短編物語パンドラ 【百合】

わまり

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弁明 6

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暗い部屋で目覚めた
5時、私の部屋だ。

(調べないと…)
覚えているうちにメモをとる。
スマホを持ち、病院をまず検索する。

「うそ…」
検索したら、1番上にその大学付属病院の名前が載っていた。三つ隣の県、広い敷地の周りには木が植えられている。病室の窓から見えた木だろう。
夢は本当なの…?
私はこの病院について一切知らないはずなのに…どういうこと?

それからは眠れなかった。


学校に着く。飯田さんに聞こうかと思ったが、変に思われるのも嫌なので、放課後少し見に行ってみようかと思う。
あの5人が会社にいれば…
いや、いるわけがない。

カノの誘いを断り、工場へ向かう。
やはり倉庫が不気味だ。

いきなり「従業員の名簿下さい」と言っても怪しまれるだろうか?
侵入?少しくらいなら…
カメラを用意し、双眼鏡を出す

色々な場所から長い間双眼鏡で覗いていると、戸の横に名簿があるのが見えた。
紙1枚がある。点検のチェック表のようなものだろうか?あれをカメラに写して、あとで見てみよう。

周りの様子を確認して、こっそりと忍び込む。人はいないのか?
あっさりと名簿の前につく。
確認すると、確かに人の名前、その横に日付と時間が殴り書きされている。
シャッターを押し、すぐにその場を離れる。上手くいった。あとで見よう…


家に付き、さっきの写真を見ながらメモと照らし合わせる。
柴田…いる。心臓が跳ねるのを感じた。木下…あった。飯田もある。手が震え、冷や汗をかいた。1人でも、1人でも間違ってくれれば、少しでも気が楽になる。
「菅田…」あった。名簿の隅に書かれている。ブツブツと呟きながら、伊藤という文字を探す。
「ある…」

五人全員の名前があった。
名簿に、名前が書かれている。何度見返しても変わりはなかった。
喉の奥から震える声で呟く
「あの夢…は…」

私とクラスメイト、家族も?
2月26日に地震が起こる。

あの夢は本当で、私は予知夢を見ていたのか?いや、違う。私は未来を見てた…
これから起こる未来を。

胸が苦しくなる。
頭の中でこれから先起こる出来事が渦巻く。逃げないと…
でも、あの未来は変えられるの…?
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