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50.相談しました②
小さな溜息を何度もしながら歩いていると、バンッと背中に衝撃が走る。
「よう、羽柴!…って、お前昨日より悲愴な顔してるぞ?」
「おはよう竹村。…その~…」
「…昼、屋上な」
「…うん」
察してくれたのか、少し呆れたように昨日同様、屋上を指定してきた。今回は有りがたくその提案を受け入れた。
約束の昼休み。今日は俺が先に着いたので、昨日と同じベンチで先に弁当を食べながら竹村を待った。
「羽柴!お待たせ!」
暫くすると、竹村が紙袋を持ってやって来た。
「悪いな、竹村」
「いいって。で、ヤッたのか?」
「ブッ!…ゴホッゴホッ!」
あまりにもストレートな発言に、むせてしまった。
「ん~遠からずって反応だな」
何でわかるんだ?!竹村ってもしかしてめっちゃ経験豊富?
「今更隠すな。正直に話せ」
紙袋からハンバーガーを取り出しかぶり付いた。
「その…、向こうからキスされて、我慢できなくて俺からもキスして、そのまま何時間もキスした後、朝まで一緒のベッドで寝た」
「それから?」
「…告白されたけど、返事は俺の傷が癒えた時でいいって言われた」
「…それから?」
「…今朝、照れた姿がカワイイって思ったらキスしてた」
シャワーでの一件と裸だったことは黙っていたけど、概ね事実を竹村に話した。竹村は、呆れたような目で俺を見て溜息をついた。
「その女性、すっげぇ懐が深いな…」
「え?」
「いくら惚れた相手とはいえ、キスまでして一緒のベッドで寝た相手に、恋人になるように強要しないとか凄すぎだろ…」
言われてみれば、いかに俺がズルい立場にいるのか気付かされた。
「そうだな…俺、甘え過ぎだな」
「ま、そこまで尽くすくらい羽柴に惚れてるんだろうなぁ~」
「そう、なのかな?」
「羽柴の知らない所で、ずっと羽柴の事思ってたのかもよ」
「……」
二個目のハンバーガーを取り出しながら、竹村はさらっとそんな事を言い出した。
「ん?何か思い当たる事でもあるのか?」
「あ…言ってなかったんだけど、同居人て高校の同級生なんだ」
「マジ?」
「うん。1年の時、同じクラスだった」
「その後は?」
「特に接点も無く卒業した」
「なら、10年ぶりの再会ってやつか~…」
「まあ、そうなるかな」
「高校の時の思いが再燃したって感じかもな~。そういうのって、燃あがるけど冷めるのも早いから気をつけろよ」
「あ、うん…わかった」
「ま、あくまでも俺の個人的見解だ。必ずしも、その子がそうとは限らない。最終的に羽柴の気持ち次第だしな」
「それって、竹村の経験談?」
「うるさい!ほら、さっさと食わないと休憩終わるぞ」
「クスクス、わかったよ」
そうだよな。最終的には、お互いの気持ち次第なんだよな。そこに男とか女とか関係ない。アイツと終わったのも一瞬だったし…。隼に、いつから俺の事が好きだったのか聞いてみてもいいだろうか…。
「竹村、ありがとう」
「ん?俺は話を聞いただけだ」
「今度、昼飯奢るよ」
「おう。期待してるわ」
昼休みも終わり、俺達はそれぞれの部署に向かった。俺は、無意識に早く終業時間にならないかとソワソワしていた。
「よう、羽柴!…って、お前昨日より悲愴な顔してるぞ?」
「おはよう竹村。…その~…」
「…昼、屋上な」
「…うん」
察してくれたのか、少し呆れたように昨日同様、屋上を指定してきた。今回は有りがたくその提案を受け入れた。
約束の昼休み。今日は俺が先に着いたので、昨日と同じベンチで先に弁当を食べながら竹村を待った。
「羽柴!お待たせ!」
暫くすると、竹村が紙袋を持ってやって来た。
「悪いな、竹村」
「いいって。で、ヤッたのか?」
「ブッ!…ゴホッゴホッ!」
あまりにもストレートな発言に、むせてしまった。
「ん~遠からずって反応だな」
何でわかるんだ?!竹村ってもしかしてめっちゃ経験豊富?
「今更隠すな。正直に話せ」
紙袋からハンバーガーを取り出しかぶり付いた。
「その…、向こうからキスされて、我慢できなくて俺からもキスして、そのまま何時間もキスした後、朝まで一緒のベッドで寝た」
「それから?」
「…告白されたけど、返事は俺の傷が癒えた時でいいって言われた」
「…それから?」
「…今朝、照れた姿がカワイイって思ったらキスしてた」
シャワーでの一件と裸だったことは黙っていたけど、概ね事実を竹村に話した。竹村は、呆れたような目で俺を見て溜息をついた。
「その女性、すっげぇ懐が深いな…」
「え?」
「いくら惚れた相手とはいえ、キスまでして一緒のベッドで寝た相手に、恋人になるように強要しないとか凄すぎだろ…」
言われてみれば、いかに俺がズルい立場にいるのか気付かされた。
「そうだな…俺、甘え過ぎだな」
「ま、そこまで尽くすくらい羽柴に惚れてるんだろうなぁ~」
「そう、なのかな?」
「羽柴の知らない所で、ずっと羽柴の事思ってたのかもよ」
「……」
二個目のハンバーガーを取り出しながら、竹村はさらっとそんな事を言い出した。
「ん?何か思い当たる事でもあるのか?」
「あ…言ってなかったんだけど、同居人て高校の同級生なんだ」
「マジ?」
「うん。1年の時、同じクラスだった」
「その後は?」
「特に接点も無く卒業した」
「なら、10年ぶりの再会ってやつか~…」
「まあ、そうなるかな」
「高校の時の思いが再燃したって感じかもな~。そういうのって、燃あがるけど冷めるのも早いから気をつけろよ」
「あ、うん…わかった」
「ま、あくまでも俺の個人的見解だ。必ずしも、その子がそうとは限らない。最終的に羽柴の気持ち次第だしな」
「それって、竹村の経験談?」
「うるさい!ほら、さっさと食わないと休憩終わるぞ」
「クスクス、わかったよ」
そうだよな。最終的には、お互いの気持ち次第なんだよな。そこに男とか女とか関係ない。アイツと終わったのも一瞬だったし…。隼に、いつから俺の事が好きだったのか聞いてみてもいいだろうか…。
「竹村、ありがとう」
「ん?俺は話を聞いただけだ」
「今度、昼飯奢るよ」
「おう。期待してるわ」
昼休みも終わり、俺達はそれぞれの部署に向かった。俺は、無意識に早く終業時間にならないかとソワソワしていた。
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