黒魔術と性奴隷と ~闇の治療魔術師奇譚~

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終章 醒めない夢の中で

最終話 リリカとリアムのそれから

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 昨晩のリアムは、何というかリリカの餌食になった感じだった。

 初めての命がかかった戦いの緊張と、マルチスペルによって身体に加わる負荷と、魔力の枯渇とが重なり、昨日はまともに動けないほどの疲労困憊だった。

 リリカは、こんな時こそ私が頑張らねばと奮起し、家事全般を一人でこなし、リアムには美味しくて栄養価の高いメニューを工夫して食べさせた。そこまでは、献身的でいい子だったが、ご飯の後ソファーに沈み込むリアムに襲いかかってしまった。

 リリカはしっかり覚えていたのだ。以前に寝る前に一つになって燃え上がった翌朝、なぜか二人ともとても元気になった事があった朝のこと。リアムが、「人間の三大欲求を満たすと魔力の回復に良いようだ。」と言っていたのを。

 三大欲求の「せーよく」と言うのは知らない言葉だったが、いろいろ聞いてみると、交尾をしたいと思う事のようだった。なるほど、リリカはいつもご主人様と交尾をしたいと思っているから、せーよくが旺盛て事なんだなと理解したのだった。

 そのことを思い出し、あくまでご主人様の疲労を、魔力の回復を促す事でサポートするのだ、と言う使命感に駆られ、リリカはリアムのズボンを下ろして咥え、洋服をひん剥いて、交尾にまで及んだのだった。あくまでご主人様の健康の回復のために最善を尽くしているのであって、決して自分がしたいからではない。(と、心の中で言い訳をした。)

 結局、最後は焚きつけられたリアムは、上になって思わずラストスパートをしてしまった。元々疲労困憊だったので、くたくたのリアムは白濁の精を出した後、そのまま深い眠りについたのだった。

 リリカはその後、リアムをベッドに運び寝巻きに着替えさせて、寝かしつけた。眠ったリアムは重かったが、魔力を使えば難なく運べた。知らないうちに、下のお口からミルクが逆流して床にこぼれ落ちていたので、その後慌てて雑巾がけをした。その後も、折をみては濡れタオルで身体を拭いてやり、病人を扱うかのように安静にさせた。とても献身的だ。

 しかし・・・、基本的には安静にさせているのだが、身体を拭く際、汚れやすいところだからと股間を丁寧に拭き、丁寧に拭きすぎてリアムの中心部が大きくなった。

 するとリリカは、傷つきやすい場所だからと、訳のわからない、誰にするのかもよくわからない言い訳をしながら、お口でくまなく掃除を始め、なぜかミルクが出たので、こぼしてはいけないと飲み込んだりしたのだった。

 夕食も豪勢に作り、リアムを起こして、たらふく食べさせた。

「いやリリカ、悪いな。今日は何から何まで全部してもらっちゃって。」
「全然気にしないで、ご主人様はゆっくり休んでください。」

 確かに今日はナニからナニまですべてヤッているリリカである。リアムはお昼の後、ソファーでリリカに迫られたのを少し覚えている程度だが、その後寝ている間に二回ほど、「治療」と称して発射させられていた。残念ながら眠ったまますべてが終わっているので、そのことは知らない。

「ご主人様。今日はお風呂はリリカが洗って差し上げます。早くお休みになって復活してほしいですし。」
「そうか?普段はそんなことする気ないんだが、やっぱり身体がだるいんだよね。今日は頼もうかな。」

 お風呂では、二人で泡泡になりじゃれ合った。すでに3回出しているリアムはなかなか立たなかったが(リアムは1回だと思ってる)、泡泡の湯舟でリリカとくんずほぐれつしているうちにだんだん元気になって、(一応石鹸は落としてから)激しく下半身をぶつけ合ってしまった。

 風呂上がりの後も、今日は魔術の勉強などもやらなかった。いつもは11時に寝ることにしているが、風呂から上がってすぐにリアムは寝ることにした。新しいバスローブをリリカが用意してくれていて、リアムはそれを着るとすぐに床に就いた。昼間からずっと寝てばかりだったが、今日はまだいくらでも寝られる気分だ。

「ご主人様。」

 自分の部屋に戻らずにリリカが声をかけた。

「ん?」
「リリカも、ご主人様と一緒に寝たいです。」
「ああ、いいよ。一緒に寝ようか。」
「やった♪」

 喜んでリリカは布団の中に滑り込んだ。

「じゃあじゃあ、もうこれはいらないですよね。取っちゃいましょう。」

 リリカは、着せたばかりのバスローブをあっさり引き抜いて、払いのけた。何のために準備したのかわからないくらいだ。そして自分もあっという間に裸になって布団の中でリアムにしがみついた。

