43 / 81
みゆりこ 7
しおりを挟む
「はぁ、はぁ、りこ大丈夫?」
息をつきながらりこを見る
「さ、寒い…っ!!」
りこはガタガタと肩を抑えて震えている。走った後なのに、まだ寒いの…?
「冷たい…寒いよ、寒いっ!」
あまりに尋常じゃない様子だ。やはりアレに触られたからなのか。急いでりこに駆け寄った
「寒いの?」
「うん…ありえないくらい…寒いっ!はっ…」ガタガタと震える。唇は紫色になり、歯を食いしばっていた。
「ほんとに大丈夫っ?」
寝袋とコートを着せる。それでも寒いようで、震えは止まらない
山は冷える。そのためかなり厚着をするのだ。特に冬は。だから顔以外はほぼ暖かい状態なのだが…この子は筋肉が少ないから、余計に寒くなるのもある。
「寒すぎるよ…!こんな…」
そう言ってうずくまった
「どんな感じ?どこが冷えるの?」
「体の奥から…!服があるはずなのに寒いの…!風は通らないのに、冷たい…冷たいっ!」吐き出す様に言った
雪の顔に触れる。
「冷たっ!」
真冬の鉄棒の様だ。慌てて手を引っ込める。こんな体温…
りこ、大丈夫なの…死んじゃったりしないよね……!?
りこは横でガタガタと震えてうずくまっている。ろくに動かない状況だろう
「りこ…!嫌…」
どうすれば…体温をあげなきゃ…
そうだ、冷たいけど…
りこの上から強く抱き着く。包むようにして、りこの頬に手を当てた。やはりかなり冷たくて少し痛くなってくる。
「ごめんね、りこ…」
「みーちゃん?」
震える声で言う
「こうすれば暖かくなるかも。だから今はこうさせて」
りこをこっちに向かせ、抱き抱える。とても冷たい体。服の内側から体温は伝わってこない。死なないで…りこ…
強く抱きしめ、体温を上げるため息を止めたりした。りこの心臓の音、荒い息遣いが聞こえる。ちゃんと生きてる。りこは、死んでない…!
「みーちゃん…暖かいよ…」
りこも目を閉じ、力一杯私を抱き締めた。
2人で地面に座り込み、とても長い時間抱き合った。
「暖かい…ありがとね、みーちゃん」
「いいのよ、放って置けるわけ無いでしょ。こんな大事な人…」強く抱き締めた。段々暖かくなってきた。
「大丈夫?りこ暖かい?」
「うん、さっきよりマシになった。少し寒いけど」「だからもうちょっとこのままでいい?」リラックスした声でりこが言う
「ええ、いいわよ」
頬を擦り合わせ、手を繋いだ
「まだまだ冷たいんだから」
繋いだ手は暖かかった。よかった。
少ししか触れなかったからこれで済んだのだろう。つまり、もっと触れてたら生死に関わるって事だ。次は絶対に触らせない。近付けもさせないんだから。
りこは私が守る。
息をつきながらりこを見る
「さ、寒い…っ!!」
りこはガタガタと肩を抑えて震えている。走った後なのに、まだ寒いの…?
「冷たい…寒いよ、寒いっ!」
あまりに尋常じゃない様子だ。やはりアレに触られたからなのか。急いでりこに駆け寄った
「寒いの?」
「うん…ありえないくらい…寒いっ!はっ…」ガタガタと震える。唇は紫色になり、歯を食いしばっていた。
「ほんとに大丈夫っ?」
寝袋とコートを着せる。それでも寒いようで、震えは止まらない
山は冷える。そのためかなり厚着をするのだ。特に冬は。だから顔以外はほぼ暖かい状態なのだが…この子は筋肉が少ないから、余計に寒くなるのもある。
「寒すぎるよ…!こんな…」
そう言ってうずくまった
「どんな感じ?どこが冷えるの?」
「体の奥から…!服があるはずなのに寒いの…!風は通らないのに、冷たい…冷たいっ!」吐き出す様に言った
雪の顔に触れる。
「冷たっ!」
真冬の鉄棒の様だ。慌てて手を引っ込める。こんな体温…
りこ、大丈夫なの…死んじゃったりしないよね……!?
りこは横でガタガタと震えてうずくまっている。ろくに動かない状況だろう
「りこ…!嫌…」
どうすれば…体温をあげなきゃ…
そうだ、冷たいけど…
りこの上から強く抱き着く。包むようにして、りこの頬に手を当てた。やはりかなり冷たくて少し痛くなってくる。
「ごめんね、りこ…」
「みーちゃん?」
震える声で言う
「こうすれば暖かくなるかも。だから今はこうさせて」
りこをこっちに向かせ、抱き抱える。とても冷たい体。服の内側から体温は伝わってこない。死なないで…りこ…
強く抱きしめ、体温を上げるため息を止めたりした。りこの心臓の音、荒い息遣いが聞こえる。ちゃんと生きてる。りこは、死んでない…!
「みーちゃん…暖かいよ…」
りこも目を閉じ、力一杯私を抱き締めた。
2人で地面に座り込み、とても長い時間抱き合った。
「暖かい…ありがとね、みーちゃん」
「いいのよ、放って置けるわけ無いでしょ。こんな大事な人…」強く抱き締めた。段々暖かくなってきた。
「大丈夫?りこ暖かい?」
「うん、さっきよりマシになった。少し寒いけど」「だからもうちょっとこのままでいい?」リラックスした声でりこが言う
「ええ、いいわよ」
頬を擦り合わせ、手を繋いだ
「まだまだ冷たいんだから」
繋いだ手は暖かかった。よかった。
少ししか触れなかったからこれで済んだのだろう。つまり、もっと触れてたら生死に関わるって事だ。次は絶対に触らせない。近付けもさせないんだから。
りこは私が守る。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
身体だけの関係です‐原田巴について‐
みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子)
彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。
ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。
その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。
毎日19時ごろ更新予定
「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。
良ければそちらもお読みください。
身体だけの関係です‐三崎早月について‐
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる