ツンに恋する百合カタリ!

わまり

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ご、ごめんなさいー!

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「百合カップル、遅かったね」
マイは入ってきた2人に向かって言う

「カップ…まさか、聞いたの!?」
リノは動揺して聞き返す

「なんの話かな?」
そう言い、目を逸らした

「ルリちゃん…!!!」
怒りの目を向けてルリに詰め寄る

「ごめん、ごめんって…」
ルリは後ずさりながら謝る

「君達、折角才能あるんだから」
「Hのだけども」
「百合小説を書く手伝いをしないか?」

「いやですよ!」
リノは即答する
「第一、無理だって!」

「私やりたい!」
ユリが手を挙げた

それを見たリノは
「ユリちゃん!?でも…!」

「私、書きたいの!十八禁でもいいんでしょ?」
(これでリノちゃんと…!)

「ユリが言うんなら…」
リノは頷いた

「ありがとう、聞くことがあったらカオリ君に聞いてくれ」

「…わかった」

「よろしくお願いします」
カオリは頭を下げた。

「ううん、こちらこそ」
リノも頭を下げる

「それで、昨日はどういう事を?」
カオリが尋ねた
「参考にしますので。」

「そそ、それは…」
リノが顔を赤らめるが、ユリが話し始めた

話していく内にどんどんカオリの顔は赤くなっていった。話終えると頬に手を当て、
「あ、あの…///えと…それは…!」
と言い、
「ご、ごめんなさいー!」
と言い出ていってしまった。

話の生々しさに、リノも顔を真っ赤にしていた
「ゆ、ユリちゃん…いくらなんでも生々し過ぎるって…!」

「そうかなー?」

「そうだよ!第一、覚えてないでしょ?」

「そうかもね、うん。忘れた」
「だからこれから…やる?」

「や、やるって…」
さらに顔を赤くする
ユリの手が首に触れた

「ひゃんっ!」
と、驚く

「こらこら、部室で始めるな」
マイが制す。
ルリは真っ赤だ。

「カオリ君、いっちゃったな…」
「江見君を呼ぶか」


「はいはーい!優が来ましたよ!」
ドアを思いっきりあけ、ユウが入ってくる
「あれれ?カオリちゃんは?」

「ユリ君の生々しい話で逃げちゃってね…」
「ちょっと連れ戻して来てくれ」

「うん!了解!出動ー!」
そう言い、出ていった。

「いちゃいちゃするのは勝手だが、あまり生々しい話をあの歳の子に話さないでくれよ?」

「えへへ…はい…」

「もう、ユリちゃんったら…」

「あれ、ルリ君?」
「まだ真っ赤にしてるのか」

「だってぇ…まいっち…」
「私まで変な気分なっちゃうよ…」
顔を多いながらルリは答える

「おいおい、Hしたいのか?勘弁してくれよ」

「ち、違うよぉ!」
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