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42.枕にされました
目が覚め、時計を見るとすでにお昼前だった。ベッドの下には昨夜着ていた服と…パンツ。当然全裸の俺。
「はぁ~…」
頭を掻きながら起き上がり、落ちている服とパンツを拾う。もらったはいいが、このパンツを履くときがあるのだろうか?と思う反面、昨夜の事を思い出し下半身が疼く自分もいる。
(いやいや、なに考えてるんだ俺!)
いつものパンツを履き、服を着て部屋を出た。
「あ、おはよう譲」
「おはよう隼」
隼はソファーでコーヒーを飲んで寛いでいた。
「コーヒーもらっていいか?」
「どうぞ~」
コーヒーメーカーに残っていたコーヒーをカップに注ぎ、不自然にならないようにソファーに座った。
「昨日は誕生日祝ってくれてありがとな」
「喜んでもらえて良かった」
「そう言えば、隼の誕生日っていつ?」
「俺?12月24日」
「クリスマスイブ?」
「そう。だから子供の時なんていつも一緒にお祝いだから、損した気分だったよ。周りはケーキ2回。プレゼント2回。なのに俺だけ何で1回なの?って泣いた時もあったかな。その分豪華だったとは思うけど、小さい時はそういう事じゃないんだよね~」
「わかる!子供の時は質より量なんだよな~」
「そうそう!ま、ある程度になれば価値もわかってきたから良いんだけどね」
…そっか、誕生日はイブなのか…。俺にしてくれたみたいに、サプライズで誕生日をお祝いしたら喜んでくれるかな。もちろんクリスマスとは別で。と、考えながらコーヒーを口にした。
「さてと、譲も起きたしお昼ごはんにしよっか?」
「あ、悪い…」
「ううん。俺も起きるの遅かったし。簡単な物で良い?」
「手伝うよ」
二人でキッチンへと移動して昼食の準備にとりかかった。昼食はオムライスになった。昨日の残ったチキンも使って玉ねぎと炒めてチキンライスに仕上げる。玉子は自分でしようと言うことになり、隼はふわとろオムライスを作り上げた。俺はそんな器用なことは出来ないので、普通にチキンライスを玉子で包んだ。…ま、失敗したけど。
「じゃ、譲はこっちね」
そう言って、隼は自分と俺のオムライスを交換した。
「え?いや、それは…」
「いっただきま~す!」
パクっと、素早く口にして美味しそうに咀嚼している。
「うん!美味しい!」
「まったく…」
結局、俺は隼が勝手に交換したふわとろオムライスを頂くことにした。玉子のふわとろ加減が絶妙であっという間に完食してしまった。食後のデザートと言うわけではないが、昨日の残ったケーキを二人で食べた。
「「ごちそうさまでした」」
「片づけ俺がするよ」
「ありがと。じゃ、任せるね」
お皿とスプーン、フォークだけなので洗い物はすぐに終わった。さて、昼からどうするかな…。
タオルで手を拭きながらリビングを見ると、隼はソファーに凭れてテレビを見ているようだった。
「何見てるんだ?」
「あ、前に見逃したドラマがネットに上がってて、見ようかなって」
「そうなんだ」
特にすることも無いので、俺もソファーに座り一緒にドラマを見ることにした。
ドラマはよくある恋愛ものだった。しばらくすると、隣で隼がウトウトしているのに気が付いた。
「隼?眠いなら部屋に…」
声を掛けたらそのまま俺の方に倒れてきて、ポスンと膝枕の状態になってしまった。
「はぁ~…」
頭を掻きながら起き上がり、落ちている服とパンツを拾う。もらったはいいが、このパンツを履くときがあるのだろうか?と思う反面、昨夜の事を思い出し下半身が疼く自分もいる。
(いやいや、なに考えてるんだ俺!)
いつものパンツを履き、服を着て部屋を出た。
「あ、おはよう譲」
「おはよう隼」
隼はソファーでコーヒーを飲んで寛いでいた。
「コーヒーもらっていいか?」
「どうぞ~」
コーヒーメーカーに残っていたコーヒーをカップに注ぎ、不自然にならないようにソファーに座った。
「昨日は誕生日祝ってくれてありがとな」
「喜んでもらえて良かった」
「そう言えば、隼の誕生日っていつ?」
「俺?12月24日」
「クリスマスイブ?」
「そう。だから子供の時なんていつも一緒にお祝いだから、損した気分だったよ。周りはケーキ2回。プレゼント2回。なのに俺だけ何で1回なの?って泣いた時もあったかな。その分豪華だったとは思うけど、小さい時はそういう事じゃないんだよね~」
「わかる!子供の時は質より量なんだよな~」
「そうそう!ま、ある程度になれば価値もわかってきたから良いんだけどね」
…そっか、誕生日はイブなのか…。俺にしてくれたみたいに、サプライズで誕生日をお祝いしたら喜んでくれるかな。もちろんクリスマスとは別で。と、考えながらコーヒーを口にした。
「さてと、譲も起きたしお昼ごはんにしよっか?」
「あ、悪い…」
「ううん。俺も起きるの遅かったし。簡単な物で良い?」
「手伝うよ」
二人でキッチンへと移動して昼食の準備にとりかかった。昼食はオムライスになった。昨日の残ったチキンも使って玉ねぎと炒めてチキンライスに仕上げる。玉子は自分でしようと言うことになり、隼はふわとろオムライスを作り上げた。俺はそんな器用なことは出来ないので、普通にチキンライスを玉子で包んだ。…ま、失敗したけど。
「じゃ、譲はこっちね」
そう言って、隼は自分と俺のオムライスを交換した。
「え?いや、それは…」
「いっただきま~す!」
パクっと、素早く口にして美味しそうに咀嚼している。
「うん!美味しい!」
「まったく…」
結局、俺は隼が勝手に交換したふわとろオムライスを頂くことにした。玉子のふわとろ加減が絶妙であっという間に完食してしまった。食後のデザートと言うわけではないが、昨日の残ったケーキを二人で食べた。
「「ごちそうさまでした」」
「片づけ俺がするよ」
「ありがと。じゃ、任せるね」
お皿とスプーン、フォークだけなので洗い物はすぐに終わった。さて、昼からどうするかな…。
タオルで手を拭きながらリビングを見ると、隼はソファーに凭れてテレビを見ているようだった。
「何見てるんだ?」
「あ、前に見逃したドラマがネットに上がってて、見ようかなって」
「そうなんだ」
特にすることも無いので、俺もソファーに座り一緒にドラマを見ることにした。
ドラマはよくある恋愛ものだった。しばらくすると、隣で隼がウトウトしているのに気が付いた。
「隼?眠いなら部屋に…」
声を掛けたらそのまま俺の方に倒れてきて、ポスンと膝枕の状態になってしまった。
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