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弁明 5
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ーーーーー
またこの夢だ。
現実に引き戻されたかのような感覚で、隣の医師を見つけた。
「佐伯さん?」
この様子を見ていると、私は前回の夢が終わった場面から次の夢が始まるらしい。
「では、ほかに質問は?」
そうだ。質問がある
そ の こ う じ ょ う の じ ゅ う ぎ ょ う い ん の な ま え を お し え て
文字が長いと大変だな…
早く声は出ないのか、不自由
「それを聞いてどうするの?」
医師が眉を潜める。確かに、こんな事を聞くのはおかしいだろうし、疑うだろう。
それでも私が見つめていると、不思議そうな顔をしてパソコンを開き、検索を始めた
「負傷者の名前かな?ちょっとまって」
そうか、怪我してない人の名前は普通載らない。死亡者…はいるのだろうか?
暫くパソコンと向き合っていたが、思いのページを見つけたのか、画面を私に向けた
「ほら、ここに5人」
死亡者が5人…重症が2人に軽傷は1人。
「5人は亡くなられてるね、柴田さんと木下さんと飯田さんと菅原さん、伊藤さん」
「これでいい?」
五人の名前、覚えなきゃ…
じっと画面を見つめ、いつも勉強でやっているような感覚で覚えようとする。
何かを思い出した。
飯田さん…あ、そう言えば、クラスメイトの飯田夏海さんのお父さんがこの会社の人だって言ってた。
もっと何かないだろうか?
夏海さんに聞けば証拠になる。
なかなか思い浮かばない。建物は地震で壊れてるのだろうし、他に…
思い浮かばないや、上手く考えがまとめられない。まず従業員が同じってことはほぼないだろう。
コクリと頷き、また指を滑らせた
こ の び ょ う い ん は ど こ で す か
私はここかどこの病院でどんな名前なのか知らない。ここが実際にあったら…
「君のいた街はほぼ全壊でね、三つ隣の県の大学付属病院だ。」
そう言って医師はこの病院の名前を告げた
やっぱりこの名前は知らない。起きたら調べてみよう。
そもそも覚えていられるだろうか?
さっきの従業員の名前、病院の名前をなんども頭の中で反芻して覚える。
ネットを自由に使いたいが、不自由だ。せめて声がだせるといいのだが…
声を出そうとするが、微かに掠れ声がするだけで、とても聞き取れない。
「もう少ししたら出せるようになるよ」
私を見た医師が言う
「さっきみたいに何度か声だそうとしてみて、そしたらすぐ出るから」
言われた通りに息を口で吐き、同時に声をだそうとする。少しづつだがつっかえが取れていく感覚がした。
またこの夢だ。
現実に引き戻されたかのような感覚で、隣の医師を見つけた。
「佐伯さん?」
この様子を見ていると、私は前回の夢が終わった場面から次の夢が始まるらしい。
「では、ほかに質問は?」
そうだ。質問がある
そ の こ う じ ょ う の じ ゅ う ぎ ょ う い ん の な ま え を お し え て
文字が長いと大変だな…
早く声は出ないのか、不自由
「それを聞いてどうするの?」
医師が眉を潜める。確かに、こんな事を聞くのはおかしいだろうし、疑うだろう。
それでも私が見つめていると、不思議そうな顔をしてパソコンを開き、検索を始めた
「負傷者の名前かな?ちょっとまって」
そうか、怪我してない人の名前は普通載らない。死亡者…はいるのだろうか?
暫くパソコンと向き合っていたが、思いのページを見つけたのか、画面を私に向けた
「ほら、ここに5人」
死亡者が5人…重症が2人に軽傷は1人。
「5人は亡くなられてるね、柴田さんと木下さんと飯田さんと菅原さん、伊藤さん」
「これでいい?」
五人の名前、覚えなきゃ…
じっと画面を見つめ、いつも勉強でやっているような感覚で覚えようとする。
何かを思い出した。
飯田さん…あ、そう言えば、クラスメイトの飯田夏海さんのお父さんがこの会社の人だって言ってた。
もっと何かないだろうか?
夏海さんに聞けば証拠になる。
なかなか思い浮かばない。建物は地震で壊れてるのだろうし、他に…
思い浮かばないや、上手く考えがまとめられない。まず従業員が同じってことはほぼないだろう。
コクリと頷き、また指を滑らせた
こ の び ょ う い ん は ど こ で す か
私はここかどこの病院でどんな名前なのか知らない。ここが実際にあったら…
「君のいた街はほぼ全壊でね、三つ隣の県の大学付属病院だ。」
そう言って医師はこの病院の名前を告げた
やっぱりこの名前は知らない。起きたら調べてみよう。
そもそも覚えていられるだろうか?
さっきの従業員の名前、病院の名前をなんども頭の中で反芻して覚える。
ネットを自由に使いたいが、不自由だ。せめて声がだせるといいのだが…
声を出そうとするが、微かに掠れ声がするだけで、とても聞き取れない。
「もう少ししたら出せるようになるよ」
私を見た医師が言う
「さっきみたいに何度か声だそうとしてみて、そしたらすぐ出るから」
言われた通りに息を口で吐き、同時に声をだそうとする。少しづつだがつっかえが取れていく感覚がした。
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