再会は甘い始まり~浮気された俺は同級生からの溺愛に癒されてます

syouki

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24.片付けました①

買い物の帰りに、俺はすっかり忘れていた事を思い出した。

「あっ!」
「どうしたの?」
「す~っかり、向こうのマンションの片付け忘れてたわ…」

こんなに早く次の部屋が決まるとも思ってなかったし、神宮寺との同居の居心地の良さに、不動産屋に連絡することさえも忘れていた。

「あ、それなら大丈夫」
「え?」
「佐々木…さんに手配お願いしてあるから」
「佐々木さんに??」
「手配って言っても、あのマンションを管理してりる不動産屋さんに声かけお願いしたのと、家具や車の買い取り業者を紹介してもらってるだけだよ」
「また神宮寺に助けられたな~…。でも、ほんと助かるよ。ありがとな」
「羽柴の役に立てるならこれくら何でもないよ」
「また何かお礼しないとな~。何か考えといてくれよ。俺のできる範囲で!」
「ありがとう。考えとく」

家に帰り、佐々木さんに連絡してもらい片づけの日を決めた。今日購入した商品の配達が来週の日曜なので、前日の土曜日に決まった。そして、前のマンションの契約解除は、何故か今月末に話がついていた。突然なのに良い不動産屋さんだと思った。



土曜日。久しぶりに元の部屋にやって来た。

「羽柴一人じゃ大変でしょ?」

と、神宮寺も一緒に来てくれた。そんなに荷物はないが、あの部屋に一人でいるのは辛いので内心有難たかった。

マンションに着くと、すでに業者の方たちが入り口前で待っていた。

「すみません、お待たせしました」

車の買取と、家具・家電等の買取の方たちは俺達に気付くと丁寧にお辞儀をした。

「「本日は当社をご指名いただき誠にありがとうございます」」

揃った口調で挨拶され、名刺を差し出された。両方ともCMで見る有名な会社だった。

「早速、お車から拝見してもよろしいでしょうか?」
「あ、はいこちらです。あ~…」

もう一方の業者の方を見ると、にっこり微笑んで「こちらでお待ちしております」と言うので、せめてとエントランスの椅子で待ってもらう事にした。

駐車場に移動して、さっそく車を見てもらう。

「丁寧に乗られていますね。走行距離は…」

車の外装から中の細部に至るまでくまなく点検して、手持ちのシートに書き込んでいく。

「羽柴様、確認が終わりました。状態もかなり良いので、当社と致しましてはこの金額で契約が出来ればと思いますがいかがでしょうか?」

手渡された査定シートに記載された金額は、思っていた金額よりも倍ほど上だった。

「え?!ほんとに金額で良いんですか?」
「はい」
「売ります!お願いします!」
「ありがとうございます。では、こちらの欄に記入と捺印をお願いいたします」

俺は指示された場所に名前と銀行口座、ハンコを押して書類を渡した。

「では、後日記載の口座にお振込み致しますのでご確認ください。また、陸運局や保険等の手続きは当社で致しますので、後日書類を送付致します。そちらもご確認ください」
「はい。何から何までありがとうございます」
「いえ、こちらこそご契約ありがとうございました。このままお車をお引き取り致しますが、荷物のご確認はよろしいですか?」
「あ、一応見ておきます」

言われて、車の中を確認する。トランク、ドアポケット、ダッシュボード…。うん。は何も残ってないな。

「大丈夫です。中の物は処分してください」
「畏まりました。本日はありがとうございました。では、失礼いたします」

運転席に乗り込む前にもう一度深々とお辞儀され、車と共に業者の方は帰って行った。

「ほんとにこの金額で良いのかな?なんか信じられないよ」
「羽柴が丁寧に乗ってた証拠だよ!さ、お家の方も片づけよ!」

神宮寺は俺の腕を引っ張り、エントランスで待つ買取業者の元へと向かった。







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