腐男子友達と思ってたのは俺だけでした~親友からの溺愛に気付くのが遅すぎた

syouki

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18.妄想と欲望と罪悪感

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「刑部君、青野君、お疲れ様でした。上がってください」
「「はい。お疲れ様でした。お先に失礼します」」
「明日は夕方からですね」
「はい。よろしくお願いします」
「お願いします」

研修中なので、皆さんより先に上がらせてもらった。ついついを見てしまうので助かった・・・。しかし、ロッカールームに入るとさっきの二人の会話が頭を過り、無意識に顔が赤くなる。

「樹?」
「な、何?」
「・・・顔、赤いけど?」
「ちょ、ちょっと暑いからかな~」
「そう・・・」

あ~これ絶対納得してないわ・・。でもな~勝手に人のプライベート話していいわけないし、内容が内容だしな~。せめて、昴流さんに聞いてからだよな~。

「きょ、今日の晩飯何にする?俺、パスタが食べたいかな~なんて・・」
「(フ~・・)パスタだね。何パスタがいい?」
「(ホッ・・)そうだな~やっぱりミートかな~。あ、カルボナーラも捨てがたい!」
「じゃあ、両方作ろっか。その代わり、樹はサラダ担当だよ」
「おう!任せとけ!」

何とか誤魔化せたのかな?と思いながら、店を後にして買い出しに向かった。


「ごちそうさまでした!あ~お腹いっぱい!」
「多いかと思ったけど、完食だね」

ご飯を食べ終え、食器を一緒に片づける。

「ごめん快斗、今日はもう戻るわ。疲れたから早く寝たいし」
「あ、そうだね。おやすみ樹。また明日」
「うん、おやすみ~」

・・・ごめん快斗。

部屋に戻ってしっかり鍵をかけて、ベランダのカーテンもしっかり閉めた。
クローゼットの奥にしまってる段ボールから、数冊のBL本を取り出し、壁にもたれるようにベッドの上に座る。
今までこんなことに使ったことはなかったが、体の中がくすぶって仕方がない。

「今までこんなことなかったのに、二次元と三次元の違いかなぁ・・・」

いつも快斗に見せるのとは別にしている、なBL本。

「キスしてたって事は、エッチもしてるんだろうな・・・」

ズクンと下半身が疼きだす。想像しちゃダメだと思いながらも、本の中でセックスしてる描写に昴流さんと隼人さんを当て嵌めてしまう。
そっと下着の中に手を入れて、自分のペニスを触る。久しぶりのオナニーに体が昂っている。
ペニスの先はすでに濡れていた。

「うっ・・は・・あぁ・・」

くちゅくちゅと先端をいじりながら、もう片方の手で乳首を触る。ぷくっと膨れた先を摘まむとゾクゾクした快感が全身を襲う。下着を脱ぎ、露になった自分のペニスを見ると、いつも以上に勃起していた。

「はぁぁん・・あっ、あっ・・!」

ゆるゆるとペニスをしごくと、いつもよりカウパー液が溢れてくる。

「あぁ・・はぁ・・あっ、あぁぁ!」

すでにぬるぬるになった手で扱くと俺はすぐにイってしまった。
精液でベトベトになった手でもう一度ペニスと乳首をいじる。

(一回じゃ物足りない。もっと、もっと・・・)

俺の中の淫らな欲望が溢れ出て、ペニスを扱く手が自然と速くなる。

「ふっ・・あっ・・んっ~~~~!」

静かな部屋の中に、自分の荒い息づかいとグチュグチュとペニスを扱く音だけが聞こえる。

「あ、だめ・・イクっ・・・!」

二回目の射精でベッドに横たわると、俺はそのまま眠ってしまった。
罪悪感の中、快斗の声が聞こえた気がした・・・。








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