65 / 286
イロハのスキル
しおりを挟む
僕は今、ヨツバが泊まっている宿屋にいる。
1人部屋に泊まっていたヨツバは、ちょうど2人部屋が空いていたこともあり、中貝さんと同室で部屋を借り直した。
集まっている主な理由は、これから3人で行動するにあたって話をしておかないといけないことがあるからだ。
まずは呼び名を変える。
これはヨツバの時と同様だけど、中貝さんにも僕のことはクオンと呼んでもらうことにする。
僕は中貝さんのことはイロハと呼ばせてもらう。
「斉藤君のことはクオン君ってこれからは呼べばいいってこと?」
「それでお願い。僕はイロハって呼ぶけどいいよね?」
「大丈夫だよ。えっと、クオン君が四葉ちゃんのことをヨツバって言ってるから、2人は付き合ってるのかなって思ってたけど、こういうことだったんだ…ね?」
「いろはちゃん何言ってるの!?」
「そうだよ。僕みたいなひきこもりとヨツバが付き合ってるわけないでしょ」
ヨツバも僕がニーナといる時にそんなこと言ってたけど、なんで2人でいるだけでそんな勘違いをするのか不明だ。
「そっか。お似合いだと思ったんだけど残念」
「残念も何も、こんな訳の分からない状況になってる時に付き合うとかないよ。そんなことよりもイロハのスキルについて教えて欲しいんだけどいいかな?大体予想はしているけど、詳しいことはわからないから」
「私のスキルは[ショップ]だよ。スキルを使うとレベルとか見れるボードみたいなのが目の前に出てきて、この世界に無いものでも買うことが出来るんだよ」
僕はなにか引っ掛かりを覚えた。思ってた通りのスキルだし気のせいかな?
「お金で買うの?それとも魔力を消費するとか?なにか制限はないの?」
「こっちのお金で買うことが出来るよ。制限は分かってることだと、加工品は買えないって事と私の知ってるものしか買えないってことかな。それから生き物を買うことは出来ないよ」
「……あれ?でもあの酒場で秋刀魚を僕は食べたよ?」
「生きてなければ買えるよ。生きたままの状態で買うことが出来ないだけ」
「肉なんかはどうなるの?牛が1頭死んだ状態で出てくるの?」
「一度買って見せた方が分かると思う」
そう言ってイロハは空中で指を動かす。
多分僕が管理画面を触っている時もこんな感じなんだろう。
少しすると、イロハの目の前にパックに入った状態で牛肉が現れた。
スーパーとかでよく見る状態だ。
「とりあえず、牛肉を100g買ったよ」
「ちなみにこれはいくらするの?」
「銅貨1枚だよ。地球の物を買おうとすると割高になってる気がするんだよね」
宿屋の金額で換算すると、僕の感覚では銅貨1枚で1000円くらいだ。100g1000円の肉と考えたら高級品だと思う。
目の前にある肉はそこまで高い肉には見えない。
この世界だと、食糧の値段は高いから銅貨1枚が1000円という換算をするのがそもそも間違っているのかもしれないけど……。
「ちなみに、このお肉が入ってるパックはお肉を取り出すと消えて無くなるよ」
よくわからないスキルだな。
「加工品は買えないって言ってたけど、この肉は食べられるように加工されてるよね?これはいいの?」
「私も線引きがよくわからないんだけど、これは大丈夫みたいだよ。例えば、大豆は買えるけど豆腐は買えなかったり、鉄を買うことは出来るけど鉄製のフライパンは買えないとか」
「…ちょっと待って。買うことが出来るのって、食材だけじゃないの?」
「食材しか買えないなんて言ってないよ。私の知ってるものならなんでも買えるよ。加工品と生きたまま買うことが出来ないだけ」
僕は根本を勘違いしていたようだ。下手に情報を手に入れていたから頭が凝り固まっていたのかもしれない。
「ちなみに、買えるのは地球の物だけ?」
「この世界の物でも私が知ってれば買えるよ。ウルフの肉とか、薬草とか。この世界の物なら、金額はその辺りのお店で買うのと同じくらいかな」
