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魔石集め
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話し合った結果、王都に直接行かずに、回り道をしながらクラスメイトを探しながら進むことになった。
まあ、今までと変わらないということだ。
桜井君がお金を稼ぐと言ったけど、僕達が持っているお金を遠慮せず使っていいと答えた。
桜井君は「自分の分は自分で稼ぐ」と言ったけど、今持っているお金のほとんどは汗水垂らして稼いだものではないので、気にしなくていいと答える。
命を掛けて魔物を討伐して稼いだお金と、知らずに領主の娘を助けてもらったお金とでは、同じ額だとしても重みは違うと思う。
「どうしても自分で稼ぎたいなら、自由時間に僕は街の観光すると思うけど、桜井君は依頼を受けるなりして稼げばいいんじゃない?」と言いはしたけど、一人で冒険者活動は大変だし、桜井君が依頼を受けるなら手伝おうとは思っている。
お金も無限にあるわけではないし、食用肉も補充しておきたいから無駄なことではない。
地図を見て次の行き先も決まり、僕と桜井君は移動疲れもあるので、10日後に出発することにした。
その間にやりたいこともあるし、自由時間とする。
翌日、桜井君はお金を稼ぐ為に依頼を受けに行った。
手伝ってあげたいけど、他にやりたいことがあるのでそちらを優先させてもらう。
まあ、ヨツバが一緒に行ったのでちゃんと依頼を選べば危険は少ないだろう。
イロハは付いて行っても足手まといになるからと言って、都市を観光することにしたらしい。
実際にイロハだけレベルが低いので、お金を稼ごうと思うと危険なのは間違いない。
「イロハのスキルで買って欲しい物があるんだけど」
僕はイロハが観光に出かける前に必要な物を買ってもらう。
「何を買えばいいの?」
「ミスリルを5gと銀を30g、金を20g、それから鉄を200gに火・水・土・風・光・闇の魔石を各100個だよ」
必要な材料は確認済みで、魔法学院の設備を借りたら武器の作成が出来るのも確認済みだ。
その時作ったのは木の剣だけど……。
「魔石って何?」
「これ読んでみてくれる?」
僕はイロハに前もって書いておいた魔石についての概要を見せる。
魔石とは、ゲーム内にあるアイテムの1つだ。
これが買えるかどうかで、イロハのスキルの本質が少しわかる。
「あ、買えるようになったね。…………全部で金貨600枚くらい掛かるけどいいの?魔石1つで金貨1枚くらいするけど……」
買えるようになったようだ。
この世界に風の魔石が存在するのかは知らないけど、調べた限りだとなさそうだった。
地球にあるとは思えないので、イロハのスキルはどこかから仕入れているのではなく、『買う』という形式をとっているだけで、新たに生み出しているのではないだろうか……。
しかし高いというか、買わせる気がないな。ミスリルで大銀貨5枚掛かるのはわかってたけど、金が大銀貨2~3枚くらいとして、金貨2枚超える程度だと思っていた。
「いや、そもそもそんなに持ってないからね。この辺りのも読んでくれる?」
僕は他の候補にしていた材料も買えるのか、買えるならいくらなのか確認してもらう。
とりあえずわかったことは、ゲーム内の材料であってもイロハは購入可能だということ。
ただし、やはり加工されている物はゲーム内で材料扱いだったとしても購入出来ない。
そして、必要以上に高い。
ふざけるなと言いたいくらいに高い。
魔石なんて、属性付きの魔物を倒せば結構な確率でドロップするアイテムだ。
ボスではなくそこら辺をウロウロしている雑魚を倒すだけで手に入るので、ゲーム内ではほとんど価値はない。
光と闇の魔石に関しては、ゲームのメインストーリー終盤から手に入るので、レアといえばレアだけど、メインストーリーなんてあってないようなもので、チュートリアルのようなものだ。
数が多いので自分で集めるよりも買った方が早いと思ったけど、頑張って自分で集めた方がいいな。
僕限定ではあるだろうけど、魔石をドロップするのは確認済みだ。
全種類足りないけど、明らかに足りないのは光の魔石だな。
光属性の魔物が少ないのが原因だろう。
「僕は魔石集めに行ってくるよ。他の材料は実際に作る時に買ってもらうことにするから、保留にしておいて」
「うん、わかった。どこに行くの?」
「北の方に洞窟があるらしいから、そこに行こうかな。全種類の魔石を100個集めるのはすぐには無理だから、闇の魔石だけ集めに行ってくるよ」
本当は全属性を付与した杖を作るつもりだったけど、魔物の数的に各100個集めるのには時間が掛かりすぎる。
仕方ないので妥協することにする。
集まったら作り直そう。
その時にはもっと良い装備が作れるようになってるかもしれないし。
「これから行くの?」
