幼馴染のせいで彼女が出来ません!~カワイイ年下幼馴染はオオカミに成長しました~

syouki

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3.一人暮らしが…

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「いや、それってどういう事だよ?!」
「どうって、俺もここに一緒に住むって事~」
「待て待て!そんな聞いてないぞ?!」
「うん。真理子さん、サプライズって言ってた!」

いやそれ、サプライズじゃなくて嫌がらせだろ…。
はっ!ここは1LDK!男二人が住むのは狭い4!!

「住むって言ったって、部屋ねぇぞ?!」
「男同士なんだから一緒の部屋で良いじゃん。俺、気にしないよ♡」

いや、気にしろ。てか、語尾にハートが見えたような…。

「部屋見せてね~」

立ちあがり、勝手に寝室に向かう湊。

「おい、勝手に…!」
「へ~寝室広いね~。てか、ベッド大きくない?」

鋭い指摘に、一瞬言葉が詰まる。

「…ふ~ん。ここでエッチな事しようと思ってたんだ~?」
「ばっ…!違うよ!!実家のベッドが小さかったから大きいので寝たかったんだよ!!」
「じゃ、そうゆうことにしといてあげる~」
「いや、だから!!」
「それと、荷物届くの明日なんだ~」
「はぁ?!」

いや、もう俺の許可とか全く意味なくねぇ?母さんと湊で話進んでんじゃん。

「今日からよろしくね~ひろ兄♡」

くっ…!!湊のこの笑顔には勝てないんだよな…。あざといのも分かってるんだけど、ついつい許しちゃうんだよな~…。

「はぁ…分かった。その代わり、同居のルールは守ってもらうからな!」
「うん、良いよ~!」

リビングに戻り、俺達は同居のルールを決めることにした。

「まずは…家賃と光熱水費だけど…」
「あ、それは折半で大丈夫だよ!俺の親が、ひろ兄のお世話になるんだから~って食費も込みで毎月15万振り込むって!」
「え?まじ?めっちゃ助かる…てか、多くね?」

このマンション、月12万なんだけど…。しかも、会社から家賃補助出てるし…。

「その分良いもの食べれるよ?」
「う…。じゃ、じゃあ、ありがたく…」
「ご飯は俺担当ね!そのために来たんだから!」
「あ、ああ。じゃあ、掃除とゴミ出しは俺がするわ」
「晩ごはんいらないときは事前に言ってね。後、遅いときとかも」
「ん~。湊も作れないときは言ってくれ。適当に食うから」
「わかった」
「後は…連れ込み禁止な。同居だから湊の家でもあるけど、寝室は一緒だからそこはわきまえてくれ。まぁ、友達くらいは事前に言ってくれたらいいけど」
「大丈夫。誰も呼んだりしないよ(ひろ兄とのなんだから…)」
「ん?何か言ったか?」
「ううん!何でも無いよ」
「そんなもんかな~…。ま、細かい事は後々考えるか」
「うん。じゃ、これからよろしくねひろ兄!」
「ああ、よろし…く?!」

顔を上げると、湊に思いっきりハグされた。
こいつ、俺をだしにしてそんなにこっちに出てきたかったのか?
ま、彼女が出来たらそのうち出て行くだろ。
取り合えず、美味い飯は食えそうだ。

あれ?そう言えば湊って彼女いたことあったっけ??


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