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記憶 5
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「美月っ!!」
倒れた美月に駆け寄る
「大丈夫…?玲子」
微笑んで言うが、顔は苦痛に歪んでいる
「そんな事より自分を心配してよ!」
「救急車呼ぶから!」
玲子は美月を抱える
「ありがとね…」
と、美月が言う
「なんとか間に合って良かった…」
「記憶を全部消したの、良かったよ間に合って」
「もう、無理しないでよ!」
涙声になって玲子が言う
「本当に、良かった…」
そう言い、美月は気を失った。
「美月っ!」
何度呼んでも、返事は帰って来なかった
病院に担ぎ込まれたが、美月は植物状態になり、一ヶ月経ってもそのままだった。
いつしか玲子の能力は消えていた。
美月のおかげなんだろうか
「美月…私、もう能力無くなったよ」
毎日病室の美月に会いに行き、話しかけた
「美月…こんなのやだ…」
「お礼一つもできてないのに…!」
と、涙を流した
「玲子ちゃん?」
後ろから声がした
美月の両親だ。
「ありがとね、毎日来てくれて」
「いえ…感謝するのはこっちなんです」
「美月には本当に、感謝してもしきれなくって」
涙を拭って答える
「そう…あの子、いっつも玲子ちゃんの事話すのよ。何があっても玲子ちゃんって。」
「本当に大事に思われてたのね」
「美月…」
また涙が零れる
「それとね、あの子、玲子ちゃん宛に手紙を書いてたの。私に何かあったら玲子に渡してって」
そう言い、手紙を玲子に差し出した
「美月が…?」
受け取ると、3枚の紙が入っていて、美月の字で書かれていた。
「記憶 6 手紙」へ
倒れた美月に駆け寄る
「大丈夫…?玲子」
微笑んで言うが、顔は苦痛に歪んでいる
「そんな事より自分を心配してよ!」
「救急車呼ぶから!」
玲子は美月を抱える
「ありがとね…」
と、美月が言う
「なんとか間に合って良かった…」
「記憶を全部消したの、良かったよ間に合って」
「もう、無理しないでよ!」
涙声になって玲子が言う
「本当に、良かった…」
そう言い、美月は気を失った。
「美月っ!」
何度呼んでも、返事は帰って来なかった
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いつしか玲子の能力は消えていた。
美月のおかげなんだろうか
「美月…私、もう能力無くなったよ」
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と、涙を流した
「玲子ちゃん?」
後ろから声がした
美月の両親だ。
「ありがとね、毎日来てくれて」
「いえ…感謝するのはこっちなんです」
「美月には本当に、感謝してもしきれなくって」
涙を拭って答える
「そう…あの子、いっつも玲子ちゃんの事話すのよ。何があっても玲子ちゃんって。」
「本当に大事に思われてたのね」
「美月…」
また涙が零れる
「それとね、あの子、玲子ちゃん宛に手紙を書いてたの。私に何かあったら玲子に渡してって」
そう言い、手紙を玲子に差し出した
「美月が…?」
受け取ると、3枚の紙が入っていて、美月の字で書かれていた。
「記憶 6 手紙」へ
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