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3話 準備段階
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「お金ねえ、それなら魔法で増やせばいいでしょ?」
一つでも貨幣があれば、1度に10000個は作れるのだ。
「卑怯ですけど…まあいいです、そうしましょう」
「ねえそろそろいいんじゃないの~?さっさと行きたいの、ほら、早く、ほーら、ほーら!」枕に抱き着いて床の上で転がる
「じゃあご自分の魔法で先に行かれてはいかがですか?」少しドスの効いた声で助手が答える
「大体、次元転移魔法は魔王ですら10年は動けなくなると言われる程の魔力消費量、
あなたの感覚で決めないで下さい」
ピタッと姫は止まる
「あ、そういうものなのね」
姫は魔王の弱さに驚いた。強くしたつもりなのだが、そう思い、もう一度魔王の強化をした。
「あんたどんなのだと…」
「この国で一番の魔術師がやったら、運が良くて瀕死なんですよ!?そんなに急いては事をし損じりますよ!」
魔力が無くなると現世で肉体を縛り付けておく力が弱くなる為、死んでしまうのだ。
「魔術師くらい私が帰ってきたら蘇生してあげるわよ、そんくらい」
「帰ってからでは遅いのです。とにかく今は充填中です、待ってて下さい」
「どれくらい?」
「6時間です」
「長っ…」
「暇ねー」
姫は立ち上がり、土地の操作を始めた
「ねえサビエル、7つ集めたら願いが叶う石なんて作ってみない?その一つを魔王にもたせるのよ」
部屋から出て行こうとしていた助手は振り向き、「あまり設定を増やさないで下さい」と言って出ていった
それを見届けた姫は鍵をかけてから服を脱いだ。いつも脱いでいたいのだが、脱いでいるとサビエルに怒られてしまう。
「うん、これがいい」
着ていた服を放り、ベッドにうつ伏せになった。
髪の毛が擦れて、色々と気になる
「邪魔ねー、切っちゃいましょうか」
腰まで伸びた赤い髪を肩にかかるくらいまで切り落とした。
「スッキリスッキリ、これでもっと身軽だわー!」
そう言いながら部屋を駆け回った
その頃、着々と準備は進められていた
1人のカトウと言う魔術師の周りに数百人の魔術師が囲み、広い聖堂の中で呪文を唱えている。
助手はそれを見て満足気に頷き、カトウの元に寄って話しかけた
「どうですか、状況は」
カトウは振り返り、皺の多い顔を綻ばせて「ええ、順調でございます」
「あの…、瀕死状態になるくらいなら、止めてもいいんですよ…?」
カトウに耳打ちする
「いえいえ、基督の為なら命も惜しくはありませぬ」「これで私の生涯に悔いは残りません」そう言って深々と頭を下げる
この人の崇めている基督があんな自堕落な人だと知ったらどれ程失望するのだろうか、そう助手は思った
「そうですか、それでは」
あと数時間で準備は整う
「…服を着て下さい」
姫の部屋に入った助手は、全裸の姫を見つけるなり言った。
「あっちの世界では常識なんです。あっちでは絶対に脱がないで下さいよ?」
「はいはい、着るわよ」
そう言って渋々服を着た
「つかあんた、異性の裸見て何とも思わないわけ?折角アダムとイブがくれた羞恥心よ?」
「は、何を仰っているやら」
そう言い、助手は笑った
「もう慣れました、というか最初から何とも思っておりませんでしたよ」
軽々と返事をした
「なーんかムカつくわね」
そう言いながら天蓋付きのベッドに横たわる。
「転移術はまだ?」
「まだです、まだまだです」
そう言ったあと、何か思い出したように助手は顔を姫に向けた。
「…そういえば姫、この世界、魔法500番台は数人しか使えないと聞きましたが」
