再会は甘い始まり~浮気された俺は同級生からの溺愛に癒されてます

syouki

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10.頭から離れませんでした。

首に回したタオルで頭を拭きながらリビングに入ると、味噌汁の匂いが鼻をくすぐった。

「いい匂いだな」

キッチンにいる神宮寺に声を掛けると、こっちを向いて少し顔を赤くした。俺は、エプロン姿の神宮寺を見て、不謹慎にもチラッと下半身に目がいってしまったが、誤魔化す様にダイニングの椅子へと足を進めた。

「もっとゆっくり入ってて良かったのに」
「十分ゆっくり入らせてもらったよ。それより、勝手に借りて悪かったな。ごめん」

椅子に座ると、カウンター越しに神宮寺から冷たいお茶を差し出され受け取った。

「ルームメイトなんだからそこは気にしなくて良いよ。でも、今後の為に"使用中"の札でも付けた方がいいな」
「そこまでしなくて良いよ。そんなに長く神宮寺に迷惑掛ける訳にもいかないし」
「そ、そうか?……俺は、ずっといてくれても構わないんだけどな」
「ん?何か言ったか?」
「ううん!羽柴が気にしないなら」
「ああ」

神宮寺が何か言った気がしたが、気のせいだったかな?

「あ、神宮寺もシャワー浴びてきたら?」
「そうだな…ご飯炊きあがるまでもう少しかかるから、さっと済ませてくるよ」

エプロンを外してリビングを出ていく神宮寺の後ろ姿は、スラリとした脚が際立つショートパンツ姿で、服の上からでもわかる引き締まったお尻に、さっき見てしまった裸とビキニパンツを想像してしまった。

(さっきから俺は何を想像しているんだ?!)

コップに入ったお茶を一気に飲み干し、思考をかき消した。


暫くすると、シャワーを浴び終えた神宮寺がリビングに戻ってきた。今度はハーフパンツを履いていたので、何故か俺はホッとしていた。

「お待たせ羽柴。玉子焼き焼くからもう少し待っててもらっていい?」
「あ、何か手伝うよ」

ソファーに座っていた俺はキッチンの方へ向かう。

「じゃあ、お味噌汁温めてもらっていい?」
「了解」

手際よく玉子焼きを焼く神宮寺の横に立つと、同じシャンプーのはずなのに神宮寺からは甘い香りがしていた。

「よし、完成!羽柴、テーブルに並べてもらっていい?」
「ああ」

ふと我に返り、出来上がった玉子焼きをテーブルに運ぶ。そして、カウンター越しにご飯と味噌汁を受け取り並べた。

「ごめんね。今朝はこれくらいしか用意できなくて」
「いや、十分だよ」

神宮寺が椅子に座ったところで「いただきます」と手を合わせて朝食を食べ始めた。

「あ、そうだ。神宮寺、後で洗濯機借りていいか?」
「うん、いいよ~。てか、勝手に使ってくれていいからね」
「ありがとう。あ…じゃあ、神宮寺の洗濯物も嫌じゃ無かったら一緒に洗っとくよ。ご飯のお礼にはならないかもだけど」
「じゃあ、お願いしようかな。実は、昨日の着替えも洗濯機に入れたままなんだよね」
「ああ、まかせとけ」

食器の片づけを手伝い、昨日着替えた服も洗濯機に入れてスタートボタンを押した。
この後、さらなる衝撃が俺を襲ってきた。



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