「こら、リリカ。なんだってこんな脱がしちゃうんだ。今日はもう2回もしているし、このまま寝ような。」
「(4回いただきましたけどね。)いいじゃないですかぁ。リリカ、ご主人様と肌で触れ合うの好きですもん。」
「まあ、俺も好きだけどな。お前、ほんとすべすべだな。」
「ご主人様が、以前に作ってくれたクリームのおかげです。」

 リアムは、錬金術系の知見がまとめられた魔導書を参考に、常備薬や化粧品の試作をいくつかして、出来のいいのはリリカにもあげていた。

「お前といると全然退屈しないよ。・・・ふぁあ、もう眠りそうだ。」

 疲労が残っているリアムは、すぐに眠りについてしまった。最近のリリカは、リアムと裸で抱き合っていると、何もなしのままでは我慢できなくなる性分になっていた。リアムが眠ってもお構いなしで、股間を優しく愛撫し続けていた。さすがになかなか元気にならなかったが、布団に潜り込み、執拗におフェラをし続けていると、30分くらいして元気になってきたので、こっそり下のお口で飲み込んで、ごちそう様してしまった。




 そんなリアムであったが、よく朝起きると意外にも、いややはりなのか、まるっきりすっかり元気になったのだった。目が覚めると、リリカが腕にしがみついて寝ていた。可愛いなと思って、頭を撫でてやっていると、ほどなく彼女も目を覚ました。

「ご主人様♪おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
「えへへ。」
「どうした?」
「今日は、一日中ご褒美の日ですもんね(^_-)-☆」
「そ・・・うだな。ま、まずはごはんにしような。」
「はい!あの、ご主人様、身体の疲れはいかがですか?」
「それがな。全快だ!何にもなかったように元気。」
「良かったです!」

 その日、二人は夜寝るまでに12回も一つになったのだった。


 冒険者たちの襲撃事件を終えて、リアムは今後のことを考える。自分がアロン島にいることを、バルティス王国の誰かに知られていることは間違いない。このまま、ここに居続ければ、いずれ次の侵入者の襲撃を受けることは間違いないだろう。今回はよかったが、あの手この手での侵入を許してしまえば、いずれは危機に陥ることもあるだろう。

 別にここにこだわらなくてもいいと思った。ただ、リリカとの暮らしだけはいつまでも守りたいと思うのだった。島に隠遁した時、世の中の権力者層にほとほと嫌気がさし、世を恨んで逃げ出したのだった。偶然見つけて手にした奴隷がリリカだった。肉便器にするなどという思考も、自身の失脚や他者からの圧力で、心が荒み切っていたからなのだろう。

 だが、確かにエルチェリータに戻る気はないし、戻ることはできないのだが、今、リアムは当時のような世の中を恨むような心持はどこかに失せていた。(リリカが、俺の心を溶かしてくれたのだ。)そう思うのだった。だからこそ、これからも一緒にいられるようにしたい。

 アロン島が危なくなるのなら、移ろう。フォルセル王国はまず候補の一つかもしれない。今から方法を考え、準備を始めよう。

「リリカ。」
「何ですか、ご主人様?」
「急ぎはしないけどな、いずれこの島から出ようと思う。またあの冒険者のような追手が来るかもしれないからな。」
「そうですか。リリカはご主人様と二人きりの今の生活、とても好きですけど・・・、でももっと安全なところの方がいいですもんね。リリカは・・・、これからもご主人様と一緒にいていいんですよね?」

 リリカは少しだけ、自信なさそうにリアムを見つめた。

「当たり前だ。お前とずっと一緒に暮らせる場所を探すためなんだからな!」
「はい!」

 そういって、二人は唇を重ね合わせるのだった。


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これにて、完結とさせていただきます。
長い間、お付き合いいただきありがとうございました。初めての小説で、いろいろと至らない点もあり、創作の大変さを噛みしめた二ヶ月でした。実生活の事情もあって最後の方は、毎日更新もできなかったりと、いろいろすみませんでした。

しばらくは、インターバルをとりたいと思います。トップ絵とか挿絵とか追加するかもしれません。また、その際は見ていただければと思います。

構想がうまくまとまれば、続編の形で別タイトルを立てる可能性はあります。まだ固まってないのでお約束はできませんが、その時はぜひまたよろしくお願いします。

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