「1番の転移魔法は、なぜ私達が揃う場合や魔王は使えるのですか?」
「…ああ、それね」
「ちょっと説明するけど」
姫はベッドの上に座った
「元は私以外誰も使えないようなフル(魔法の量の値、ゲームで言うMP)の量だったの。次元との空間を切って削った後平にして、不純物を取り除いてからその次元を歪ませて物体の粒子だけを送り込む。それからまた次元との空間を戻すんだけどね」
転移魔法の原理を説明しているのだろうが、助手には理解が難しい
「それを私は戻さないで、そしてさらに空間をより綺麗な状態にしたの。そして、橋をかけた。これで大体のフルは使わなくて済むのよ」
「次元を歪ませるのが、800万フルくらいだったかしら、つまりそれだけで転移できるようになったのよ」
「つまりは姫が使いやすくしたと」
800万フルでもかなり高い方なのだが、元よりは断然良くなったのだろう、と助手は思った。
「そうよ、その通り」
うんうんと頷いた
「因みに、その時に1度あっちの世界と往復したの、その後3日は動けなかった」
「…?それはつまり、今転移を使っても姫は大した疲労にならないのでは?」
助手が眉を潜める
「そっ、それは…」
ギクッとし、姫の顔色が変わる
「ちょ、ちょっと疲れるのよ…」
「ほ、ほら、あっちでのフル温存もあるし…」
「まあ、その辺りは深く聞きません。今更キャンセルしても魔術師の方がショックを受けるだけですので」
姫はホッとした様子だった。
丁度その時、契法が完成したとの連絡が入った。
「準備ができました、行きましょう」
「着るものはそこに置いてありますので、着替えておいてください」
テーブルの上にある服を指さす
「下着から着るんですよ?」
「わかってるわよ、すぐ行くわ」
サビエルが出ていった後、和服を脱いでテーブルの上にある衣服を見た。
「材質は良いものね、これなら動きやすそうじゃない」
布を指で擦った
パンツを手に取り、足を通す
(これで腰まで持ってきて…よし、ちゃんと合うじゃない)
「でもなんか気持ち悪い…」
パンツの上からなぞると、少しくすぐったかった。
よく伸びる、シャツというものを着て、その上に和服の劣化版のようなわんぴーすという服を着て、さらにその上にコートを羽織った。
「なかなかいいじゃない、見た目は」
切った髪とも相性がいい。
着替え終わると少しの荷物を巾着袋に入れ、腰に引っ掛けて部屋を出る
「少しの間、さよならね」
部屋の空間自体に第603番の一時時間停止魔法をかけ、姫はドアを閉めた。
少し階段を降りると、助手が白い服の上に黒の上着を着ていた。
「なんか司祭みたいね」
姫の声で気付いた助手は微笑んだ
「スーツというものです。後々役に立つかと思われますので」
黒い布を引っ張り、背筋を伸ばした。
「もういいのですか?」
「ええ、いいわよ」
姫は頷いた
「…まあ、それなりに現代日本人らしくはなっていますね」
姫の服をじっと見つめた
「あったり前でしょ、てかあんま見るな」
「さっさと行くわよ」
手を振り、移動を促した
「姫様が瞬間移動してくれるのでは?」
助手は首を傾げる
「はあ?面倒、あんたがやってよ」
「どうせすぐ回復するじゃないですか、それに私は時間がかかる」「姫なら契法番号言うだけで発動するでしょう?」
「はぁ、まあいいや、1108番」
そう言うといつの間にか周りの景色は聖堂の中になっていた。
姫が現れると、その姿を初めて見た者は「基督様…」と言ってひれ伏した。
今までろくに外に出なかったからだろう。
陣の中心に立った2人は目を閉じる
「700番」魔力回復魔法を周りの魔術師にかけた。
「さあ、いつでもどうぞ」
2分ほど唱えられ、その間徐々に下にある光の円が広がってゆく。
「ご健闘をお祈りしております、常に主と共に…」魔術師が言った
地面が歪み、周りの景色が伸びてゆく。
強い光を放った後、長い間2人は宙を舞い、二人の見る景色は徐々に変化していった。
一つでも貨幣があれば、1度に10000個は作れるのだ。
「卑怯ですけど…まあいいです、そうしましょう」
「ねえそろそろいいんじゃないの~?さっさと行きたいの、ほら、早く、ほーら、ほーら!」枕に抱き着いて床の上で転がる
「じゃあご自分の魔法で先に行かれてはいかがですか?」少しドスの効いた声で助手が答える
「大体、次元転移魔法は魔王ですら10年は動けなくなると言われる程の魔力消費量、
あなたの感覚で決めないで下さい」
ピタッと姫は止まる
「あ、そういうものなのね」
姫は魔王の弱さに驚いた。強くしたつもりなのだが、そう思い、もう一度魔王の強化をした。
「あんたどんなのだと…」
「この国で一番の魔術師がやったら、運が良くて瀕死なんですよ!?そんなに急いては事をし損じりますよ!」
魔力が無くなると現世で肉体を縛り付けておく力が弱くなる為、死んでしまうのだ。
「魔術師くらい私が帰ってきたら蘇生してあげるわよ、そんくらい」
「帰ってからでは遅いのです。とにかく今は充填中です、待ってて下さい」
「どれくらい?」
「6時間です」
「長っ…」
「暇ねー」
姫は立ち上がり、土地の操作を始めた
「ねえサビエル、7つ集めたら願いが叶う石なんて作ってみない?その一つを魔王にもたせるのよ」
部屋から出て行こうとしていた助手は振り向き、「あまり設定を増やさないで下さい」と言って出ていった
それを見届けた姫は鍵をかけてから服を脱いだ。いつも脱いでいたいのだが、脱いでいるとサビエルに怒られてしまう。
「うん、これがいい」
着ていた服を放り、ベッドにうつ伏せになった。
髪の毛が擦れて、色々と気になる
「邪魔ねー、切っちゃいましょうか」
腰まで伸びた赤い髪を肩にかかるくらいまで切り落とした。
「スッキリスッキリ、これでもっと身軽だわー!」
そう言いながら部屋を駆け回った
その頃、着々と準備は進められていた
1人のカトウと言う魔術師の周りに数百人の魔術師が囲み、広い聖堂の中で呪文を唱えている。
助手はそれを見て満足気に頷き、カトウの元に寄って話しかけた
「どうですか、状況は」
カトウは振り返り、皺の多い顔を綻ばせて「ええ、順調でございます」
「あの…、瀕死状態になるくらいなら、止めてもいいんですよ…?」
カトウに耳打ちする
「いえいえ、基督の為なら命も惜しくはありませぬ」「これで私の生涯に悔いは残りません」そう言って深々と頭を下げる
この人の崇めている基督があんな自堕落な人だと知ったらどれ程失望するのだろうか、そう助手は思った
「そうですか、それでは」
あと数時間で準備は整う
「…服を着て下さい」
姫の部屋に入った助手は、全裸の姫を見つけるなり言った。
「あっちの世界では常識なんです。あっちでは絶対に脱がないで下さいよ?」
「はいはい、着るわよ」
そう言って渋々服を着た
「つかあんた、異性の裸見て何とも思わないわけ?折角アダムとイブがくれた羞恥心よ?」
「は、何を仰っているやら」
そう言い、助手は笑った
「もう慣れました、というか最初から何とも思っておりませんでしたよ」
軽々と返事をした
「なーんかムカつくわね」
そう言いながら天蓋付きのベッドに横たわる。
「転移術はまだ?」
「まだです、まだまだです」
そう言ったあと、何か思い出したように助手は顔を姫に向けた。
「…そういえば姫、この世界、魔法500番台は数人しか使えないと聞きましたが」
「1番の転移魔法は、なぜ私達が揃う場合や魔王は使えるのですか?」
「…ああ、それね」
「ちょっと説明するけど」
姫はベッドの上に座った
「元は私以外誰も使えないようなフル(魔法の量の値、ゲームで言うMP)の量だったの。次元との空間を切って削った後平にして、不純物を取り除いてからその次元を歪ませて物体の粒子だけを送り込む。それからまた次元との空間を戻すんだけどね」
転移魔法の原理を説明しているのだろうが、助手には理解が難しい
「それを私は戻さないで、そしてさらに空間をより綺麗な状態にしたの。そして、橋をかけた。これで大体のフルは使わなくて済むのよ」
「次元を歪ませるのが、800万フルくらいだったかしら、つまりそれだけで転移できるようになったのよ」
「つまりは姫が使いやすくしたと」
800万フルでもかなり高い方なのだが、元よりは断然良くなったのだろう、と助手は思った。
「そうよ、その通り」
うんうんと頷いた
「因みに、その時に1度あっちの世界と往復したの、その後3日は動けなかった」
「…?それはつまり、今転移を使っても姫は大した疲労にならないのでは?」
助手が眉を潜める
「そっ、それは…」
ギクッとし、姫の顔色が変わる
「ちょ、ちょっと疲れるのよ…」
「ほ、ほら、あっちでのフル温存もあるし…」
「まあ、その辺りは深く聞きません。今更キャンセルしても魔術師の方がショックを受けるだけですので」
姫はホッとした様子だった。
丁度その時、契法が完成したとの連絡が入った。
「準備ができました、行きましょう」
「着るものはそこに置いてありますので、着替えておいてください」
テーブルの上にある服を指さす
「下着から着るんですよ?」
「わかってるわよ、すぐ行くわ」
サビエルが出ていった後、和服を脱いでテーブルの上にある衣服を見た。
「材質は良いものね、これなら動きやすそうじゃない」
布を指で擦った
パンツを手に取り、足を通す
(これで腰まで持ってきて…よし、ちゃんと合うじゃない)
「でもなんか気持ち悪い…」
パンツの上からなぞると、少しくすぐったかった。
よく伸びる、シャツというものを着て、その上に和服の劣化版のようなわんぴーすという服を着て、さらにその上にコートを羽織った。
「なかなかいいじゃない、見た目は」
切った髪とも相性がいい。
着替え終わると少しの荷物を巾着袋に入れ、腰に引っ掛けて部屋を出る
「少しの間、さよならね」
部屋の空間自体に第603番の一時時間停止魔法をかけ、姫はドアを閉めた。
少し階段を降りると、助手が白い服の上に黒の上着を着ていた。
「なんか司祭みたいね」
姫の声で気付いた助手は微笑んだ
「スーツというものです。後々役に立つかと思われますので」
黒い布を引っ張り、背筋を伸ばした。
「もういいのですか?」
「ええ、いいわよ」
姫は頷いた
「…まあ、それなりに現代日本人らしくはなっていますね」
姫の服をじっと見つめた
「あったり前でしょ、てかあんま見るな」
「さっさと行くわよ」
手を振り、移動を促した
「姫様が瞬間移動してくれるのでは?」
助手は首を傾げる
「はあ?面倒、あんたがやってよ」
「どうせすぐ回復するじゃないですか、それに私は時間がかかる」「姫なら契法番号言うだけで発動するでしょう?」
「はぁ、まあいいや、1108番」
そう言うといつの間にか周りの景色は聖堂の中になっていた。
姫が現れると、その姿を初めて見た者は「基督様…」と言ってひれ伏した。
今までろくに外に出なかったからだろう。
陣の中心に立った2人は目を閉じる
「700番」魔力回復魔法を周りの魔術師にかけた。
「さあ、いつでもどうぞ」
2分ほど唱えられ、その間徐々に下にある光の円が広がってゆく。
「ご健闘をお祈りしております、常に主と共に…」魔術師が言った
地面が歪み、周りの景色が伸びてゆく。
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