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国盗り編
逃亡者、近況を聞く
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夕食後、僕はクルトの部屋に来ていた
「クランのことありがとう。やっぱり色々とゴタついたみたいだけど、おかげで大分この街の環境が良くなったようだね」
僕はクルトにお礼を言う。
多分この後聞く事もそうなんだろうけど、汚い面の仕事はエクリプスの方で処理してくれている
フィルが今やらないといけない事に集中出来ているのは、クルト達エクリプスの面々が暗躍しているからだ。
「そうだね。ハイトミアの噂を聞いて、他の街や村から移住してくる獣人も増えているよ。以前では考えられないね」
「移住してきた獣人の支援もしてるんだろ?資金の方は大丈夫?冒険者ギルドのお金も使ってないようだけど……」
事あるごとに、冒険者ギルドから受け取っていない報酬を使っていいよと言ってはいるけど、使われた形跡がほとんどない。
みんな遠慮しているようだ。正直使いきれないので、気にせず使ってくれていいんだけど……
「今はダンジョンの素材をギルドに卸しているので資金は十分にありますよ。深い階層まで潜れるのは、ハイトミアのメンバーを除けばワルキューレの方達だけですからね。ほぼ独占している状態です。将来的には素材の流通数が増えていきますので価値が下がっていきますけど、今は考えられないほど稼がせてもらってます」
遠慮しているわけでないならいいか
「それはよかったよ。それで本題だけど、何があったの?フィル達の前では話しにくいことだよね?姫野さんも険しい顔してたけど…」
「そうですね。ヒメノさんとはあまり話をする機会がありませんでしたので、同じことを考えているのかはわかりませんが、ハイト君が危惧していた通り、つい先日、王国が攻めてきました。攻めてきたと言っても以前のように大勢ではなく、5人だけでしたが」
「うん、それで?」
「街の中で不審な動きをしている者がいるとのことで捕まえたのですが、話を聞いたところ王国の工作員でした。潜伏していた他の4人も合わせて、攻めてきたのは5人ということです」
クルトは話をして聞いたと言っているけど、尋問したのだろう
「戦争を有利にする為に画策していたってことだろ?何がそんなに問題なんだ?」
問題ではあるけど、想定内のことに聞こえる
「その中の1人がヒメノさんのお知り合いでした。ハイト君の知り合いでもありますね。以前お願いされていましたので殺さずに捕らえましたよ。今はどうするか迷っていた所です」
僕とヒメノさんの知り合いって、そういうことだよね。
「姫野さんも呼ぶからちょっと待ってて」
僕は姫野さんにクルトの部屋に来るように念話を飛ばす
少しして姫野さんが入ってきた
「今クルトからクラスメイトを捕まえたって所まで聞いたんだけど、さっき姫野さんが険しい顔してたのも同じ理由かな?」
同じならここで3人で話をすればいいし、違うなら後で違う話を姫野さんとはしなければいけない
「その件もそうだけど、他に影宮君と話したい事もあるの」
別件もあるらしい
「わかった。それじゃあ、この件の話が終わったら移動しようか。それで捕まえた人って誰なの?」
「横井くんよ」
姫野さんが答える
えっと……横井、横井、横井?ダメだ、思い出せない。
「あ、ああ。横井くんね」
後で会うことにはなるだろうし、顔を見れば流石に思い出すだろう
「はぁ、影宮くん。誰かわかってないでしょ?」
姫野さんは溜息を吐く
「……顔を見ればわかると思うよ」
「やっぱりわかってなかったのね。顔を見て思い出すことに期待するわ」
多分、あんまり接点のなかった人だろう。
まぁ、僕と関わりがあるクラスメイトって、高村達と委員長達だけだ。他は視界に映っていた程度にしか覚えていない。
「それで、その横井くんを捕らえたんだよね?何を迷ってるの?」
「前回の時も王国は捕虜の引き渡しには応じなかったからな。特に今回は、王国は知らぬ存ぜぬで終わりだろう。そうなると処刑だろうな。今はハイト君の頼みもあったから、生かしているだけだよ」
クルトが答える
僕はクルト達エクリプスやワルキューレの方に2つお願いをしていた。
1つは悪いことをしていた人でも、本人の意思でない場合は出来る限りで許してあげて欲しいという事。
この世界は権力が絶対過ぎる。やりたくない事でも命令されればやらなければいけない。やらなければ処刑されるし、命令に従っても敵国に捕まれば殺される。そんなの可哀想すぎる。
僕が帝国側にだけ肩入れしているせいで、王国側のまともな人が被害を被るのは良くないと思ったからだ
そしてもう1つのお願いがクラスメイトがいたら、殺さずにいて欲しいというものだ。
クルトはこの僕のお願いを聞いて、横井くんを処刑しないように働きかけてくれているのだろう。
