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みゆりこ 6
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テントの中は変わっていなかった。強盗ではないかな。寝袋とランタンを取り、テントを出た。
「りこ…これからどうしよ。夜明けまで待って出ていくのが1番いいんだけど、それまではどうすればいいかな」
「逃げるしかないかな…?今は11時だから、あと…8時間?」
「嘘…そんなに?」
長い。その間捕まらないとも限らないのだ。逃げられるのか…
「とりあえず、街が見える斜面で逃げよう。夜明けになったら降りるんだ」
りこが言う
「そうね、じゃあ行こっか」
歩き出す。街が見えることを確認しながら斜面を上がったり下ったり。
足音はしなくなっていた。
遠くに行ったか、それとも消えたか…前者だろう。相手は確実に追ってきてる。
位道で、何度も転びかける。夜目が効いてきて、段々道も見えてきた。
木々は葉が無くなっていたので比較的明るかった。
「結構歩いたわね…」
「うん、ちょっと疲れた…」
そばに腰掛ける。景色は綺麗なのだが、ゆっくりはしていられない。
休憩しながらも耳を澄ませる。
足音はしない。今は遠そうだ。
相手が何を頼りにこちらを探しているのかは分からないが、とにかく相手は鈍い。今まで見つかってないのだから。
「まだあんまり時間経ってないね…」
りこが腕時計を見る
「長く感じる。こんなのあと何時間も続けるのよね、眠れないよ」
「うん…」
りこは元気を無くしていた。
それもそうだ。訳わかんないものに追われて、ゆっくり休めない。
立ち上がり、歩き出した。
暫く歩くと、小屋が見えた。
物置小屋だろうか、なにか使えるものがあればいいのだが。
ゆっくりと進んでいく。
小さな物置小屋だった。周りを見るが何もいない。足音もしない。
「よし、行こ」
りこの手を引っ張る
物置小屋の前まできたが、どこが入口なのか。周りを歩く。すると、黒い監視カメラの様なものがドアの上にあるのが見えた。
ドアへ行こうとする。
そこで嫌な予感がした。
センサーライト…動くものによって照らす。ライト…
さっきの懐中電灯を思い出す。私が点けると、走り出してきた。もしかして相手は光に反応するの…?
いや違う、光だったら私達は見えない。それにあのファイアグリルは熱しか持っていない…なら。熱に反応する?
「りこっ!だめ!!」
しまったと思ったが遅かった。
りこが私より前に出る。センサーライトの黒いレンズの中に小さな赤い光が点くのが見えた。
薄く輝き、パッと光が点いた。とても明るい光、その中に影を見つけた。私達の影じゃない。大きな影…
待ち伏せされてた…!?
「りこ!逃げてっ!!!!」
精一杯叫ぶと、りこが振り返る。
そして前を見て固まった
「あっ…!」
走ってりこの元へ寄る。
影はりこへ近付き、手を伸ばした。
「逃げて!逃げてりこ!早く!」
その影の手が、りこの肩に触れると、りこがブルッと強く震えた。
「つめっ…た!」
「りこっ!!」
りこの手を強く引いて駆け出す
りこは走って付いてきた。
握った手はとても冷たく、私は振り向けなかった。
「りこ…これからどうしよ。夜明けまで待って出ていくのが1番いいんだけど、それまではどうすればいいかな」
「逃げるしかないかな…?今は11時だから、あと…8時間?」
「嘘…そんなに?」
長い。その間捕まらないとも限らないのだ。逃げられるのか…
「とりあえず、街が見える斜面で逃げよう。夜明けになったら降りるんだ」
りこが言う
「そうね、じゃあ行こっか」
歩き出す。街が見えることを確認しながら斜面を上がったり下ったり。
足音はしなくなっていた。
遠くに行ったか、それとも消えたか…前者だろう。相手は確実に追ってきてる。
位道で、何度も転びかける。夜目が効いてきて、段々道も見えてきた。
木々は葉が無くなっていたので比較的明るかった。
「結構歩いたわね…」
「うん、ちょっと疲れた…」
そばに腰掛ける。景色は綺麗なのだが、ゆっくりはしていられない。
休憩しながらも耳を澄ませる。
足音はしない。今は遠そうだ。
相手が何を頼りにこちらを探しているのかは分からないが、とにかく相手は鈍い。今まで見つかってないのだから。
「まだあんまり時間経ってないね…」
りこが腕時計を見る
「長く感じる。こんなのあと何時間も続けるのよね、眠れないよ」
「うん…」
りこは元気を無くしていた。
それもそうだ。訳わかんないものに追われて、ゆっくり休めない。
立ち上がり、歩き出した。
暫く歩くと、小屋が見えた。
物置小屋だろうか、なにか使えるものがあればいいのだが。
ゆっくりと進んでいく。
小さな物置小屋だった。周りを見るが何もいない。足音もしない。
「よし、行こ」
りこの手を引っ張る
物置小屋の前まできたが、どこが入口なのか。周りを歩く。すると、黒い監視カメラの様なものがドアの上にあるのが見えた。
ドアへ行こうとする。
そこで嫌な予感がした。
センサーライト…動くものによって照らす。ライト…
さっきの懐中電灯を思い出す。私が点けると、走り出してきた。もしかして相手は光に反応するの…?
いや違う、光だったら私達は見えない。それにあのファイアグリルは熱しか持っていない…なら。熱に反応する?
「りこっ!だめ!!」
しまったと思ったが遅かった。
りこが私より前に出る。センサーライトの黒いレンズの中に小さな赤い光が点くのが見えた。
薄く輝き、パッと光が点いた。とても明るい光、その中に影を見つけた。私達の影じゃない。大きな影…
待ち伏せされてた…!?
「りこ!逃げてっ!!!!」
精一杯叫ぶと、りこが振り返る。
そして前を見て固まった
「あっ…!」
走ってりこの元へ寄る。
影はりこへ近付き、手を伸ばした。
「逃げて!逃げてりこ!早く!」
その影の手が、りこの肩に触れると、りこがブルッと強く震えた。
「つめっ…た!」
「りこっ!!」
りこの手を強く引いて駆け出す
りこは走って付いてきた。
握った手はとても冷たく、私は振り向けなかった。
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