「どうせなら依頼も受けて、桜井君達と一緒に行くのがいいかなって思うから、明日からにするよ。今日は適当にプラプラしてるよ。どうせならイロハも一緒に行く?冒険者の登録はしてないから実績にはならないけど、レベル上げは出来るよ」
「……そうだね。邪魔じゃないなら私も行こうかな」
誘ってはみたけど、本当に行くとは思わなかった。
魔法を使えるようになって、心境が変わったのだろうか。
「邪魔ではないよ。3人いれば何かあってもイロハを守れるだろうから、そこまで危険でもないはずだし。心配だったら、今日学院のダンジョンに行ってみる?1階層ではほとんど危険はないよ。スライム相手でも多少はレベルも上がるだろうし」
「ありがとう。お願いしていい?」
「いいよ」
その後、イロハがスライムを相手に戦うのをフォローして、翌日に桜井君とヨツバに事情を説明して一緒に洞窟に行くことにする。
僕の目当ての魔物はダークスライムという、名前だけは少し強そうな弱い魔物だ。
普通のスライムと違うのは、暗いところを好んで棲んでおり、色が黒いこと。
色が違うから別の魔物扱いになっているだけの、言ってしまえば、冒険者になりたての新人でも戦える雑魚スライムである。
ちなみに、洞窟から出ることが稀なダークスライムを討伐する依頼はなかった。
色が黒くてもスライムゼリーは買い取ってくれるらしいけど、僕がダークスライムを倒してドロップするスライムゼリーは、普通のスライムを倒した時と同じものだ。
不自然なので買取はしてもらわない。
ダークスライムから闇の魔石をドロップするのは以前に確認済みなので、僕はダースライムを集中して倒す。
桜井君とヨツバはポイズンバッドの討伐依頼を受けている。
牙に毒のあるコウモリの魔物で、毒をもらった時のリスクが大きいので不人気の依頼だ。
だけど、毒は僕がスキルで治せないことはないので問題はないはずである。
『解毒』のスキルを獲得出来るだけのスキルポイントは残っているし、『解呪』と違って魔法使いでも使えるスキルなので、毒に掛かったらすぐに取得して治すつもりだけど、必要ないなら取得する必要はないので、まだ取得していない。
即死するような毒ではないからだ。
ポイズンバッドの毒が解毒剤になるらしいので、買取価格が高く、毒の対処が可能なら依頼としてはおいしい部類だと思う。
ダークスライムはスライムゼリー、スライムの魔核、闇の魔石のどれかをドロップする。
レアドロップはスライムの魔核で、大体はスライムゼリーをドロップする。
闇の魔石もちょくちょくドロップするけど、必要個数の100個になったのは【天敵(ダークスライム)】という魔法使いには必要のない称号を手に入れた後だった。
300体以上倒したんだな。
うーん、やっぱり倒すことよりも探す方が大変だった。
まあ、今までと変わらないということだ。
桜井君がお金を稼ぐと言ったけど、僕達が持っているお金を遠慮せず使っていいと答えた。
桜井君は「自分の分は自分で稼ぐ」と言ったけど、今持っているお金のほとんどは汗水垂らして稼いだものではないので、気にしなくていいと答える。
命を掛けて魔物を討伐して稼いだお金と、知らずに領主の娘を助けてもらったお金とでは、同じ額だとしても重みは違うと思う。
「どうしても自分で稼ぎたいなら、自由時間に僕は街の観光すると思うけど、桜井君は依頼を受けるなりして稼げばいいんじゃない?」と言いはしたけど、一人で冒険者活動は大変だし、桜井君が依頼を受けるなら手伝おうとは思っている。
お金も無限にあるわけではないし、食用肉も補充しておきたいから無駄なことではない。
地図を見て次の行き先も決まり、僕と桜井君は移動疲れもあるので、10日後に出発することにした。
その間にやりたいこともあるし、自由時間とする。
翌日、桜井君はお金を稼ぐ為に依頼を受けに行った。
手伝ってあげたいけど、他にやりたいことがあるのでそちらを優先させてもらう。
まあ、ヨツバが一緒に行ったのでちゃんと依頼を選べば危険は少ないだろう。
イロハは付いて行っても足手まといになるからと言って、都市を観光することにしたらしい。
実際にイロハだけレベルが低いので、お金を稼ごうと思うと危険なのは間違いない。
「イロハのスキルで買って欲しい物があるんだけど」
僕はイロハが観光に出かける前に必要な物を買ってもらう。
「何を買えばいいの?」
「ミスリルを5gと銀を30g、金を20g、それから鉄を200gに火・水・土・風・光・闇の魔石を各100個だよ」
必要な材料は確認済みで、魔法学院の設備を借りたら武器の作成が出来るのも確認済みだ。
その時作ったのは木の剣だけど……。
「魔石って何?」
「これ読んでみてくれる?」
僕はイロハに前もって書いておいた魔石についての概要を見せる。
魔石とは、ゲーム内にあるアイテムの1つだ。
これが買えるかどうかで、イロハのスキルの本質が少しわかる。
「あ、買えるようになったね。…………全部で金貨600枚くらい掛かるけどいいの?魔石1つで金貨1枚くらいするけど……」
買えるようになったようだ。
この世界に風の魔石が存在するのかは知らないけど、調べた限りだとなさそうだった。
