能力者は現在に

わまり

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能力者、5

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「へー、お前ら、結構仲いいな」
直人が航と杏に言う
さっきまで報告をしていたのだ

「そ、それは…」
「心配だったのよ…」
杏が顔を赤くする

「にしても航は災難だったよなー」
航に向かって言う

「まあそうだな、杏がいてくれてよかった」
航も照れる

「2人…仲良くなったね」
由紀が微笑む

「お前らの方が災難だろ」
航が由紀と直人に言う
「だって別世界に飛ばされて、さらに死にかけたとは」
「あの由紀の反応からすると、そうとうヤバかったんだろ?」

由紀は顔を赤くする
「あれは…その…ほんとに良かったって…」

「そうだな、由紀が死にそうになった時はほんとに心が壊れるかと思ったよ」
直人が言う
「自分の痛みなんて忘れてさ、はいつくばって」

「お前、本当に由紀好きだよな」
航が言う

「なんでそっちになんだよ…っ!」
直人は顔を赤くする
由紀も真っ赤だ


「さて、じゃあ明日は休んで、それからまた探しに行くか」
航が仕切った

「次の人は…?」
由紀が言う

「和樹、か?年齢は20くらいだろう」
私が答える
「どうする?誰が行く」

「男が行くべきでしょ」
杏が言う

「そうだな、じゃあ2人で行く」
「じゃ、また明後日にな」
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