再会は甘い始まり~浮気された俺は同級生からの溺愛に癒されてます

syouki

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6.思ったよりも最低でした

俯いたまま動かないエミリと、状況が分かってきたのか青ざめた顔の青年。

青臭い匂いの充満した寝室で話す気にはなれず、服を着たらリビングへ来いと告げ、床に座った二人をソファーから見下ろす形で対面している。足を組み替えるたびに、エミリは体をビクッとして震えている。こんなに怯えるくらいなら、態々俺の家で浮気などしなければいいだろうに…。溜息をついて、俺から口を開いた。

「…ここはいつからラブホテルになったんだ?俺の家だと認識していたんだけどな」
「え?!エミリさんの家じゃなかったの??」

やっぱりか…。エミリは実家暮らしだ。俺との交際も公認だから、俺の家に泊まってもなんら疑問にも思われない。まさに、かっこうの浮気場所だったのだろう。

「で、君はエミリの恋人?セフレ?」
「え?あ、どっちでもないです。昨日知り合ったんで…」
「はぁ?!」
「…クラブで誘われて、お持ち帰りされました」

知らされた真実に唖然としていると、スマホを弄っていた神宮寺が口を開いた。

「エミリちゃん、有名みたいだね~」
「そうなんですよ!”ビッチなお姉さま”って呼ばれてて、僕も声掛けられてラッキーって思っちゃって!」
「えっ…?何、それ…ビッチ…?」

男の発した言葉に、信じられないとでもいう顔をするエミリ。

「エミリちゃん気付いてなかったの?こんなに男たちの裏垢で写真晒されてるのに?」

神宮寺のスマホの画面には、モザイクは多少掛けられているものの、あきらかにエミリと男のあられもない写真が次々に映し出されていた。ま、俗にいうハメ撮りだ。あ、フェラもある…。

「し…知らない!こんなの知らない!やめて!見ないでよ!!」

神宮寺のスマホを奪おうと手を伸ばすが、ヒョイとかわされ床に崩れ落ちた。嗚咽も漏らしながら泣いているようだが、手を差し伸べる気はもちろん無い。目線を青年の方に移すと、床に頭をつけて土下座された。

「知らなかったとはいえ、すみませんでした!」

あ、謝る常識は持ってたんだ。だいぶ遅いけどな。

「ん~…まぁ、こんなに相手が居たとは思わなかったけど、誘ったのはエミリだし、もう帰って良いよ」

青年は立ち上がり、リビングのドアの間でペコリとお辞儀をして家から出て行った。
さて、この女どうしてくれよう…。

「エミリちゃんさ~、羽柴みたいなハイスぺ彼氏いるのに、何で男漁りしてたの~?」

…神宮寺、聞きづらい事あっさりと聞きすぎだぞ……。

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