異世界創設者の姫は遠征したい!

わまり

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8話 まずは服を買わないと

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ショッピングモールの中にある服屋に来た
「さて、服は…」
姫は見渡すと、口を尖らせた
「洋服しかないじゃない…」

「和服がほしいのですか?」
「しかし今は周りに馴染むための服です。少なくとも2着は買いましょう」
そう言って助手は女性用コーナーに歩き出した

「着やすいやつを私服にして、外出用で馴染む為の服にしましょ」
助手の後ろ姿に言う

「そのつもりです」
「ああそれと姫、ご自分の下着は1人で買っておいてください」
助手は反対方向を指さす

「はぁ?私その辺よくわからないのだけど」

「気に入った柄があったらそれを選べば良いだけですよ、サイズは店員に確認してもらって下さい」

「はいはい、まあ2枚程度買っておく」
助手の指さした方向へ進んだ

下着のコーナーは全体的に白っぽく、どれを着たらいいのか姫には全く分からない。
「気に入った柄ね…」
1通り見て回る
「あら、これはずいぶん…」
クマの顔が付いたパンツを取る
「可愛いわね…、日本人はセンスがある」
それを手に取り、他を見る

「適当でいいわよね、別に見せるものでもないし…」
ごちゃごちゃしたりフリフリしているものは嫌だったので、とりあえず真っ白の物とオシャレはしとくべきだと思い、しましまのものを買う。
店員が眉を潜めたが、多分私のセンスの良さに怖気付いたのだろう。

袋を手に取り、助手のいる場所へ向かう。
同じような服が何着も置いてある。
「何をしてるの?」
店員の説明を受けている助手に聞く

「丁度いいところに、今制服の購入の手続きをしてるから、俺が終わったら美鈴も後でするぞ」
口調を変えて助手が言う

「そう、下着買ったから」
そう言って袋を掲げた。

助手は頷き、店員に向き直った。
姫はそこにある服を見て回る。「制服、ね…」そう言って暫く考え、「って、これ学校の!?」
と助手を見た。
「私いらないって!」

「新しい学校に今の制服を着ていくわけにはいかないだろ?」
助手が爽やかに答える。すぐに対応できるとは、頭の回転が速いな。そう姫は感心した。流石サビエル。

「ってそうじゃないわよ!」
姫はハッとして言う

「ちょっと待ってて、今説明を」
助手は手で遮った。



「さて姫、採寸です」
説明を終えて助手が壁にもたれかかっている姫に、声をかける、

「採寸?」
ぼーっとしていた姫は少し驚いた後助手の方を向いた。

「ええ、体の採寸です」
助手は自分の体を指した

「それは…」
身長を?胸のサイズも…?
「べ、別にいいわよ…」

「いえ、強制なので、さあ来てください」
姫の手を引っ張り、店員のもとへ行く。

「ちょ、無礼者!」
そう言って腕を振りほどく
「わ、私はいいって…」

「姫、この採寸はこれからも必要なのです、今やっておいて損はありません。」
そして店員に近づくと、
「こら美鈴、駄々をこねるな」
と言った。

「あんた、卑怯よ…!」
恥ずかしくなり、声を落とす。
「ほんとずる賢いっていうか…」

しぶしぶ採寸を受けることにした。
個室に入り、カーテンを閉められる。
「な、何するの…?」

店員は後ろに回り込み、
「採寸ですよ、コート脱いで頂けますか?」

コートを脱ぐと、ワンピース姿になる
「では、じっとしてて下さいね…」
店員は巻尺を胸に当てる。

「ひゃっ、無礼…」
ってだめだ、またワガママだと思われてしまう。
それと、店員が申し訳なさそうにしているのはなんなのだ、私の胸が控えめなのが悪いのか…?

胸が終わると腰に巻き付ける。
こっちはすぐに終わり、足の丈を合わせた後制服を合わせると開放された。
「150センチね…小さいのかしら」
ミストでは周りを見る機会が無かったし、身長を測ったことも無かった。日本人を見て初めて自分は小さいのではないかと思ったらばかりだ。

助手がお金を払った後、助手に尋ねた
「ねえ、私の胸、そんな小さい?」

「そうですけど、それが何か」
助手は平然と答えた。
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