イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)

こたろう文庫

文字の大きさ
58 / 201

別荘のお誘い

しおりを挟む
学期末試験も終わり、もうすぐ夏季休暇に入る。

僕はフレイの親が所有する別荘に行かないかと誘われていた。

フレイの親が治める領地は有名な避暑地らしく、フレイがクラスの何人かに声を掛けていた。

ローザとアメリは行くことが決定している。
他に声を掛けた人を聞いたら、僕とラクネとダイスくんとセイラ、後は僕とあまり話したことがない人が3人だった。

その内、ダイスくんは忙しいとの理由で行かないらしい。

僕は特に予定はないので行くと返事をする。

後日聞いたら、行くことにしたのは僕とラクネとセイラ。それから、エミリーという女の子だ。フレイとローザ、アメリも入れて7人で行くことになった。

他の2人は男の子だったらしいが、1人は予定が入っているとのことで、もう1人は他の男2人が断った為、女の子ばっかりの集団に混ざるのは勘弁してほしいとの理由で断ったそうだ。

その理由からすると、僕はどうなるのだろうか?
男は僕1人で残りの6人は女の子である。
ハーレム状態だが、心まで6歳になってしまったのだろう、恥ずかしいだけである。
まあ、生前の年齢を考えると13歳に欲情するのもどうかと思うけど……

何も考えずに行くと答えていたので、フレイに予定を聞いた。
別荘までそこまでは離れていないようで、馬車で片道3日で着くようだ。
今回の旅行はアメリの勉強合宿を兼ねているそうで、話しの流れで僕の成績も悪いことがバレてしまい、僕も勉強するハメになった。

アメリの座学の成績が悪いのは想定されており、試験前にローザとフレイでかなり教えたらしいが、結果は散々だったようだ。

勉強以外は近くの海やら山に行く予定を立てているようだ。
他にも何やら秘密の計画を立てているとの事。

移動中や着いてからの食事なんかは全て用意してくれているとの事なので手ぶらで来ていいらしい。

そして今、ラクネとエミリーと3人で話をしている所である

「エルクくん、初めましてではないけどあまり話した事はなかったわね。エミリエッタよ。エミリーって呼んでくれていいわ」

「それじゃあエミリーって呼ばせてもらうね。エルクだよ、よろしくね」

なんでこの3人で話をしているのか、初対面に近い僕とエミリーの顔合わせの為ではない。
まあ、それもあるけど本題は別だ。

「それで、フレイちゃんの家に持っていく手土産なんだけど何がいいかな?」
ラクネが話を切り出した。

フレイは手ぶらでいいとは言っていたけど、真に受けて本当に手ぶらでは行かない。
3人の共通点は平民であることだ。
残りの4人は貴族の娘である。

実際には手ぶらで行った所で、何も言われないし、気にしないだろうけどそういう問題では無いと思う。

平民なので当然だが、高価な物を買って手土産とするのは厳しいので、こうして話し合っているのである。

「ローザ達は何を持っていくか知ってる?」
僕は2人に聞く

「自分達の実家から特産品を送ってもらって持っていくみたい。ローザちゃんは食器だって言ってた。アメリちゃんは剣だって」

「そっか、貴族同士って考えるとそうなるよね」
悩まなくてもいいのはずるいな。
貴族には貴族の悩み事とかあるかもしれないけど……

前世の時の事を考えるとなんだろうか……会社で上司の家に行くことになった時、何を持っていったっけ?

……ああ、酒だ。日本酒を持って行ったんだ。

日本酒は創ろうと思えば創れると思うけど、米がないと思われるこの世界で日本酒はダメだろう。
そもそも、フレイの家族には喜ばれるかもしれないけど、今回呼んでくれたのはフレイだ。フレイが飲めない物を渡すのはどうかと思う。

他には……御中元なんかだと、お菓子とか果物、ハムとかかな。あとは石鹸とかタオル?
ケーキとかは生物だから、出したらおかしいよね。クッキーでも詰め合わせようかな。
干し肉でもいいかな。アイテムボックスの中に牛肉いっぱいあるし

「僕はクッキーとかを詰め合わせて持っていこうかな。移動中とかにも食べれるし」

「エルクくんのクッキー美味しいもんね。喜ばれるかも、私はどうしようかな……」
ラクネはいつもお菓子を美味しそうに食べている。
なので、僕もどんどんと与えたくなる

「エルクくんのクッキーそんなに美味しいの?」
エミリーに聞かれる

「好評ではあるかな。エミリーにもあげるよ。はい」
僕はクッキーを取り出して2人に渡す

「「ありがとう」」

「うん、やっぱり美味しい」
ラクネはいつも通り幸せそうに食べる

「……美味しいわ。すごくおいしい」
エミリーにも好評のようで良かった

僕は机の上にクッキーを並べておく

「まだあるから好きに食べていいよ」

「うん、ありがとう」
「頂くわね」

「ラクネとエミリーは干し肉作れる?作れるなら肉は僕が用意するから作って持っていく?」

「肉ってあの時の肉?」
ラクネがいうあの時とは反省室送りになった時のことだろう

「そうだよ。まだあるから使ってもいいよ」

「いいの?私は助かるけど……」
ラクネはもらってしまっていいのか悩んでいるようだ。
正直、創造スキルでどれだけでも創れるので、気にしなくてもいいのだが、創造スキルの事は内緒にしているので言うことは出来ない。
アイテムボックスの事は知ってるので、僕の故郷の村から持ってきた事になっている。