「面倒を掛けてごめんね。ちなみに、横井くんは何をしたの?」
「フィルちゃんを殺そうとしていたんだよ」
僕はそれを聞いて、殺気を漏らしてしまった
「ハイト君落ち着いて、ヒメノさんが耐えられてないよ」
クルトに言われて大きく息を吐く。
姫野さんを見ると足を震わせて怯えていた
「ごめん。よくわからないんだけど、なんでフィルなの?」
「僕もそこがよくわからないんだけど、今度の王国との戦争は変わった形式なんだよね?それが関係しているとは思うんだよ」
「そうだね」
僕はクルトに戦争の事を説明する
「そういう事なんだね。フィルちゃんが狙われた理由がよくわかってなかったけど、納得したよ。そうなると狙われていたのはフィルちゃんだけじゃなかったんだろうね」
クルトは納得したようだ
「いや、よくわからないんだけど……それでなんでフィルが狙われることになってるの?」
僕はクルトに聞く
「知られている限りで、帝国でフィルちゃんが何番目に強いか知ってる?」
「いや、知らないよ。かなり上だとは思うけど」
「4番目だよ。言わなくてもわかると思うけど、フィルちゃんの上はハイトとミアちゃん、それとフェンだよ。ハイト君とミアちゃんは王国では死んだことになってるでしょ?その関係で結構素性を隠してるからね。狙いやすい所ってことで、フィルちゃんかフェンになったんだと思うよ。クランのトップって事も考えれば、フィルを狙ったのもわかる気がするよ」
「フィルが戦争に参加すると脅威だから先に殺してしまおうってことか…」
「多分そうだろうね。お知り合い含め、他の4人も暗殺するようにしか言われてないみたいだったからわからなかったよ。さっきの戦争の話だけど、どうするんだい?あの説明だと僕も参加した方がいいんじゃないかな?言ってくれれば参加するよ」
「気持ちは嬉しいけど大丈夫だよ。クルト達には王国が協定を守らずに暴走した時に、この街を守って欲しい。この街が王国から1番近いから、ここを守ればこの先にも被害は出ないはずだよ」
「わかった。それで誰が参加するんだい?」
「僕とミアだけだよ。2人で王国の領地を全て奪ってくる。本当は僕1人でやるつもりだったんだけどね、どうしても無理が発生するからミアにお願いしたよ」
「それはズルくないかい?」
「バレなかったらいいんだよ」
「ハイト君のそういうところ、僕は嫌いじゃないよ」
「ありがとう、褒め言葉として受け取っておくよ」
「「ははははは」」
クルトと2人で笑う
「影宮君って変わったわね。こんな性格なんて知らなかったわ」
姫野さんに呆れ顔で言われてしまった
「クランのことありがとう。やっぱり色々とゴタついたみたいだけど、おかげで大分この街の環境が良くなったようだね」
僕はクルトにお礼を言う。
多分この後聞く事もそうなんだろうけど、汚い面の仕事はエクリプスの方で処理してくれている
フィルが今やらないといけない事に集中出来ているのは、クルト達エクリプスの面々が暗躍しているからだ。
「そうだね。ハイトミアの噂を聞いて、他の街や村から移住してくる獣人も増えているよ。以前では考えられないね」
「移住してきた獣人の支援もしてるんだろ?資金の方は大丈夫?冒険者ギルドのお金も使ってないようだけど……」
事あるごとに、冒険者ギルドから受け取っていない報酬を使っていいよと言ってはいるけど、使われた形跡がほとんどない。
みんな遠慮しているようだ。正直使いきれないので、気にせず使ってくれていいんだけど……
「今はダンジョンの素材をギルドに卸しているので資金は十分にありますよ。深い階層まで潜れるのは、ハイトミアのメンバーを除けばワルキューレの方達だけですからね。ほぼ独占している状態です。将来的には素材の流通数が増えていきますので価値が下がっていきますけど、今は考えられないほど稼がせてもらってます」
遠慮しているわけでないならいいか
「それはよかったよ。それで本題だけど、何があったの?フィル達の前では話しにくいことだよね?姫野さんも険しい顔してたけど…」
「そうですね。ヒメノさんとはあまり話をする機会がありませんでしたので、同じことを考えているのかはわかりませんが、ハイト君が危惧していた通り、つい先日、王国が攻めてきました。攻めてきたと言っても以前のように大勢ではなく、5人だけでしたが」
「うん、それで?」
「街の中で不審な動きをしている者がいるとのことで捕まえたのですが、話を聞いたところ王国の工作員でした。潜伏していた他の4人も合わせて、攻めてきたのは5人ということです」
クルトは話をして聞いたと言っているけど、尋問したのだろう
「戦争を有利にする為に画策していたってことだろ?何がそんなに問題なんだ?」
問題ではあるけど、想定内のことに聞こえる
「その中の1人がヒメノさんのお知り合いでした。ハイト君の知り合いでもありますね。以前お願いされていましたので殺さずに捕らえましたよ。今はどうするか迷っていた所です」
