イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)

こたろう文庫

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面白い依頼

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高等部での模擬戦観戦をした翌日、僕は冒険者ギルドに来ていた。

ギルドに入るとローザ達は既に来ており、依頼を物色していた

「お待たせ。何かいい依頼あった?」

「うーん、無いわね。前と同じでゴブリンの討伐か薬草の採取しかないわね。どうせなら新しいことをやりたいわ」
ローザはつまらなそうに言う

「クラリスさんに何か依頼がないか聞いてみる?」

「そうね。そうしましょう」

僕達はクラリスさんに何か面白そうな依頼がないか聞きに行く

「おはようございます、クラリスさん」

「おはよう、エルクくん。ローちゃん達も久しぶりね」

「今日はパーティで依頼を受けたいんですけど、何か面白そうな依頼ないですか?貼ってあるのだと受けれるのはゴブリン討伐と薬草採取しかなくて……」
僕はクラリスさんにお願いする

「うーん、まだ達成数も少ないしつまらなくても簡単な依頼を受けて実績を積んだ方がいいと思うんだけどね……ゴブリンとか薬草って新人育成の為にも報酬は難度の割には良いのよ。」
クラリスさんは堅実に依頼を受けて欲しいようだ

「僕は違いますけど、3人はお金には困ってないですよ。お貴族様ですよ」

「エルク、そうゆう言い方はあまり好まないわ。貴族には貴族なりにお金に苦労しているものよ」
ローザに怒られる

「ご、ごめん」
僕は謝る

「今回は許すけど、エルクはもう少し言葉を選んで話をした方がいいわ。私達は気にしないけど、相手によっては庶民のエルクは気分で処刑されるわよ」
怖っ!貴族怖っ!

「うん、気をつけるよ」
ローザは僕を心配して叱ってくれたようだ

「それでいいわ。クラリスさん、待たせてしまってごめんなさいね。エルクにはこう言ったけど、実際にお金に困ってはないのよ。……子供が稼げる程度の報酬を気にする程にはってことね。報酬は少なくてもいいから面白そうな依頼はないかしら?」
やっぱりお金に困ってはないらしい。
僕は欲しいものを我慢しているというのに……。

僕はお金を貯めてショーケースの中を充実させたいのだ。
あの木彫りのフィギュア、地味に高いんだよなぁ……
行くたびに新しいのが増えてるし、欲しいと思ってた物は次に行くと無くなってるし……。
あー、お金が欲しい。創造のスキルを使えば簡単に稼げると思うけど、それで手に入れたお金で買うよりも頑張って貯めて買った方が嬉しさが大きいと思うんだ。

「エルクくん、何を唸っているの?」
クラリスさんに聞かれる
僕は無意識に唸っていたようだ

「なんでもないよ」

「そう、それで面白そうな依頼よね。面白いかは別として変わった依頼なら3つあるわよ」

「教えてください」
ローザは乗り気だ。
依頼が貼り出されていなくて、変わった依頼なんて面倒事の予感がする

「なんでその依頼が貼られていないのか教えて下さい」
僕はローザが依頼を受けてしまう前に確認する

「1つはさっき受注したばかりだからよ。残りの2つは労力に対して報酬が安くて緊急性が低いからあなた達みたいな少数派の冒険者に依頼する為に貼ってないだけ」
聞く限りだと問題はなさそうだ

「何心配してるのか知らないけれども、とりあえず聞きましょうよ。面白い依頼かもしれないわよ」
僕はとりあえず聞くことにする

「まず1つ目は迷子の子猫探しよ。この依頼は本当は他の冒険者にお願いしようと思ってたけど、受けてくれるなら助かるわ。依頼主は子供だから報酬はないわ。強いて言うなら依頼達成の成果だけね。」

「お願いするつもりだった冒険者って?」
僕は気になったので聞く

「前線からは降りた冒険者の人でね。子供好きだから、報酬無しで進んで引き受けるのよ。笑顔が報酬だって言ってたわ」

「その人にお願いしなくていいの?」

「今は他の依頼で街を離れているのよ。子供の護衛依頼よ。……報酬どころか馬車代とかも負担してるわ」
ボランティア感覚なのだろう

「優しい人がいるんですね」

「その人はみんなから好かれているわよ。話を戻すわね、2つ目はスマスラ遺跡の調査よ。これはエルクくんが先日失敗したやつね。まだ依頼を受ける人が見つかっていないわ。時間が掛かるのと、パーティで受けるなら高確率で赤字になるわ」
僕の恥ずかしい過去だ。

「エルク、依頼失敗してたの?あんなに休んでたのに……」
ローザに聞かれる

「……恥ずかしいから聞かないで」
遺跡に着いてすらいないなんて言えない

「言いたくないなら聞かないけど……この依頼はやめときましょうか」
ローザは僕に気を使ってくれたようだ

「エルクくんが黙ってて欲しいなら私もこれ以上言わないわ。それで3つ目ね、さっき受注したばかりの依頼でこれが一番面白いかもしれないわ。」
クラリスさんはこれがオススメらしい

「何をするの?」
ローザも食いつく

「昨日、高等部で模擬戦の公開試合があったのは知ってるかしら?」

「私達も授業で見に行っていたわ。エルクとは別行動だったけど」

「僕もちゃんと行ってたよ」

「そうなのね、なら丁度いいかも。かなり無理難題な依頼だけど、もしかしたら達成出来るかもしれないわ」
相当難しい依頼のようだ

「そんなに難しい依頼なんですか?」

「高等部の教官からの依頼でイタズラの犯人を探して欲しいってことなんだけど、手掛かりを見つけないといけないから難しいのよ」

「イタズラ?」
なんだろう?昨日変なことあったかな?

「試合会場の観客席を凍らせた人がいるらしいの。片付けをしていた教官が滑って転んで怪我をしたわ。大した怪我ではなかったけど、こんな事をしでかした犯人を見つけて教育してやるって言って依頼を出したわ。もしかしたら見つかるかもしれないって依頼を出したようだから、受けて犯人が見つからなくても依頼失敗は付かないわ。」

これ、僕の事だ。僕が自首したら依頼達成だ。

「面白そうね、これにしましょうよ」
ローザはこれを受けたいようだ。

「いいんじゃない?面白そうだし」
フレイも同意する

「私はなんでもいい」
アメリはどれも惹かれなかったようだ

これはまずい。この依頼は受けるべきではない。犯人が犯人を探すって笑えない。

「僕は子猫を探したいなぁ。子供も困ってるみたいだし」
僕は子猫探しを推す

「それでもいいけど、イタズラの犯人を探す方が面白そうじゃない?もし見つかったらなんでそんなイタズラをしようとしたか聞きたいし」
それは暑かったからです。

「あんなに人がいたんだし犯人なんて見つからないよ。そんな無理なことするよりも人助けした方がいいよ」

「そ、そうね。エルクがそこまで言うならそうしましょうか。フレイとアメリもいい?」

「私は子猫でもいいよ。猫好きだし。」
「私はなんでもいい」

なんとか誤魔化せたようだ。

「それでは子猫探しで依頼を受注処理します。詳しいことはこの家にいる女の子に聞いて下さい」
クラリスさんは地図を出して家の場所を説明する

「それじゃあ行きましょうか」
僕達は女の子がいる家に向かうことにする

「エルクくんは話があるからちょっと待っててね」

「わかりました」
なんだろうか……

「エルク、先に行って話を聞いておくわ」

「うん、よろしく」
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