イロハのスキルは色々とぶっ壊れているようだ。
仮にこことも地球とも違う世界があるとしたら、その世界の物を認知さえすれば買える可能性まである。
それから入手が困難な素材なんかも、お金さえあれば買えそうだ。
「イロハのスキルの事は大体わかったよ。このスキルの事はあまり知られない方がいいね」
「そうなの?」
「そうだよ。こういったチートみたいなスキルの事はとりあえず隠した方がいい」
「私のスキルってチートなの?」
「明らかにチートだよ。だから気をつけて」
「わ、わかった。2人のスキルも教えてもらっていい?」
イロハが僕とヨツバのスキルについて聞く。
僕が元の世界に帰れる事を話すタイミングだよな……
ヨツバが僕の方を見る
「とりあえず、ヨツバのスキルから説明して」
僕のスキルの話をすると、ヨツバのスキルの話をする空気ではなくなると思うので、先にヨツバに話を振ることにする。
「……わかった。[幸運]ってスキルだったんだけど、一度使ったら無くなっちゃうスキルだったから今は無くなってるの。勝手に使われてて、クオンに会った時に消えてたから、クオンを見つけたのがスキルの効果だったんだと思う。神様からもらったスキルはもうないけど、「剣術]と[剣技]それから[身体強化]っていう一時的に身体能力が上がるスキルも使えるよ」
「四葉ちゃんは冒険者で魔物と戦ってるんだよね?怖くないの?」
「怖くないわけではないけど、そうしないと生活が出来ないし、クオンとニーナって人が私が戦えるようになるまで手伝ってくれたからなんとか戦えるようになったよ」
「すごいね。私も戦わないとダメなのかな?」
「どうなの?」
ヨツバが僕に振る
「お金が稼げれば冒険者になる必要はないんじゃない?今回みたいな目立つ事はやめて欲しいけど、他の方法で稼いでもいいと思うよ。冒険者になるならレベル上げを手伝うけど、どうするかはゆっくりと考えればいいよ」
「うん、そうする」
「それじゃあ次は僕のスキルについて説明するよ。イロハにはショックなこともあると思うけど、とりあえず最後まで聞いて欲しい」
僕はゲームのようなスキルの事を説明する。
日本に帰れる事や、水魔法などのスキルの事も隠さずに説明した。
向こうの世界でヨツバやイロハが行方不明ということになっていることと、僕が元の世界でこっちの世界の事を話す事は出来ないことも説明する。
それから、僕がこの世界をゲームのように楽しんでいることも隠さずに伝える。
僕が変わる気がない以上、一緒に行動を始める前に知っておいてもらった方がいい。
話していないのは、僕がクラスメイトを殺していることと、ファストトラベルについてだけだ。
「前に状況が変われば話してもいいみたいなこと言ってたよね?話せないの?」
イロハから色々と言われるかもしれないと思っていたら、先にヨツバに言われた。
確かにそんな事を言ったような気がする。
ヨツバに打ち明けた時は、まだ神から色々と聞く前だったから、今とは状況が色々と変わっている。
イロハの方を見ると、ショックを受けているのか考え込んでいるのかはわからないけど俯いていた。
「嘘を言ってたわけじゃないよ。ヨツバに言った時は僕が騒ぎになりたくなかったから秘密にしてたんだよ。僕の親には、ひきこもりが部屋からちょくちょくいなくなってたら不審に思われるから、この世界の話をしてたんだけど、今は親にも話が出来なくなってるんだ。なんでかはわからないよ」
「…そうなんだ」
「イロハは何か聞きたい事はある?色々とひどい事を言った自覚はあるけど…」
僕は俯いているイロハに確認する
「…クオン君は日本に帰る方法は知らないの?」
「僕が日本と行き来出来るだけだよ。イロハはやっぱり帰りたいの?」
いいタイミングなので確認しておくことにする。
「もちろん帰りたいけど、今じゃないかな……」
予想とは違う答えが帰ってきた