僕とヒメノさんの知り合いって、そういうことだよね。
「姫野さんも呼ぶからちょっと待ってて」
僕は姫野さんにクルトの部屋に来るように念話を飛ばす
少しして姫野さんが入ってきた
「今クルトからクラスメイトを捕まえたって所まで聞いたんだけど、さっき姫野さんが険しい顔してたのも同じ理由かな?」
同じならここで3人で話をすればいいし、違うなら後で違う話を姫野さんとはしなければいけない
「その件もそうだけど、他に影宮君と話したい事もあるの」
別件もあるらしい
「わかった。それじゃあ、この件の話が終わったら移動しようか。それで捕まえた人って誰なの?」
「横井くんよ」
姫野さんが答える
えっと……横井、横井、横井?ダメだ、思い出せない。
「あ、ああ。横井くんね」
後で会うことにはなるだろうし、顔を見れば流石に思い出すだろう
「はぁ、影宮くん。誰かわかってないでしょ?」
姫野さんは溜息を吐く
「……顔を見ればわかると思うよ」
「やっぱりわかってなかったのね。顔を見て思い出すことに期待するわ」
多分、あんまり接点のなかった人だろう。
まぁ、僕と関わりがあるクラスメイトって、高村達と委員長達だけだ。他は視界に映っていた程度にしか覚えていない。
「それで、その横井くんを捕らえたんだよね?何を迷ってるの?」
「前回の時も王国は捕虜の引き渡しには応じなかったからな。特に今回は、王国は知らぬ存ぜぬで終わりだろう。そうなると処刑だろうな。今はハイト君の頼みもあったから、生かしているだけだよ」
クルトが答える
僕はクルト達エクリプスやワルキューレの方に2つお願いをしていた。
1つは悪いことをしていた人でも、本人の意思でない場合は出来る限りで許してあげて欲しいという事。
この世界は権力が絶対過ぎる。やりたくない事でも命令されればやらなければいけない。やらなければ処刑されるし、命令に従っても敵国に捕まれば殺される。そんなの可哀想すぎる。
僕が帝国側にだけ肩入れしているせいで、王国側のまともな人が被害を被るのは良くないと思ったからだ
そしてもう1つのお願いがクラスメイトがいたら、殺さずにいて欲しいというものだ。
クルトはこの僕のお願いを聞いて、横井くんを処刑しないように働きかけてくれているのだろう。
「面倒を掛けてごめんね。ちなみに、横井くんは何をしたの?」
「フィルちゃんを殺そうとしていたんだよ」
僕はそれを聞いて、殺気を漏らしてしまった
「ハイト君落ち着いて、ヒメノさんが耐えられてないよ」
クルトに言われて大きく息を吐く。
姫野さんを見ると足を震わせて怯えていた
「ごめん。よくわからないんだけど、なんでフィルなの?」
「僕もそこがよくわからないんだけど、今度の王国との戦争は変わった形式なんだよね?それが関係しているとは思うんだよ」
「そうだね」
僕はクルトに戦争の事を説明する
「そういう事なんだね。フィルちゃんが狙われた理由がよくわかってなかったけど、納得したよ。そうなると狙われていたのはフィルちゃんだけじゃなかったんだろうね」
クルトは納得したようだ
「いや、よくわからないんだけど……それでなんでフィルが狙われることになってるの?」
僕はクルトに聞く
「知られている限りで、帝国でフィルちゃんが何番目に強いか知ってる?」
「いや、知らないよ。かなり上だとは思うけど」
「4番目だよ。言わなくてもわかると思うけど、フィルちゃんの上はハイトとミアちゃん、それとフェンだよ。ハイト君とミアちゃんは王国では死んだことになってるでしょ?その関係で結構素性を隠してるからね。狙いやすい所ってことで、フィルちゃんかフェンになったんだと思うよ。クランのトップって事も考えれば、フィルを狙ったのもわかる気がするよ」
「フィルが戦争に参加すると脅威だから先に殺してしまおうってことか…」
「多分そうだろうね。お知り合い含め、他の4人も暗殺するようにしか言われてないみたいだったからわからなかったよ。さっきの戦争の話だけど、どうするんだい?あの説明だと僕も参加した方がいいんじゃないかな?言ってくれれば参加するよ」
「気持ちは嬉しいけど大丈夫だよ。クルト達には王国が協定を守らずに暴走した時に、この街を守って欲しい。この街が王国から1番近いから、ここを守ればこの先にも被害は出ないはずだよ」
「わかった。それで誰が参加するんだい?」
「僕とミアだけだよ。2人で王国の領地を全て奪ってくる。本当は僕1人でやるつもりだったんだけどね、どうしても無理が発生するからミアにお願いしたよ」
「それはズルくないかい?」
「バレなかったらいいんだよ」
「ハイト君のそういうところ、僕は嫌いじゃないよ」
「ありがとう、褒め言葉として受け取っておくよ」
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