再会は甘い始まり~浮気された俺は同級生からの溺愛に癒されてます

syouki

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9.見ちゃい(見られ)ました

意識が浮上する途中、頬に感じる暖かさが心地よくてモゾモゾと抱きついて…ん?抱きつく?パチッと目を開け、視線を上に向けると、スヤスヤと眠っている神宮寺の顔があった。そしてあろうことか俺は、神宮寺の胸を枕にして抱きついて眠っていたようだった…。

(うわ~…また俺やらかした…)

神宮寺を起こさないように起き上がると、自分がソファーで寝ていた事と、昨夜の跡がそのままのテーブルが視界に入り、また落ち込んだ。

(はぁ…酔っ払ってそのまま寝ちゃったのか…)

神宮寺を見ると、シャツのボタンが外れ前がはだけた状態だった。高校の時とは違い、その引き締まった身体は顔立ちと相まって妙な色気を醸し出していた。そんな神宮寺の胸で寝ていたことを思い出し、羞恥で顔が赤くなるのがわかった。

(シャ、シャワーでも浴びて頭冷やそう…)

神宮寺を起こさないようにそっとソファーを降り、着替えを取りに寝室へと向かった。
スーツはシワにならないうちにクローゼットを使わせてもらっているが、他の服はキャリーケースの中なので毎回出さないといけないのが面倒臭い。

「小さな衣装ケースでも買うかな…」

今日の分の着替えを持って浴室に行った。一先ず、脱いだ服を洗濯籠に置かせてもらう。

(神宮寺が起きたら洗濯機使わせてもらおう)

浴室に入り、上を向いてシャワーを顔から浴びる。シャワーの刺激が酒でぼんやりしていた意識をクリアにしてくれる。

「ふ~…」
 
シャワーを止めて両手で髪を掻き上げた瞬間、ガチャッと、扉が開く音がした。

(え?!)

扉の方を見ると、全裸の神宮寺が驚いた顔で立っていた。

「あ!わ、悪い!!」

慌てて閉めた扉の向こうから、神宮寺の声が聞こえてきた。

「ご、ごめん羽柴!俺、寝惚けてて何にも考えずにドア開けちゃって!ほんとごめん!」
「あ、いや、男同士だしそんなに謝らなくて大丈夫だから」
「あ、ありがとう。お、俺、朝食の用意しとくからゆっくり入ってて」

そう言って、神宮寺はバタバタとリビングの方に向かって行った。

「そんなに慌てなくて良いのに…」

何をそんなに焦ってたのか不思議に思いながらも、俺はシャワーの続きを始めた。

「ふ~、さっぱりした」

脱衣所に出て身体を拭いていると、床に何か落ちてるのに気がついた。

「何だ?」

手に取ると、それは黒のビキニパンツだった。

(え?!これ、神宮寺の…?!)

思わず、さっき見てしまった神宮寺の下半身を思い出し履いているところを想像してしまった。昨日見たときは普通のパンツだっよな?

(この面積に入るのか…?って、俺何を想像してるんだ?!)

ブンブンと首を振り、そっと籠の中にパンツを置いた。そして、ふと思った。

(神宮寺、もしかして今ノーパン?)







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