は、再び菊池のペニスを手で触りながら舐めた。

「あぁ…そう、それでいい。でも、一旦止める。」

よだれを手の甲で拭う田口に、菊池は四つん這いになるよう指示した。

「ケツを高く突き出せ。
自分の手で広げろ。」

もはや田口は従わざるをえなくなり、言われたとおりにした。

「良い見せ物だ。
しばらく鑑賞しようかな?」

田口の尻を2回引っ叩き、「2度と僕に歯向かうなよ。」と言いい、テーブルに置いてある煙草を素早く咥えた。


****

「毎度ありがとうございます!」

店頭に立つ春彦は、団子を買った客に笑顔で接客をしている。

「あら!?僕、可愛いわね。まだ小学生?」

「えっ?小学生…。」

「お家のお手伝いをしているなんて、今時偉い子だわぁ。
お団子なんて買う予定はなかったけど、せっかくですもの、みたらしを四本ほど頂いていこうかしら。」

「あっ!ありがとうございます!」

手際良く団子が入っているケースから、みたらし団子を取り出してプラスチックケースに入れて、紙袋へ包んだ。

「僕が可愛いからまた来るわ。ウフフ。」

「あは、ははは…。」

30代後半の品のある女性は紙袋を携えて駅前方面に歩いて行った。

「随分人気だな、これで何人目だ?春彦。」

店の奥にいた春蔵は店先にやってきた。

「俺を揶揄う気かい。」

「あの奥さん、おまえより歳下だろうな。」

「仕事中だ。
親子とはいえ、くだらない話をしている場合じゃない。」

「この辺も再開発がされて、他所からやってきた人らがたくさん住むようになった。お前を知らん人らがいるのは仕方がない事だ。」

「とっくに知っているよ。」

「おーい!お父さん!お爺ちゃん!」

「冬児!?
秋奈と夏子まで!?
どうしたんだ?なぜお前達がここへ?」

「子ども達が、どうしてもお父さんが働いている姿を見たいって言ってきかないの。
それで連れて来ちゃった。」

「3人とも良く来たな。」

冬児と秋奈の祖父である春蔵は満面の笑みを浮かべた。

「僕達、お父さんが接客をしている所を、ちょっと隠れて見ていたよ。
けっこう格好良かったな!
ね?お姉ちゃん?」

「う~ん。格好良いかはわかんないけど、テキパキ働いている姿は、お父さんらしいかな。」

「丁度いい。今日はこれで店を閉めよう。」

「ちょっと待てよ。
まだ団子は残って…あれ?」

ケースの中には団子は一つもなく、ガランとしていた。

「あの、みたらしで最後だったんだ。
全部お前が売ったんだぞ。」

「みたらし、僕も食べたい!」

「お爺ちゃん私も!」

「自分用に何本かこしらえてある。
それを食べるといい。」

「やったー!」

秋奈と冬児は、無邪気に喜んだ。

「お義父さん、どうもすみません。」

「いやいや、孫が喜ぶのを見られた。
これが嬉しいんだよ。
さぁさ、中へ入るんだ。」

こんな日があっても、たまには良いか。春彦は思った。



























しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-

ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。 1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。 わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。 だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。 これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。 希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。 ※アルファポリス限定投稿

あの日、幼稚園児を助けたけど、歳の差があり過ぎてその子が俺の運命の人になるなんて気付くはずがない。

NOV
恋愛
俺の名前は鎌田亮二、18歳の普通の高校3年生だ。 中学1年の夏休みに俺は小さい頃から片思いをしている幼馴染や友人達と遊園地に遊びに来ていた。 しかし俺の目の前で大きなぬいぐるみを持った女の子が泣いていたので俺は迷子だと思いその子に声をかける。そして流れで俺は女の子の手を引きながら案内所まで連れて行く事になった。 助けた女の子の名前は『カナちゃん』といって、とても可愛らしい女の子だ。 無事に両親にカナちゃんを引き合わす事ができた俺は安心して友人達の所へ戻ろうとしたが、別れ間際にカナちゃんが俺の太ももに抱き着いてきた。そしてカナちゃんは大切なぬいぐるみを俺にくれたんだ。 だから俺もお返しに小学生の頃からリュックにつけている小さなペンギンのぬいぐるみを外してカナちゃんに手渡した。 この時、お互いの名前を忘れないようにぬいぐるみの呼び名を『カナちゃん』『りょうくん』と呼ぶ約束をして別れるのだった。 この時の俺はカナちゃんとはたまたま出会い、そしてたまたま助けただけで、もう二度とカナちゃんと会う事は無いだろうと思っていたんだ。だから当然、カナちゃんの事を運命の人だなんて思うはずもない。それにカナちゃんの初恋の相手が俺でずっと想ってくれていたなんて考えたことも無かった…… 7歳差の恋、共に大人へと成長していく二人に奇跡は起こるのか? NOVがおおくりする『タイムリープ&純愛作品第三弾(三部作完結編)』今ここに感動のラブストーリーが始まる。 ※この作品だけを読まれても普通に面白いです。 関連小説【初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺】     【幼馴染の彼に好きって伝える為、幼稚園児からやり直す私】

皇太后(おかあ)様におまかせ!〜皇帝陛下の純愛探し〜

菰野るり
キャラ文芸
皇帝陛下はお年頃。 まわりは縁談を持ってくるが、どんな美人にもなびかない。 なんでも、3年前に一度だけ出逢った忘れられない女性がいるのだとか。手がかりはなし。そんな中、皇太后は自ら街に出て息子の嫁探しをすることに! この物語の皇太后の名は雲泪(ユンレイ)、皇帝の名は堯舜(ヤオシュン)です。つまり【後宮物語〜身代わり宮女は皇帝陛下に溺愛されます⁉︎〜】の続編です。しかし、こちらから読んでも楽しめます‼︎どちらから読んでも違う感覚で楽しめる⁉︎こちらはポジティブなラブコメです。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...