1人部屋に泊まっていたヨツバは、ちょうど2人部屋が空いていたこともあり、中貝さんと同室で部屋を借り直した。
集まっている主な理由は、これから3人で行動するにあたって話をしておかないといけないことがあるからだ。
まずは呼び名を変える。
これはヨツバの時と同様だけど、中貝さんにも僕のことはクオンと呼んでもらうことにする。
僕は中貝さんのことはイロハと呼ばせてもらう。
「斉藤君のことはクオン君ってこれからは呼べばいいってこと?」
「それでお願い。僕はイロハって呼ぶけどいいよね?」
「大丈夫だよ。えっと、クオン君が四葉ちゃんのことをヨツバって言ってるから、2人は付き合ってるのかなって思ってたけど、こういうことだったんだ…ね?」
「いろはちゃん何言ってるの!?」
「そうだよ。僕みたいなひきこもりとヨツバが付き合ってるわけないでしょ」
ヨツバも僕がニーナといる時にそんなこと言ってたけど、なんで2人でいるだけでそんな勘違いをするのか不明だ。
「そっか。お似合いだと思ったんだけど残念」
「残念も何も、こんな訳の分からない状況になってる時に付き合うとかないよ。そんなことよりもイロハのスキルについて教えて欲しいんだけどいいかな?大体予想はしているけど、詳しいことはわからないから」
「私のスキルは[ショップ]だよ。スキルを使うとレベルとか見れるボードみたいなのが目の前に出てきて、この世界に無いものでも買うことが出来るんだよ」
僕はなにか引っ掛かりを覚えた。思ってた通りのスキルだし気のせいかな?
「お金で買うの?それとも魔力を消費するとか?なにか制限はないの?」
「こっちのお金で買うことが出来るよ。制限は分かってることだと、加工品は買えないって事と私の知ってるものしか買えないってことかな。それから生き物を買うことは出来ないよ」
「……あれ?でもあの酒場で秋刀魚を僕は食べたよ?」
「生きてなければ買えるよ。生きたままの状態で買うことが出来ないだけ」
「肉なんかはどうなるの?牛が1頭死んだ状態で出てくるの?」
「一度買って見せた方が分かると思う」
そう言ってイロハは空中で指を動かす。
多分僕が管理画面を触っている時もこんな感じなんだろう。
少しすると、イロハの目の前にパックに入った状態で牛肉が現れた。
スーパーとかでよく見る状態だ。
「とりあえず、牛肉を100g買ったよ」
「ちなみにこれはいくらするの?」
「銅貨1枚だよ。地球の物を買おうとすると割高になってる気がするんだよね」
宿屋の金額で換算すると、僕の感覚では銅貨1枚で1000円くらいだ。100g1000円の肉と考えたら高級品だと思う。
目の前にある肉はそこまで高い肉には見えない。
この世界だと、食糧の値段は高いから銅貨1枚が1000円という換算をするのがそもそも間違っているのかもしれないけど……。
「ちなみに、このお肉が入ってるパックはお肉を取り出すと消えて無くなるよ」
よくわからないスキルだな。
「加工品は買えないって言ってたけど、この肉は食べられるように加工されてるよね?これはいいの?」
「私も線引きがよくわからないんだけど、これは大丈夫みたいだよ。例えば、大豆は買えるけど豆腐は買えなかったり、鉄を買うことは出来るけど鉄製のフライパンは買えないとか」
「…ちょっと待って。買うことが出来るのって、食材だけじゃないの?」
「食材しか買えないなんて言ってないよ。私の知ってるものならなんでも買えるよ。加工品と生きたまま買うことが出来ないだけ」
僕は根本を勘違いしていたようだ。下手に情報を手に入れていたから頭が凝り固まっていたのかもしれない。
「ちなみに、買えるのは地球の物だけ?」
「この世界の物でも私が知ってれば買えるよ。ウルフの肉とか、薬草とか。この世界の物なら、金額はその辺りのお店で買うのと同じくらいかな」
イロハのスキルは色々とぶっ壊れているようだ。
仮にこことも地球とも違う世界があるとしたら、その世界の物を認知さえすれば買える可能性まである。
