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新たな仲間
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僕は解毒草を採取する為に教えてもらった森へと歩いていく。
「ご主人様、我の背に乗るワン」
「まだ疲れてないから大丈夫だよ。荷物を持ってくれてるだけで十分助かってるよ」
シンクに言われるけど、僕は断ってゆっくりと進む。
シンクは荷物を持っている他にも、寝ているユメを乗せている。
十分助かっている。
しばらく散歩気分で歩き森に到着する。
みんなと戯れたりしながら歩いていたので大分時間が掛かってしまった。
でも街の中で寝れないし、ちょうどよかったかもしれない。
「さあ、解毒草を探すよ。まずは僕とクロとシンク、シロとユメとオボロに分かれて探そう。夜になる前にここに集合ね。ここで寝て、明日はチームを替えて探した後、明後日に街に帰ろう。頑張った分美味しいご飯が食べれるからね。みんなで頑張ろう!」
二手に分かれて解毒草を探す。
「ご主人様、あそこにゴブリンがいるワン。どうするワン?」
「無理に討伐する必要はないから、近寄ってきたら適当に追い払って。それでも逃げないなら倒してくれる?盗むのスキルだけ使うよ」
少ししてゴブリンが近寄ってきたので、シンクが威嚇して追い払う。
僕はゴブリンから木の棒を盗んだ。
盗んだといっても相変わらず手に入ってないけど……
薬草を探している時にも魔物に襲われた。
樹海以外に住む魔物はクロを見ても逃げていかない。
なんでかオボロに聞いたら、クロのヤバさを知らないからだと言っていた。
街の人がクロを見ても逃げていかないのと一緒だ。
「ご主人様、解毒草以外も集めるワン?」
シンクに聞かれる
「そうだね。価値がありそうな物があったらとりあえず集めようか」
「わかったワン」
2日間探して街に戻る。
街に入ってからずっと周りの人にジロジロと見られる。
僕は視線を無視して冒険者ギルドまで行き、カウンターに解毒草などを置く。
「坊主、前も思ったんだがなんで収納に入れてこないんだ?」
「え……袋にはちゃんと入ってますよ」
カウンターのおじさんに言われるけど、ちゃんと種類ごとに分けてから袋に入れて持ってきている。
「いや袋じゃなくて、なんで収納に入れて持ってこないのかを聞いたんだが……?袋に入れてカウンターに出してくれるのは助かっている」
僕の頭に大量のハテナが浮かぶ。
「少し事情がありまして……」
よく分からないので、とりあえず流すことにする。
「まあ俺としては収納に入れようが入れまいがどっちでもいいが、そんなに荷物を外に出しておくと襲われるから気をつけろよ」
「わかりました。ご忠告ありがとうございます」
よく分からないけど、心配してくれているようなのでお礼を言う。
「それじゃあ数えるから、あっちで座って待っててくれ」
「はい」
しばらくして呼ばれる。
「ほれ、証明書だ。坊主は採取だけで食っていけそうだな」
「ありがとうございます」
僕は証明書を受け取り、受付に並ぶ。
どこも同じくらい並んでいたので、以前と同じお姉さんのところに並ぶことにした。
順番が来たのでまずは依頼の報告を行う。
「依頼の報告に来ました。解毒草以外も採取してきたのでお願いします」
僕はギルドカードと証明書をお姉さんに渡す。
「……マオさんに頼んで正解だったわ。助かりました。報酬の準備するわね」
しばらくして銀貨を8枚もらった。
「少しおまけしておいたわね」
少し多めにもらえたようだ。
「ありがとうございます。それからこの子の登録をお願いします。クルミ、おいで」
「可愛いですね。……あれ、マオさんの登録はギルマスがやることになっているようですね。呼んできます」
お姉さんは受付の奥にある部屋へとギルマスを呼びにいった。
「今度は何をテイムしてきたんだ?」
ギルマスがやってきて怪訝そうな顔で聞いてくる。
「この子です」
「……それもあそこでテイムしてきたのか?」
ギルマスが言っているのは深淵という樹海のことだろう。
「あんなところ好んで入りませんよ。すぐそこの森です」
「そうか。魔道具に乗っけてくれ」
僕はクルミを魔道具の上に乗せる。
「……リスだな」
ギルマスは拍子の抜けた声で言った。
「リスですよ」
クルミはリスだ。シマリスのような見た目のリスだけど、テイムした時にはリスとだけ聞こえてきた。
「ただのリスなら登録しなくていい」
「そうなんですか?この子達を動物だと思っている時に登録するって言ってましたよね?」
僕はユメの背中を撫でながら聞く。
「ただの動物に近い姿の魔物もいるから、確認の為に魔道具で調べただけだ。たまにテイムした本人も魔物だと気づいていない時もあるからな。それもただの猫だったら登録はしていない」
結果的に魔物だったから登録しただけだったのか……。
「それならこれからは、クルミのような動物を仲間にした時は登録しなくていいですか?」
「登録はしないが、魔物かもしれないから魔道具で調べさせてはくれ。すぐにじゃなくて、ある程度まとめてでもいいから」
「わかりました。それからちょうどいいのでギルマスに聞きたいことがあります」
「なんだ?」
「持ち込みするカウンターのおじさんに、なんで収納を使わないのかと聞かれたんですけど、収納ってなんですか?」
あのおじさんの言い方は、収納というのを知っていて当然のようだった。
ギルマスは僕の事情を知っているので、そういうことでも聞きやすい。
「もしかして収納が使えないのか?」
「使えるもなにも、収納が何か知りません」
「この世界に来たばかりなら知らないのも仕方ないか。収納というのは生活スキルの中の一つだ。生活スキルは教会で祝福を受けるだけで取得出来る。着火、給水、収納の3つのスキルをまとめて生活スキルと呼んでいる。収納というのは亜空間に物を仕舞っておくことの出来るスキルで、仕舞ったものはどこにいても取り出す事が出来る。仕舞える量には個人差があるな。余程の辺境に住んでいない限り誰でも習得しているスキルだ。普通なら子供が産まれたら教会に祝福してもらいに連れて行くからな」
ジロジロと街の人に見られていた理由がわかった。
なんで収納を使わないんだあいつは……という目で見られていたようだ。
「そうだったんですね。それは今からでも習得出来るものなんですか?」
「出来るとは思う。ただ、その年齢で祝福を受けていないというのは普通ではないから、余程の辺境に住んでいたことにでもした方がいいな」
「わかりました。行ってきます」
僕は教会にスキルを貰いに行くことにした。
「ご主人様、我の背に乗るワン」
「まだ疲れてないから大丈夫だよ。荷物を持ってくれてるだけで十分助かってるよ」
シンクに言われるけど、僕は断ってゆっくりと進む。
シンクは荷物を持っている他にも、寝ているユメを乗せている。
十分助かっている。
しばらく散歩気分で歩き森に到着する。
みんなと戯れたりしながら歩いていたので大分時間が掛かってしまった。
でも街の中で寝れないし、ちょうどよかったかもしれない。
「さあ、解毒草を探すよ。まずは僕とクロとシンク、シロとユメとオボロに分かれて探そう。夜になる前にここに集合ね。ここで寝て、明日はチームを替えて探した後、明後日に街に帰ろう。頑張った分美味しいご飯が食べれるからね。みんなで頑張ろう!」
二手に分かれて解毒草を探す。
「ご主人様、あそこにゴブリンがいるワン。どうするワン?」
「無理に討伐する必要はないから、近寄ってきたら適当に追い払って。それでも逃げないなら倒してくれる?盗むのスキルだけ使うよ」
少ししてゴブリンが近寄ってきたので、シンクが威嚇して追い払う。
僕はゴブリンから木の棒を盗んだ。
盗んだといっても相変わらず手に入ってないけど……
薬草を探している時にも魔物に襲われた。
樹海以外に住む魔物はクロを見ても逃げていかない。
なんでかオボロに聞いたら、クロのヤバさを知らないからだと言っていた。
街の人がクロを見ても逃げていかないのと一緒だ。
「ご主人様、解毒草以外も集めるワン?」
シンクに聞かれる
「そうだね。価値がありそうな物があったらとりあえず集めようか」
「わかったワン」
2日間探して街に戻る。
街に入ってからずっと周りの人にジロジロと見られる。
僕は視線を無視して冒険者ギルドまで行き、カウンターに解毒草などを置く。
「坊主、前も思ったんだがなんで収納に入れてこないんだ?」
「え……袋にはちゃんと入ってますよ」
カウンターのおじさんに言われるけど、ちゃんと種類ごとに分けてから袋に入れて持ってきている。
「いや袋じゃなくて、なんで収納に入れて持ってこないのかを聞いたんだが……?袋に入れてカウンターに出してくれるのは助かっている」
僕の頭に大量のハテナが浮かぶ。
「少し事情がありまして……」
よく分からないので、とりあえず流すことにする。
「まあ俺としては収納に入れようが入れまいがどっちでもいいが、そんなに荷物を外に出しておくと襲われるから気をつけろよ」
「わかりました。ご忠告ありがとうございます」
よく分からないけど、心配してくれているようなのでお礼を言う。
「それじゃあ数えるから、あっちで座って待っててくれ」
「はい」
しばらくして呼ばれる。
「ほれ、証明書だ。坊主は採取だけで食っていけそうだな」
「ありがとうございます」
僕は証明書を受け取り、受付に並ぶ。
どこも同じくらい並んでいたので、以前と同じお姉さんのところに並ぶことにした。
順番が来たのでまずは依頼の報告を行う。
「依頼の報告に来ました。解毒草以外も採取してきたのでお願いします」
僕はギルドカードと証明書をお姉さんに渡す。
「……マオさんに頼んで正解だったわ。助かりました。報酬の準備するわね」
しばらくして銀貨を8枚もらった。
「少しおまけしておいたわね」
少し多めにもらえたようだ。
「ありがとうございます。それからこの子の登録をお願いします。クルミ、おいで」
「可愛いですね。……あれ、マオさんの登録はギルマスがやることになっているようですね。呼んできます」
お姉さんは受付の奥にある部屋へとギルマスを呼びにいった。
「今度は何をテイムしてきたんだ?」
ギルマスがやってきて怪訝そうな顔で聞いてくる。
「この子です」
「……それもあそこでテイムしてきたのか?」
ギルマスが言っているのは深淵という樹海のことだろう。
「あんなところ好んで入りませんよ。すぐそこの森です」
「そうか。魔道具に乗っけてくれ」
僕はクルミを魔道具の上に乗せる。
「……リスだな」
ギルマスは拍子の抜けた声で言った。
「リスですよ」
クルミはリスだ。シマリスのような見た目のリスだけど、テイムした時にはリスとだけ聞こえてきた。
「ただのリスなら登録しなくていい」
「そうなんですか?この子達を動物だと思っている時に登録するって言ってましたよね?」
僕はユメの背中を撫でながら聞く。
「ただの動物に近い姿の魔物もいるから、確認の為に魔道具で調べただけだ。たまにテイムした本人も魔物だと気づいていない時もあるからな。それもただの猫だったら登録はしていない」
結果的に魔物だったから登録しただけだったのか……。
「それならこれからは、クルミのような動物を仲間にした時は登録しなくていいですか?」
「登録はしないが、魔物かもしれないから魔道具で調べさせてはくれ。すぐにじゃなくて、ある程度まとめてでもいいから」
「わかりました。それからちょうどいいのでギルマスに聞きたいことがあります」
「なんだ?」
「持ち込みするカウンターのおじさんに、なんで収納を使わないのかと聞かれたんですけど、収納ってなんですか?」
あのおじさんの言い方は、収納というのを知っていて当然のようだった。
ギルマスは僕の事情を知っているので、そういうことでも聞きやすい。
「もしかして収納が使えないのか?」
「使えるもなにも、収納が何か知りません」
「この世界に来たばかりなら知らないのも仕方ないか。収納というのは生活スキルの中の一つだ。生活スキルは教会で祝福を受けるだけで取得出来る。着火、給水、収納の3つのスキルをまとめて生活スキルと呼んでいる。収納というのは亜空間に物を仕舞っておくことの出来るスキルで、仕舞ったものはどこにいても取り出す事が出来る。仕舞える量には個人差があるな。余程の辺境に住んでいない限り誰でも習得しているスキルだ。普通なら子供が産まれたら教会に祝福してもらいに連れて行くからな」
ジロジロと街の人に見られていた理由がわかった。
なんで収納を使わないんだあいつは……という目で見られていたようだ。
「そうだったんですね。それは今からでも習得出来るものなんですか?」
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