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5.偶然からの side快斗
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(えっ?!樹!?)
新刊を買いに、行きつけの本屋に行くと、そこに樹が居た。
(こんなとこで、樹に会えるなんて!はぁ~私服もカワイイ・・・)
柱の影に隠れて、私服姿を目に焼け付けていると、樹のいるコーナーに気が付いた。
(まって?そこって、BLのコーナー・・・)
心臓が早鐘を打つ。もしかして、樹も俺と同じなのか?それとも、たまたまそこに居るだけなのか?
様子を伺っていると、樹は本を手に取り裏表紙を確認しては棚に戻すを繰り返す。
間違ってそこに居るのではないと確信した俺は、樹とお近づきになるチャンスだと思い、声を掛ける決心をした。
「青野?」
「えっ?!あっ?!お、刑部?」
慌てる樹、カワイイ。俺は、見た目のキャラを生かして樹に近づく。
「青野もBL好きなの?」
耳元で囁くと、樹は顔を真っ赤にして首を上下に振った。
俺は、またしても頭の中でガッツポーズをしたが、まだ俺と同じとは限らない。
確認が必要だと思い、「話がしたい」と、樹をカラオケBOXに誘った。
緊張している樹が可愛すぎて、理性を失いそうになるが、ここは我慢だ。
少しの嘘と、俺がゲイだというのを伏せて話をした。
樹は『BL』というジャンルが好きなんだとわかった。
そうだろうなとは思ったが、それでもいい。
樹は、BL友達が出来たと喜んでるし、俺は好きな人と一緒にいれる。
樹の横に立てればそれでいい!!(とその時は思っていた・・・)
「あ、今気になってる作家さんがこの人なんだけど!」
「あ、この人いいよね~」
さりげなく、樹の隣に移動する。
(あぁ~こんな近くで樹の顔が見れるなんて!心臓の音聞こえてないかな?
もう、マジかわいい!!あぁ、樹の匂い・・・)
帰り際、樹と携帯番号の交換をした。念願の樹のケー番!!
興奮した俺は、その夜3回も抜いたのは樹には内緒だな・・・。
その後も、樹とは夜や休みの日になるとBLの話で盛り上がり、俺は親友ポジを手に入れた。
頭の中では何回も樹を犯していた。これも内緒だな・・・。
受験シーズン。樹は他県の大学に進学して、一人暮らしをするのだと聞いた。
俺は、地元に残るフリをした。
しかし、こっそりと同じ大学を受験し、同じマンションに住むという計画を考えた。
大学は問題なかったが、マンションは苦労した。
いろいろと手を尽くし、樹の隣をゲットした!!
樹との楽しいキャンパスライフに、妄想が爆発したのは言うまでもない・・・。
新刊を買いに、行きつけの本屋に行くと、そこに樹が居た。
(こんなとこで、樹に会えるなんて!はぁ~私服もカワイイ・・・)
柱の影に隠れて、私服姿を目に焼け付けていると、樹のいるコーナーに気が付いた。
(まって?そこって、BLのコーナー・・・)
心臓が早鐘を打つ。もしかして、樹も俺と同じなのか?それとも、たまたまそこに居るだけなのか?
様子を伺っていると、樹は本を手に取り裏表紙を確認しては棚に戻すを繰り返す。
間違ってそこに居るのではないと確信した俺は、樹とお近づきになるチャンスだと思い、声を掛ける決心をした。
「青野?」
「えっ?!あっ?!お、刑部?」
慌てる樹、カワイイ。俺は、見た目のキャラを生かして樹に近づく。
「青野もBL好きなの?」
耳元で囁くと、樹は顔を真っ赤にして首を上下に振った。
俺は、またしても頭の中でガッツポーズをしたが、まだ俺と同じとは限らない。
確認が必要だと思い、「話がしたい」と、樹をカラオケBOXに誘った。
緊張している樹が可愛すぎて、理性を失いそうになるが、ここは我慢だ。
少しの嘘と、俺がゲイだというのを伏せて話をした。
樹は『BL』というジャンルが好きなんだとわかった。
そうだろうなとは思ったが、それでもいい。
樹は、BL友達が出来たと喜んでるし、俺は好きな人と一緒にいれる。
樹の横に立てればそれでいい!!(とその時は思っていた・・・)
「あ、今気になってる作家さんがこの人なんだけど!」
「あ、この人いいよね~」
さりげなく、樹の隣に移動する。
(あぁ~こんな近くで樹の顔が見れるなんて!心臓の音聞こえてないかな?
もう、マジかわいい!!あぁ、樹の匂い・・・)
帰り際、樹と携帯番号の交換をした。念願の樹のケー番!!
興奮した俺は、その夜3回も抜いたのは樹には内緒だな・・・。
その後も、樹とは夜や休みの日になるとBLの話で盛り上がり、俺は親友ポジを手に入れた。
頭の中では何回も樹を犯していた。これも内緒だな・・・。
受験シーズン。樹は他県の大学に進学して、一人暮らしをするのだと聞いた。
俺は、地元に残るフリをした。
しかし、こっそりと同じ大学を受験し、同じマンションに住むという計画を考えた。
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