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傷つけないで 1
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インターホンを鳴らすと出てきたのは10歳くらいの少女だった。
「はい、どちらさま?」
くりくりとした目で見てくる
「どうしよ」
杏が航に言う
「なんて言えばいい」
「とりあえず両親を呼べば」
航は横で家を見渡している
「そうね」
「雪子ちゃん?お父さんとお母さんはいるかな」
杏が屈む
「はい、わかりました」
そして奥へ入ってゆく
しばらくすると、母らしい人が出てきて
「はい?どうしたの?」
と、問うてきた
「まあ、とりあえず上がって」
2人は顔を見合わせ、入った
「お邪魔します」
リビングにはソファとテーブル、テレビしかなく、少し殺風景だった
「それで、どうしたの?」
母はカウンセリングをしているようで、こういうのは慣れたようだ
しかし、本題とは違う
「その…話は違うのですが」
「お子さん、雪子ちゃんの事についてなんです」
杏が説明を始める
「雪子の事?」
「はい」
「こう言っては失礼かも知れませんが…」
「雪子ちゃん、何か困っている事や、他人と違う様なところはありますか?」
杏が遠慮気味に言う
「あら、こういう質問は立場が逆ね」
「珍しいわ」
笑って言う
「確かにちょっとあるわね…」
「ところで、あなた達は?」
ギクッとする
「えーと…」
「特殊な悩みを解決するって言うか…」
「そう、まあいいわ」
「あの子ね、ちょっと不思議でね。」
「喧嘩したっていう男の子が次の日から数日間、学校を休んだり、それに前遊園地行った時はお化け屋敷の人がみんな後で休んじゃったりって」
「それは最初大した事と思ってなかったんだけど…あの子、ちょっと不運なのかしら」
「そうですか…」
杏は航み耳打ちする
「これが能力とは思えないわね」
「でも一応探っとくべきだろ」
すると、リビングのドアから雪子がひょっこりと顔を出した
「なんのお話?」
「いつものよ」
と、母が返す
「そっか、じゃあ遊びに行ってくるね」
そう言って出ていった
見送った後、母がこちらを見て
「まあ…それくらいなんです」
「また何かあったら連絡します」
「ありがとうございました」
「では、失礼します」
そう言いドアを開けた
「はい、どちらさま?」
くりくりとした目で見てくる
「どうしよ」
杏が航に言う
「なんて言えばいい」
「とりあえず両親を呼べば」
航は横で家を見渡している
「そうね」
「雪子ちゃん?お父さんとお母さんはいるかな」
杏が屈む
「はい、わかりました」
そして奥へ入ってゆく
しばらくすると、母らしい人が出てきて
「はい?どうしたの?」
と、問うてきた
「まあ、とりあえず上がって」
2人は顔を見合わせ、入った
「お邪魔します」
リビングにはソファとテーブル、テレビしかなく、少し殺風景だった
「それで、どうしたの?」
母はカウンセリングをしているようで、こういうのは慣れたようだ
しかし、本題とは違う
「その…話は違うのですが」
「お子さん、雪子ちゃんの事についてなんです」
杏が説明を始める
「雪子の事?」
「はい」
「こう言っては失礼かも知れませんが…」
「雪子ちゃん、何か困っている事や、他人と違う様なところはありますか?」
杏が遠慮気味に言う
「あら、こういう質問は立場が逆ね」
「珍しいわ」
笑って言う
「確かにちょっとあるわね…」
「ところで、あなた達は?」
ギクッとする
「えーと…」
「特殊な悩みを解決するって言うか…」
「そう、まあいいわ」
「あの子ね、ちょっと不思議でね。」
「喧嘩したっていう男の子が次の日から数日間、学校を休んだり、それに前遊園地行った時はお化け屋敷の人がみんな後で休んじゃったりって」
「それは最初大した事と思ってなかったんだけど…あの子、ちょっと不運なのかしら」
「そうですか…」
杏は航み耳打ちする
「これが能力とは思えないわね」
「でも一応探っとくべきだろ」
すると、リビングのドアから雪子がひょっこりと顔を出した
「なんのお話?」
「いつものよ」
と、母が返す
「そっか、じゃあ遊びに行ってくるね」
そう言って出ていった
見送った後、母がこちらを見て
「まあ…それくらいなんです」
「また何かあったら連絡します」
「ありがとうございました」
「では、失礼します」
そう言いドアを開けた
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