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国盗り編
逃亡者、魔王城に行く
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数日後、篠塚君が到着したので冒険者登録をさせて、パーティ設定をしてからダンジョンに行く。
「篠塚君はずっと隠密のスキルを使ったまま付いてきてくれればいいから。戦おうとはしないでね」
「ああ、わかった」
僕は篠塚君に忠告してから、ダンジョンの奥に向かいつつ魔物を倒していく。
「影宮のステータスはどうなってるんだ?」
300層くらいで魔物を倒していたら篠塚君に聞かれる
「え、秘密だよ。でも信用してないわけじゃないからね」
「いや、そういう意味で聞いたんじゃないんだが……。なんで魔物が無抵抗で殺されていくんだよ。俺も攻撃はされてないけど、流石に攻撃しようとそれだけ近づいたら気づかれるぞ」
「それは篠塚君より僕の方がステータスが高いからだよ。レベル上げが終わる頃にはこの辺りの魔物には篠塚君も気づかれなくなるよ」
困惑したままの篠塚君を連れてさらに奥に進む。
500層でレベルを上げた後、帰還する為にボス部屋に入る。
「なあ、なんでボスが全部スライムなんだ?これだと辿り着けさえすれば誰でも倒せちまうだろ?」
篠塚君はボスの強さに気づいていないようだ。
まあ、僕が簡単に倒しているから普通のスライムと思っているのかもしれないけど。
「僕が攻略した時からボスはスライムだったよ。あとあのスライムは篠塚君の数倍は強いからね。戦ったら瞬殺されるよ」
「冗談だろ?」
「本当だよ。400階層のボスまでは今の篠塚君なら倒せると思うけど、500階層のボスは無理だよ。このボスを倒されちゃうとダンジョンの設定を自由に変更できちゃうから簡単には勝てないようにしてるんだよ。冗談でも近づいたらダメだよ。まあ近づかなくてもやられる可能性はあるけど」
「……もう少し離れておくな」
篠塚君は数歩下がった。
僕は黒幕スライムを倒す。
「それじゃあ帰ろうか」
「あ、ああ」
ダンジョンを出た翌日、篠塚君と王国での作戦を確認してから送り出す。
「大変だとは思うけどよろしくね。何かあったらすぐに念話で呼んでくれていいからね」
「わかった。任せてくれ」
篠塚君は王国に向かって行った。
僕も覚悟を決めてミアに話をする
「これから魔王城に行ってくるよ。すぐに帰ってこれないかもしれない」
「わかった。準備するね」
ミアはついて来てくるつもりのようだ
「いや、僕1人で行くよ。ミアは待ってて欲しい」
「なんで?私だと行けない場所にあるの?」
「そういうわけじゃないよ。魔王には僕1人で会いたいんだ」
「そのままいなくなったりしないよね?」
「それはないから安心して。ちゃんと帰ってくるから」
「約束だよ」
「うん、約束する。地球に帰る方法が見つかっても、ミアに何も言わずに帰ったりはしないよ」
「うん、いってらっしゃい。気をつけてね」
僕は魔王城に向かう。
魔王城の場所の見当はついている。
魔族を見つけたらマーキングしていたからだ。
その内の何人かは魔王城に帰ったと思われる。
なのでその魔族のマーキングがあるところに行けば魔王城があるわけだ。
まあ、マーキングがあるところには森があるだけなんだけど。
なので魔王城があるのは地下か空ということになる。
2択ではあるけど、わざわざ歴代最強と噂の魔王が地下に城を作るとは思えないので、多分空である。
空を見上げても何も見えないけど、結界か何かで隠していると思われる。
それから地下ではなく、空だと思う理由のもう一つが魔族には羽がある事だ。
動きがあった魔族を尾行していたわけだけど、飛んで空を移動しており、今いる場所から少しした場所でいつも見失っていた。
人間など空を飛べない種族からは干渉されにくいという意味でも、空に城を作ることが可能なのであれば空に作るのは理解できる。
当然僕は空を飛ぶ事は出来ない。
行く方法は2つ考えてあるけど、1つは面倒なのでやりたくない。
なのでもう1つの方法から試す事にする。
「魔王様!入れてください」
僕は空に向かって叫んでみる。
ゲルダさん等、空を飛べないけど魔王城に出入りしている人もいるので、他の方法もあるはずだ。
迎えがくるとか……
何回か呼んでみたけど、何も起きないので仕方なく次の方法を試す事にする。
僕は収納から杖を取り出して、土魔法で螺旋階段を作って登っていく。
しばらく登り続けて、やっぱり空じゃなくて地下だったのかなぁと諦めようとしていた時、急に目の前に空に浮かぶ城が見えた。
「諦めずに登ってよかった」
僕は一安心しつつ、さらに上へと進む。
城の入り口に着いた所で、一度地上に転移して再度魔王城まで転移出来る事を確認して、問題なく転移出来るとこが確認できたので螺旋階段は壊しておく。
魔王城の入り口である門には見張りもおらず、勝手に入っていいのか迷う。
そうはいっても、入らない事にはどうにもならないので中に入る事にする。一応魔王様から許可はもらっているという話なので問題ないだろう。
