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25.片づけました②
「すみません、お待たせいたしました」
「いえ、お車の方は終わられましたか?」
「はい、無事に。では、部屋の方に案内しますので」
エレベーターに乗り込み、部屋へ案内した。
「こちらです」
部屋の鍵を開け、玄関のブレーカーを上げて電気を点ける。
「衣料品以外は全て処分でかまいませんので」
「畏まりました。では拝見させていただきます」
業者の方は、まずリビング、ダイニング、キッチンと家具・家電、食器と次々に目を通して行く。時々、「こちらはどうされますか?」と確認の声を掛けてくれる。自分でも忘れていた物が出てきたりする。まあ、ほとんどが懐かしいというより見たくない物ばかりだったが…。あ、そんな見たくもない衣類も買取にきちんと出した。
「では、こちらが今回の買取金額となりますが、いかがでしょうか?」
買取品目と金額の記入された用紙を確認すると、こちらも思っていたよりもかなりの高査定だった。
「こんなになるんですか…?」
「はい。家電も全て5年以内の製造でしたし、家具の状態も良好でした。食器に関しましては、ブランド物以外は価格がつかなくて申し訳ないのですが無料で処分させていただきます」
「お願いします!」
「では、こちらに必要事項のご記入をお願いいたします。よろしければ、今から搬出も可能ですがいかが致しましょうか?」
え?!普通は後日だと思ってた今日運び出してもらえるのか?!
「羽柴、お願いしちゃえば?衣類も梱包してもらったらここにもう来なくて済むし!」
「そうだな…。お願いしていいですか?」
「畏まりました。ではスタッフに連絡致しますので少々お待ちください」
業者の方は玄関の方に電話を掛けに行った。その間に、書類に記入を済ませ溜息を一つついた。
「どうしたの羽柴?」
「いや、この部屋ともお別れだな~っと思って」
「…さみしい?」
「違う違う!最後に嫌な思い出を植え付けられたから清々したんだよ」
「そっか…。明日からは俺がそんな事を思い出さないくらいにするからね!」
「ん?ああ、神宮寺との同居は楽しく過ごせそうだな」
「ふふ。一緒に楽しく過ごそうね!」
この二週間も楽しく過ごせてたから、この先も何の問題も無く過ごせるだろうと思っていた。
「羽柴様、スタッフの準備が出来ましたので搬出してもよろしいでしょうか?」
「あ、よろしくお願い致します」
搬出の為に来たスタッフは、通常の引っ越しの時の人数より多く、箱詰めと担当と搬出担当に分かれてあっという間に部屋の中は空っぽになった。
「早っ…」
「羽柴様、買い取り対象外でした衣類等もこちらの箱にお詰めしております」
「ありがとうございます。これは自分で運びますので」
「畏まりました。ではこれにて作業は終了となりますが、今一度お部屋のご確認をお願いいたします」
「はい」
荷物の無くなった部屋を全て見て回る。ゴミ一つ落ちてなくて、スッキリしたも空間だった。
「大丈夫です」
「では、最後にご確認のサインをお願い致します」
日付と名前を書いて書類を渡す。
「ありがとうございます。お代金は後日お振込み致しますのでご確認ください。本日はありがとうございました。失礼いたします」
一礼して、買取業者の方は玄関から出て行った。
「俺達も荷物運んで帰ろっか」
「そうだな」
衣類を詰めた箱を二人で車に運び、本当に何もなくなった部屋をもう一度見た。この部屋は昇給のご褒美とモチベーション向上の為に借りた部屋だったので少し感傷に浸っていた。
「羽柴~?」
「今行く」
さ、明日からは神宮寺に追い出されないようにしていかないとな!
「いえ、お車の方は終わられましたか?」
「はい、無事に。では、部屋の方に案内しますので」
エレベーターに乗り込み、部屋へ案内した。
「こちらです」
部屋の鍵を開け、玄関のブレーカーを上げて電気を点ける。
「衣料品以外は全て処分でかまいませんので」
「畏まりました。では拝見させていただきます」
業者の方は、まずリビング、ダイニング、キッチンと家具・家電、食器と次々に目を通して行く。時々、「こちらはどうされますか?」と確認の声を掛けてくれる。自分でも忘れていた物が出てきたりする。まあ、ほとんどが懐かしいというより見たくない物ばかりだったが…。あ、そんな見たくもない衣類も買取にきちんと出した。
「では、こちらが今回の買取金額となりますが、いかがでしょうか?」
買取品目と金額の記入された用紙を確認すると、こちらも思っていたよりもかなりの高査定だった。
「こんなになるんですか…?」
「はい。家電も全て5年以内の製造でしたし、家具の状態も良好でした。食器に関しましては、ブランド物以外は価格がつかなくて申し訳ないのですが無料で処分させていただきます」
「お願いします!」
「では、こちらに必要事項のご記入をお願いいたします。よろしければ、今から搬出も可能ですがいかが致しましょうか?」
え?!普通は後日だと思ってた今日運び出してもらえるのか?!
「羽柴、お願いしちゃえば?衣類も梱包してもらったらここにもう来なくて済むし!」
「そうだな…。お願いしていいですか?」
「畏まりました。ではスタッフに連絡致しますので少々お待ちください」
業者の方は玄関の方に電話を掛けに行った。その間に、書類に記入を済ませ溜息を一つついた。
「どうしたの羽柴?」
「いや、この部屋ともお別れだな~っと思って」
「…さみしい?」
「違う違う!最後に嫌な思い出を植え付けられたから清々したんだよ」
「そっか…。明日からは俺がそんな事を思い出さないくらいにするからね!」
「ん?ああ、神宮寺との同居は楽しく過ごせそうだな」
「ふふ。一緒に楽しく過ごそうね!」
この二週間も楽しく過ごせてたから、この先も何の問題も無く過ごせるだろうと思っていた。
「羽柴様、スタッフの準備が出来ましたので搬出してもよろしいでしょうか?」
「あ、よろしくお願い致します」
搬出の為に来たスタッフは、通常の引っ越しの時の人数より多く、箱詰めと担当と搬出担当に分かれてあっという間に部屋の中は空っぽになった。
「早っ…」
「羽柴様、買い取り対象外でした衣類等もこちらの箱にお詰めしております」
「ありがとうございます。これは自分で運びますので」
「畏まりました。ではこれにて作業は終了となりますが、今一度お部屋のご確認をお願いいたします」
「はい」
荷物の無くなった部屋を全て見て回る。ゴミ一つ落ちてなくて、スッキリしたも空間だった。
「大丈夫です」
「では、最後にご確認のサインをお願い致します」
日付と名前を書いて書類を渡す。
「ありがとうございます。お代金は後日お振込み致しますのでご確認ください。本日はありがとうございました。失礼いたします」
一礼して、買取業者の方は玄関から出て行った。
「俺達も荷物運んで帰ろっか」
「そうだな」
衣類を詰めた箱を二人で車に運び、本当に何もなくなった部屋をもう一度見た。この部屋は昇給のご褒美とモチベーション向上の為に借りた部屋だったので少し感傷に浸っていた。
「羽柴~?」
「今行く」
さ、明日からは神宮寺に追い出されないようにしていかないとな!
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