ツンに恋する百合カタリ!

わまり

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気持ち…いいけど…

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リノは今日あった事を思い出し、恥ずかしくて布団に体をくるめる。
(明日、気まずいかな…)

次の日、ユリが迎えに来た
「おはよー!リノちゃん!」
元気に手を振る

「うん…おはよ…」
照れながら反応する

「もしかして、昨日の恥ずかしかった?」
ユリが顔をのぞき込み、尋ねる

「う、うん…」
目をそらして答える

「そうだよねー、初めてだから」
「ま、私もだけど」
ニコッとして言った
「どう?気持ち良かったでしょ~」
ニヤニヤして言った。

「そ、それは…!」
「気持ち…いいけど…」
「もう!言わせないでよ!」

「えへへ、ごめん」
笑いながら謝った

「私、たまにああなっちゃうの」
「だからその時は、またよろしくね?」

一気にリノの顔が赤くなった
「う、うん…」



休憩時間、ルリが2人の前を通りがかり、止まった
「おはよ!リノちゃん、ユリちゃん」

「お、おはよ…」

「おはよー!」
リノは照れながら答えるが、ユリは元気に答えた

その様子を見てルリは
「おやおやお2人さん、昨日はお楽しみで…?」
笑いながら尋ねた。冗談のつもりだ

しかし、言った途端リノの顔が赤くなり、ユリも俯いた。
(あれ、ほんとにやってたの…)
「あはは、冗談だよ~♪」
(この子達ほんとラブラブ…)
(この様子だと、激しかった?)

「そそそそうだよね!」
「ね!ユリちゃん!」
どもりながらユリに話しかけた

しかし鈍感なユリは俯きながら
「なんで…知ってるんです…?」
と、もじもじ尋ねた

「ユリちゃぁぁぁぁん!!」
目を見開き、リノが叫んだ
その場が凍り付いた

ルリははっとし、
「ご、ごめんね聞いてないよ…」
「なにも聞いてないからーー!!!」
そういい駆け出してしまった

「ルリさん!違いますって!!!」
そう言うが、届かない

「あぅぅぅ…」
床に手を付いた

「あれ!ごめん、冗談だったの!?」
ユリは駆け寄り、リノの肩に手を置く

「いや、だ、大丈夫だよ…?多分」
震えながらリノは答えた

「え、えと、えと、」
あたふたするユリ。咄嗟に思い付いたのが
「だ、大丈夫!またやれば!」
(あ!いっちゃった…!)

「えっ……!/////」
またリノは顔を真っ赤にする

「あ、あの…」
「なんかごめんね…」
ユリはバイブのスイッチを切り、謝った
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