それから入手が困難な素材なんかも、お金さえあれば買えそうだ。
「イロハのスキルの事は大体わかったよ。このスキルの事はあまり知られない方がいいね」
「そうなの?」
「そうだよ。こういったチートみたいなスキルの事はとりあえず隠した方がいい」
「私のスキルってチートなの?」
「明らかにチートだよ。だから気をつけて」
「わ、わかった。2人のスキルも教えてもらっていい?」
イロハが僕とヨツバのスキルについて聞く。
僕が元の世界に帰れる事を話すタイミングだよな……
ヨツバが僕の方を見る
「とりあえず、ヨツバのスキルから説明して」
僕のスキルの話をすると、ヨツバのスキルの話をする空気ではなくなると思うので、先にヨツバに話を振ることにする。
「……わかった。[幸運]ってスキルだったんだけど、一度使ったら無くなっちゃうスキルだったから今は無くなってるの。勝手に使われてて、クオンに会った時に消えてたから、クオンを見つけたのがスキルの効果だったんだと思う。神様からもらったスキルはもうないけど、「剣術]と[剣技]それから[身体強化]っていう一時的に身体能力が上がるスキルも使えるよ」
「四葉ちゃんは冒険者で魔物と戦ってるんだよね?怖くないの?」
「怖くないわけではないけど、そうしないと生活が出来ないし、クオンとニーナって人が私が戦えるようになるまで手伝ってくれたからなんとか戦えるようになったよ」
「すごいね。私も戦わないとダメなのかな?」
「どうなの?」
ヨツバが僕に振る
「お金が稼げれば冒険者になる必要はないんじゃない?今回みたいな目立つ事はやめて欲しいけど、他の方法で稼いでもいいと思うよ。冒険者になるならレベル上げを手伝うけど、どうするかはゆっくりと考えればいいよ」
「うん、そうする」
「それじゃあ次は僕のスキルについて説明するよ。イロハにはショックなこともあると思うけど、とりあえず最後まで聞いて欲しい」
僕はゲームのようなスキルの事を説明する。
日本に帰れる事や、水魔法などのスキルの事も隠さずに説明した。
向こうの世界でヨツバやイロハが行方不明ということになっていることと、僕が元の世界でこっちの世界の事を話す事は出来ないことも説明する。
それから、僕がこの世界をゲームのように楽しんでいることも隠さずに伝える。
僕が変わる気がない以上、一緒に行動を始める前に知っておいてもらった方がいい。
話していないのは、僕がクラスメイトを殺していることと、ファストトラベルについてだけだ。
「前に状況が変われば話してもいいみたいなこと言ってたよね?話せないの?」
イロハから色々と言われるかもしれないと思っていたら、先にヨツバに言われた。
確かにそんな事を言ったような気がする。
ヨツバに打ち明けた時は、まだ神から色々と聞く前だったから、今とは状況が色々と変わっている。
イロハの方を見ると、ショックを受けているのか考え込んでいるのかはわからないけど俯いていた。
「嘘を言ってたわけじゃないよ。ヨツバに言った時は僕が騒ぎになりたくなかったから秘密にしてたんだよ。僕の親には、ひきこもりが部屋からちょくちょくいなくなってたら不審に思われるから、この世界の話をしてたんだけど、今は親にも話が出来なくなってるんだ。なんでかはわからないよ」
「…そうなんだ」
「イロハは何か聞きたい事はある?色々とひどい事を言った自覚はあるけど…」
僕は俯いているイロハに確認する
「…クオン君は日本に帰る方法は知らないの?」
「僕が日本と行き来出来るだけだよ。イロハはやっぱり帰りたいの?」
いいタイミングなので確認しておくことにする。
「もちろん帰りたいけど、今じゃないかな……」
予想とは違う答えが帰ってきた
33
あなたにおすすめの小説
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる