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1.新生活
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「では、ここにサインお願いします」
「…はい。ご苦労様です。ありがとうございました」
「ご利用ありがとうございました」
「ふ~。今日から一人暮らしか~」
齋藤 比呂樹 22歳。一人暮らしには少し広めの1LDK。まだ家具・家電が届いていないので、段ボールが置かれた殺風景な部屋を眺めて独り言ちる。
ぼ~っとしていても誰も片づけてはくれないので、段ボールの蓋を開け荷解きを始めた。
「おっと、これはちゃんと吊っておかないと」
衣類の箱の一番上に置かれた服を取りだし、クローゼットに掛けたのは入社式用に新調したスーツ。まぁ、毎日着てすぐにヨレヨレになるんだろうけど、初めは肝心だ。うん。
その後、家具、家電が届けられ生活感のある部屋になった。
「やっぱベッドはこれにして良かったな~」
一人暮らしの為に、コツコツとバイトして貯めたお金で買った大きめのベッド。俺が大の字になってもはみ出ないサイズだ。…二人で寝ても大丈夫。…って、何考えてるんだ俺!そ、そりゃ一人暮らしをするんだし、いつか彼女が出来たらやっぱり遊びに来たりとか、お泊りデートとかしちゃったりするだろうし、その時は、やっぱりエッチなんかしちゃうだろうし…って、そ、そんな為だけにベッドを買ったわけじゃ無いし!今迄のベッドが小さかっただけで、邪な気持ちで買ったわけじゃ…無いわけでも無い…。
「腹減ったな…」
節約の為には自炊が一番!なんだけど、冷蔵庫も届いたばかりで食材は何も入っていない。
「とりあえず買い物行くか…」
上着と財布、鍵を手に取り家を出る。
「えっと…確か駅前に商店街があったな。行ってみるか」
着いた商店街は、思っていたよりも活気があり人も多かった。アーケードの中には個人商店が立ち並び、少し外れた所にはスーパーマーケットがあった。
「これなら休みとか仕事帰りでも買い物出来そうだな」
ぶらぶらと歩いていると、美味しそうな匂いが俺の鼻腔をくすぐった。匂いの元は、お肉屋さんのコロッケだった。
「すみません。コロッケ一つ」
「は~い。すぐ食べますか?」
「はい」
「今揚げるので、少しお待ちくださいね」
冷蔵ケースの中には、普通のコロッケ以外にも色々な揚げ物が並べられていた。チラッとお肉の方も見ると、値段もてごろで牛、豚、鶏と揃っていた。うん、通い決定だな。
「はい、お待たせ~。50円ね」
「はい」
「ありがとうございました~」
アツアツのコロッケを受け取り一口。うん、外はサクサクで中はジャガイモのホクホクとした甘みとミンチのバランスが絶妙だ。
「うっま!」
つい声に出してしまい、お肉屋さんの店員さんがクスッと笑っていた。
「お兄さん、ご贔屓に~」
「…はい」
常連、確定。
「…はい。ご苦労様です。ありがとうございました」
「ご利用ありがとうございました」
「ふ~。今日から一人暮らしか~」
齋藤 比呂樹 22歳。一人暮らしには少し広めの1LDK。まだ家具・家電が届いていないので、段ボールが置かれた殺風景な部屋を眺めて独り言ちる。
ぼ~っとしていても誰も片づけてはくれないので、段ボールの蓋を開け荷解きを始めた。
「おっと、これはちゃんと吊っておかないと」
衣類の箱の一番上に置かれた服を取りだし、クローゼットに掛けたのは入社式用に新調したスーツ。まぁ、毎日着てすぐにヨレヨレになるんだろうけど、初めは肝心だ。うん。
その後、家具、家電が届けられ生活感のある部屋になった。
「やっぱベッドはこれにして良かったな~」
一人暮らしの為に、コツコツとバイトして貯めたお金で買った大きめのベッド。俺が大の字になってもはみ出ないサイズだ。…二人で寝ても大丈夫。…って、何考えてるんだ俺!そ、そりゃ一人暮らしをするんだし、いつか彼女が出来たらやっぱり遊びに来たりとか、お泊りデートとかしちゃったりするだろうし、その時は、やっぱりエッチなんかしちゃうだろうし…って、そ、そんな為だけにベッドを買ったわけじゃ無いし!今迄のベッドが小さかっただけで、邪な気持ちで買ったわけじゃ…無いわけでも無い…。
「腹減ったな…」
節約の為には自炊が一番!なんだけど、冷蔵庫も届いたばかりで食材は何も入っていない。
「とりあえず買い物行くか…」
上着と財布、鍵を手に取り家を出る。
「えっと…確か駅前に商店街があったな。行ってみるか」
着いた商店街は、思っていたよりも活気があり人も多かった。アーケードの中には個人商店が立ち並び、少し外れた所にはスーパーマーケットがあった。
「これなら休みとか仕事帰りでも買い物出来そうだな」
ぶらぶらと歩いていると、美味しそうな匂いが俺の鼻腔をくすぐった。匂いの元は、お肉屋さんのコロッケだった。
「すみません。コロッケ一つ」
「は~い。すぐ食べますか?」
「はい」
「今揚げるので、少しお待ちくださいね」
冷蔵ケースの中には、普通のコロッケ以外にも色々な揚げ物が並べられていた。チラッとお肉の方も見ると、値段もてごろで牛、豚、鶏と揃っていた。うん、通い決定だな。
「はい、お待たせ~。50円ね」
「はい」
「ありがとうございました~」
アツアツのコロッケを受け取り一口。うん、外はサクサクで中はジャガイモのホクホクとした甘みとミンチのバランスが絶妙だ。
「うっま!」
つい声に出してしまい、お肉屋さんの店員さんがクスッと笑っていた。
「お兄さん、ご贔屓に~」
「…はい」
常連、確定。
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