「あの時の肉って何?」
エミリーに聞かれる。あの時に居なかったので知らなくて当然だ

「僕が肉を持ってて、前に焼いて食べたんだ。その時の肉がまだ残ってるから干し肉にして持っていったらどうかなと」

「貴族様だし干し肉を持っていくのはどうなのかな?」
エミリーの言う通りかもしれない。御中元の感覚でハムみたいな物として、干し肉って言ったけど貴族に渡すってなると確かに微妙なチョイスに思えてきた。

「でもエルクくんの持ってるお肉はすごく美味しいんだよ。ダイスくんも美味しいって言ってたし。エルくんがいいなら私は干し肉持ってくよ」
ラクネは干し肉に決めたらしい

「作れるの?」

「お母さんが作れるはずだから教えてもらうよ」

「それじゃあ、今日の帰りにラクネの家に行くよ。作るのも時間かかると思うし」

「ありがとう」

「エミリーはどうする?」
僕はエミリーに聞く
あと決まってないのはエミリーだけだ

「何がいいのかわからないわ。何か買うお金はうちには無いし、何か作るにも貴族様が喜ぶものなんて作れないわ」

困っているエミリーに僕はアイテムを渡す。ここまで御中元をベースに考えたのでこれも定番だ。たぶん

「これは石鹸?それにしては随分と白いけど」
エミリーの言う通りこの世界の石鹸は白といっても灰色に近いのだ。だからこそ喜ばれる可能性はある。

「そう、石鹸だよ。あとはこれが髪の毛用だからセットで渡すといいかも」
僕はシャンプーとリンスも取り出す。これはビンに詰めてある

「こんな高そうな物さすがに貰えないわ」
エミリーは遠慮した。これも創造で作っただけだから別に気にしなくてもいいのに……。
シャンプーとリンスは創るのにかなり苦労したけど、前世の物と比べてもいい感じの物が出来たと思う。
なんたら成分配合!みたいのは入ってないと思うけど……

「なんで、エルクくんは学校に石鹸持ってきてるの?髪の毛用?まで」
考え事をしていたらエミリーに言われた。
また何も考えずに行動してしまった

「……ラクネにあげる約束してたんだよ」

僕はラクネに振った。
ラクネはアイテムボックスの事を知ってるので察してくれると助かる

「う、うん」
よし、ラクネは肯定してくれた

「ラクネちゃんはこんなに高そうな物もらってるの?」
矛先がラクネに向いてしまった
エミリーにはラクネが貢がせているように見えたのだろうか?

「この石鹸、僕が作ってるんだよ。使い心地を聞こうかと思って試してもらう約束なんだ」

「そうだったんだ。ラクネちゃんごめんね」
ふぅ、なんとか誤魔化せた。
どうせなので、本当にラクネにプレゼントしよう

「後で渡すつもりだったけど、渡しちゃうね」

「…ありがとう」
ラクネはよくわからないまま受け取る

「そうゆう事だから、僕にとってはこの石鹸そんなに高くないんだよ。材料費だけだからね。エミリーの手土産にしていいよ」
材料費は僕の魔力だけど……

「でも、やっぱり悪いわよ」
エミリーは強情のようだ

「だったら3人からにしよう。3人からクッキーと干し肉と石鹸を渡そう。ラクネもそれでいいよね?」

「うん、私はそれでいいよ。元々、エルクくんからお肉分けてもらうんだし」

「はい、決まりね」
エミリーが否定する前に僕は決めてしまう。
多分そうしないとエミリーはいつまでも断り続けるからだ。
エミリーは複雑そうだ

「どうせなら、干し肉もみんなで作ろうか?それならエミリーもいいでしょ?ラクネの家に押しかけても大丈夫かな?」

「うん、いいよ」

「じゃあ、放課後にラクネの家に集合ね」

僕達は放課後、ラクネの家で干し肉を作る下処理をおこなった。
干すのは時間が掛かるのでラクネに任せる事にした
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ

よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。   剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。  しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。   それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。 「期待外れだ」 「国の恥晒しめ」   掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。  だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。 『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』  彼だけが気づいた真実。  それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。  これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。 【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

処理中です...