多分、急に魔王城が見えた所に結界があって、許可がない者はそこで弾かれるのだろう。だから門番もいないのだと思う。
城に入って適当に見つけた人に話をしようかと思い門をくぐった所で、予想外の人物が待っていた。
「影宮君、遅かったわね。もっと早く来ると思ってたわよ」
そこには委員長がいた
「篠塚君はずっと隠密のスキルを使ったまま付いてきてくれればいいから。戦おうとはしないでね」
「ああ、わかった」
僕は篠塚君に忠告してから、ダンジョンの奥に向かいつつ魔物を倒していく。
「影宮のステータスはどうなってるんだ?」
300層くらいで魔物を倒していたら篠塚君に聞かれる
「え、秘密だよ。でも信用してないわけじゃないからね」
「いや、そういう意味で聞いたんじゃないんだが……。なんで魔物が無抵抗で殺されていくんだよ。俺も攻撃はされてないけど、流石に攻撃しようとそれだけ近づいたら気づかれるぞ」
「それは篠塚君より僕の方がステータスが高いからだよ。レベル上げが終わる頃にはこの辺りの魔物には篠塚君も気づかれなくなるよ」
困惑したままの篠塚君を連れてさらに奥に進む。
500層でレベルを上げた後、帰還する為にボス部屋に入る。
「なあ、なんでボスが全部スライムなんだ?これだと辿り着けさえすれば誰でも倒せちまうだろ?」
篠塚君はボスの強さに気づいていないようだ。
まあ、僕が簡単に倒しているから普通のスライムと思っているのかもしれないけど。
「僕が攻略した時からボスはスライムだったよ。あとあのスライムは篠塚君の数倍は強いからね。戦ったら瞬殺されるよ」
「冗談だろ?」
「本当だよ。400階層のボスまでは今の篠塚君なら倒せると思うけど、500階層のボスは無理だよ。このボスを倒されちゃうとダンジョンの設定を自由に変更できちゃうから簡単には勝てないようにしてるんだよ。冗談でも近づいたらダメだよ。まあ近づかなくてもやられる可能性はあるけど」
「……もう少し離れておくな」
篠塚君は数歩下がった。
僕は黒幕スライムを倒す。
「それじゃあ帰ろうか」
「あ、ああ」
ダンジョンを出た翌日、篠塚君と王国での作戦を確認してから送り出す。
「大変だとは思うけどよろしくね。何かあったらすぐに念話で呼んでくれていいからね」
「わかった。任せてくれ」
篠塚君は王国に向かって行った。
僕も覚悟を決めてミアに話をする
「これから魔王城に行ってくるよ。すぐに帰ってこれないかもしれない」
「わかった。準備するね」
ミアはついて来てくるつもりのようだ
「いや、僕1人で行くよ。ミアは待ってて欲しい」
「なんで?私だと行けない場所にあるの?」
「そういうわけじゃないよ。魔王には僕1人で会いたいんだ」
「そのままいなくなったりしないよね?」
「それはないから安心して。ちゃんと帰ってくるから」
「約束だよ」
「うん、約束する。地球に帰る方法が見つかっても、ミアに何も言わずに帰ったりはしないよ」
「うん、いってらっしゃい。気をつけてね」
僕は魔王城に向かう。
魔王城の場所の見当はついている。
魔族を見つけたらマーキングしていたからだ。
その内の何人かは魔王城に帰ったと思われる。
なのでその魔族のマーキングがあるところに行けば魔王城があるわけだ。
まあ、マーキングがあるところには森があるだけなんだけど。
なので魔王城があるのは地下か空ということになる。
2択ではあるけど、わざわざ歴代最強と噂の魔王が地下に城を作るとは思えないので、多分空である。
空を見上げても何も見えないけど、結界か何かで隠していると思われる。
それから地下ではなく、空だと思う理由のもう一つが魔族には羽がある事だ。
動きがあった魔族を尾行していたわけだけど、飛んで空を移動しており、今いる場所から少しした場所でいつも見失っていた。
人間など空を飛べない種族からは干渉されにくいという意味でも、空に城を作ることが可能なのであれば空に作るのは理解できる。
当然僕は空を飛ぶ事は出来ない。
行く方法は2つ考えてあるけど、1つは面倒なのでやりたくない。
なのでもう1つの方法から試す事にする。
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僕は空に向かって叫んでみる。
ゲルダさん等、空を飛べないけど魔王城に出入りしている人もいるので、他の方法もあるはずだ。
迎えがくるとか……
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僕は収納から杖を取り出して、土魔法で螺旋階段を作って登っていく。
しばらく登り続けて、やっぱり空じゃなくて地下だったのかなぁと諦めようとしていた時、急に目の前に空に浮かぶ城が見えた。
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多分、急に魔王城が見えた所に結界があって、許可がない者はそこで弾かれるのだろう。だから門番もいないのだと思う。
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