再会は甘い始まり~浮気された俺は同級生からの溺愛に癒されてます

syouki

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16.餌付けされました②

「羽柴は辛いの大丈夫?」
「激辛じゃなかったら平気だよ」
「りょうか~い!」

神宮寺がキッチンで夕飯の準備を始めたので、「手伝うよと」と声を掛けたが「今日は座ってて」とキッチンから追い出されてしまった。仕方がないのでダイニングの椅子に座り、神宮寺の邪魔にならない様に待つ事にした。料理を作る神宮寺の顔は幸せそうで、「作るのが好きなんだなぁ」とぼんやり見ていたら、目が合った瞬間、神宮寺の顔が赤くなった。

「お、俺の顔に何かついてる?」
「いや、幸せそうな顔で作ってるから、作るの好きなんだなぁと思って」
「あ、う、うん…好きだよ」

照れたのか、神宮寺は少し俯てしまった。

「じゃ、じゃあ、週末一緒に作る?羽柴が良かったらだけど…」
「良いのか?ありがとう!」
「そ、そのかわり厳しいからな」
「はは、お手柔らかに頼むよ。俺もエプロン買わないとな~」

話しながらも神宮寺の手は動き続け、料理を完成させていく。

「もうすぐ終わるから、お箸とお茶の用意お願いしていい?」
「ああ」

キッチンに入り、コップと箸、お茶のピッチャーを取りテーブルのランチョンマットの上に並べる。カウンター越しに、神宮寺から盛り付けられた皿を受け取り中央に置く。

「美味そう~!」
「プルコギに少しコチュジャン足してみたんだ。野菜に巻いて食べてみて」
「こっちは?」
「サーモンのホイル焼き。生で食べようか悩んだけどキノコ残ってたから」
「開けていい?」
「良いよ」

包まれたホイルを開けると、バターの香りと共にキノコたっぷりのホイル焼きが現れた。

「ん~いい匂い!」
「さ、冷めない内に食べよう」
「そうだな。いただきます!」
「いただきます」

先ずはプルコギから食べることにした。レタスとサンチュが用意されていたので、レタスに巻いてかぶり付いた。

「うん!美味い!」
「良かった~」

甘目のプルコギに少し辛味が加わって箸が進む。ホイル焼きもアクセントに黒胡椒がかかっていていい感じだ。

「ほんと、神宮寺の作るご飯美味いよな~」
「そ、そうかな?でも、羽柴が美味しそうに食べてくれるから作りがいがあるよ。それに、一人より二人で食べたほうが美味しいからね」
「確かに、一人で食べてたときは結構味気なかったな~」
「だよね。…だから、毎日一緒に食べたいな~なんて…」
「ん?一緒に住んでるんだから当たり前だろ?まぁ、たまに仕事の付き合いがあるけどな」
「良いの?」
「もちろん。あ、晩飯いらない日は連絡するからって、交換するの忘れてな」
「ハハ、そうだね」

ホッとしたような顔で微笑む神宮寺。やっぱり一人暮らしって自由だけど、少し寂しくもあるからな~。

あっという間にすべて食べ終わり、「作ってもらってるんだから片付けは俺がする」と言うと、「でも…」と納得しなかったので、食後のコーヒーをお願いすることで渋々了承してくれた。

「よし、終了!」
「お疲れ様。ありがとう」
「サンキュ」

タイミングよく神宮寺からマグカップを手渡され、二人でソファーに向かう。
は~同居も悪くないな~。









    

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