地球にあるとは思えないので、イロハのスキルはどこかから仕入れているのではなく、『買う』という形式をとっているだけで、新たに生み出しているのではないだろうか……。
しかし高いというか、買わせる気がないな。ミスリルで大銀貨5枚掛かるのはわかってたけど、金が大銀貨2~3枚くらいとして、金貨2枚超える程度だと思っていた。
「いや、そもそもそんなに持ってないからね。この辺りのも読んでくれる?」
僕は他の候補にしていた材料も買えるのか、買えるならいくらなのか確認してもらう。
とりあえずわかったことは、ゲーム内の材料であってもイロハは購入可能だということ。
ただし、やはり加工されている物はゲーム内で材料扱いだったとしても購入出来ない。
そして、必要以上に高い。
ふざけるなと言いたいくらいに高い。
魔石なんて、属性付きの魔物を倒せば結構な確率でドロップするアイテムだ。
ボスではなくそこら辺をウロウロしている雑魚を倒すだけで手に入るので、ゲーム内ではほとんど価値はない。
光と闇の魔石に関しては、ゲームのメインストーリー終盤から手に入るので、レアといえばレアだけど、メインストーリーなんてあってないようなもので、チュートリアルのようなものだ。
数が多いので自分で集めるよりも買った方が早いと思ったけど、頑張って自分で集めた方がいいな。
僕限定ではあるだろうけど、魔石をドロップするのは確認済みだ。
全種類足りないけど、明らかに足りないのは光の魔石だな。
光属性の魔物が少ないのが原因だろう。
「僕は魔石集めに行ってくるよ。他の材料は実際に作る時に買ってもらうことにするから、保留にしておいて」
「うん、わかった。どこに行くの?」
「北の方に洞窟があるらしいから、そこに行こうかな。全種類の魔石を100個集めるのはすぐには無理だから、闇の魔石だけ集めに行ってくるよ」
本当は全属性を付与した杖を作るつもりだったけど、魔物の数的に各100個集めるのには時間が掛かりすぎる。
仕方ないので妥協することにする。
集まったら作り直そう。
その時にはもっと良い装備が作れるようになってるかもしれないし。
「これから行くの?」
「どうせなら依頼も受けて、桜井君達と一緒に行くのがいいかなって思うから、明日からにするよ。今日は適当にプラプラしてるよ。どうせならイロハも一緒に行く?冒険者の登録はしてないから実績にはならないけど、レベル上げは出来るよ」
「……そうだね。邪魔じゃないなら私も行こうかな」
誘ってはみたけど、本当に行くとは思わなかった。
魔法を使えるようになって、心境が変わったのだろうか。
「邪魔ではないよ。3人いれば何かあってもイロハを守れるだろうから、そこまで危険でもないはずだし。心配だったら、今日学院のダンジョンに行ってみる?1階層ではほとんど危険はないよ。スライム相手でも多少はレベルも上がるだろうし」
「ありがとう。お願いしていい?」
「いいよ」
その後、イロハがスライムを相手に戦うのをフォローして、翌日に桜井君とヨツバに事情を説明して一緒に洞窟に行くことにする。
僕の目当ての魔物はダークスライムという、名前だけは少し強そうな弱い魔物だ。
普通のスライムと違うのは、暗いところを好んで棲んでおり、色が黒いこと。
色が違うから別の魔物扱いになっているだけの、言ってしまえば、冒険者になりたての新人でも戦える雑魚スライムである。
ちなみに、洞窟から出ることが稀なダークスライムを討伐する依頼はなかった。
色が黒くてもスライムゼリーは買い取ってくれるらしいけど、僕がダークスライムを倒してドロップするスライムゼリーは、普通のスライムを倒した時と同じものだ。
不自然なので買取はしてもらわない。
ダークスライムから闇の魔石をドロップするのは以前に確認済みなので、僕はダースライムを集中して倒す。
桜井君とヨツバはポイズンバッドの討伐依頼を受けている。
牙に毒のあるコウモリの魔物で、毒をもらった時のリスクが大きいので不人気の依頼だ。
だけど、毒は僕がスキルで治せないことはないので問題はないはずである。
『解毒』のスキルを獲得出来るだけのスキルポイントは残っているし、『解呪』と違って魔法使いでも使えるスキルなので、毒に掛かったらすぐに取得して治すつもりだけど、必要ないなら取得する必要はないので、まだ取得していない。
即死するような毒ではないからだ。
ポイズンバッドの毒が解毒剤になるらしいので、買取価格が高く、毒の対処が可能なら依頼としてはおいしい部類だと思う。
ダークスライムはスライムゼリー、スライムの魔核、闇の魔石のどれかをドロップする。
レアドロップはスライムの魔核で、大体はスライムゼリーをドロップする。
闇の魔石もちょくちょくドロップするけど、必要個数の100個になったのは【天敵(ダークスライム)】という魔法使いには必要のない称号を手に入れた後だった。
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