腐男子友達と思ってたのは俺だけでした~親友からの溺愛に気付くのが遅すぎた

syouki

文字の大きさ
30 / 41

28.甘い始まり

しおりを挟む
入学式も無事に終わり、俺たちは快斗の部屋に戻ってきた。
帰り道、飲み物と食べ物を買い込んだ。まぁ、その、快斗いわく「部屋に籠るため」だとか・・・。
スーツを脱ぎ、部屋着に着替えようとしたら、快斗に後ろから抱きしめられた。

「樹・・・俺もう我慢できない」
「快斗、まだお昼・・・んっ」

言い終わらないうちに唇を塞がれ舌が入ってくる。舌を絡めとられ、きつく吸われると足の力が抜け、快斗の腕に縋りついた。

「んっ・・はぁ・・んん・・」

そのまま快斗にお姫様抱っこをされ、そっとベッドに下ろされた。何度も角度を変え、快斗はキスを止めない。

「んっ・・樹・・・気持ちいい?」
「うん・・はぁ・・ん・・きもちい・・」

快斗の首に腕を回して、自分の唇を押し付けるとさらに激しく貪られる。快斗の手がシャツの中に滑り込み脇腹を撫でた。ゾクゾクして俺は少し腰を浮かせた。

「あぁ、樹。乳首立ってるよ」

シャツは胸まで捲り上げられ、ぷくっと膨れた乳首を指で摘まれ、ジュルっという音と共に口に含まれた。

「あっ!やっ・・・!」

痛いくらいに座れ、口の中で舌で転がされると腰の辺りが痺れだした。

「そんなに吸っちゃ・・・やだ・・・あんっ!」
「そんなかわいい声で言われても、ここは正直だよ?」

下着の中に手を入れられ、勃起したペニスを握られる。

「ほら、こんなに固くしてもうぐしょぐしょだよ?」
「やっ・・・やだぁ~」

快斗は体をずらし、俺のペニスを口に咥えた。柔らかい快斗の口の中で、俺のペニスはさらに膨張した。ジュポジュポと音を立てて俺のペニスを貪る。

「はぁ、あぁ!快斗、だめぇ・・あっあっ!だめ!イクっ・・・!」

快斗の口の中に勢いよく熱を吐き出した。ゴクンとそれを飲み込み、快斗は上目遣いでこちらを見ながら舌で先っぽを綺麗に舐め上げる。

「おいしかったよ、樹」

快斗は起き上がると、俺のシャツと下着を脱がし、自分の服も全部脱いだ。カウパー液で濡れたペニスが上を向いてギラギラと主張している。俺は体を起こして四つん這いになり、膝立ちしてる快斗に近づきペニスを口に含んだ。

「あっ、ダメだよ樹!そんなことしなくていいよ!」
「俺にも快斗の飲みたい。ダメ?」

上目遣いで快斗にお願いすると、観念したように腰を下ろした。

「・・・無理しないで出していいからね?」
「・・・うん」

そう言って、優しく俺の頭を撫でた。
快斗のペニスは大きすぎて俺の口に全部は入りきらなかった。BL本で見たように、根元から先端へ舐め上げ先っぽを舌でチロチロと舐める。時々口に含みジュポジュポと口で扱く。

「はぁ、あぁ、樹・・気持ちいいよ・・・んん・・あぁ、いい・・・」

快斗のペニスからカウパー液がどんどん溢れてくる。

「あぁ、あぁ、樹!もうダメ・・・!イクっ、イクっ!ん!あぁぁぁ!」

快斗の熱が勢いよく俺の口の中に吐き出された。初めてのそれは青臭くてむせそうだったけど、こぼさないようにゴクンゴクンと飲み込んだ。

「樹、出して!飲まなくていいよ!」

口元を指で拭い、快斗の顔を見る。

「へへっ、飲んじゃった」
「樹・・・もう・・・!」

快斗は俺の身体を抱き起し、また貪るようにキスをする。

「愛してる、樹」
「・・・俺も愛してる、快斗」

そう告げた俺の顔は恥ずかしくて熱くなった。快斗は、すごく嬉しそうな顔で俺を抱きしめ、耳元で「ありがとう」と囁いた。


    
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます

なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。 そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。 「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」 脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……! 高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!? 借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。 冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!? 短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

猫カフェの溺愛契約〜獣人の甘い約束〜

なの
BL
人見知りの悠月――ゆづきにとって、叔父が営む保護猫カフェ「ニャンコの隠れ家」だけが心の居場所だった。 そんな悠月には昔から猫の言葉がわかる――という特殊な能力があった。 しかし経営難で閉店の危機に……
愛する猫たちとの別れが迫る中、運命を変える男が現れた。 猫のような美しい瞳を持つ謎の客・玲音――れお。 
彼が差し出したのは「店を救う代わりに、お前と契約したい」という甘い誘惑。 契約のはずが、いつしか年の差を超えた溺愛に包まれて――
甘々すぎる生活に、だんだんと心が溶けていく悠月。 だけど玲音には秘密があった。
満月の夜に現れる獣の姿。猫たちだけが知る彼の正体、そして命をかけた契約の真実 「君を守るためなら、俺は何でもする」 これは愛なのか契約だけなのか……
すべてを賭けた禁断の恋の行方は? 猫たちが見守る小さなカフェで紡がれる、奇跡のハッピーエンド。

今日もBL営業カフェで働いています!?

卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ ※ 不定期更新です。

処理中です...