ツンに恋する百合カタリ!

わまり

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原田カオリ 2

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先輩はいつでも元気に話しかけてくれた。
廊下ですれ違うと手を握って
「カオリちゃん!おはよー!」
と言ってくれた。
たまに教室に来て、話をしてくれた。

そんな先輩がかっこよく思えてきた。
「先輩…どうして私に構うんですか…?」
ある日気になって尋ねてみた。

フフッと笑い、ユウは言った
「カオリちゃん可愛いじゃん♪」
「ちっちゃくて、少しおどおどしてる所とかも」

「か、可愛い…!?///」
思いがけない事を言われ、照れる

「それに、私ほっとけないんだ。」

「え?」

「カオリちゃん、人見知りでしょ?」
「分かるんだよ、そういうの」
「私の妹が人見知りでね、遂には学校に来なくなっちゃったの。対人恐怖症かな」

「そうなんですか…」

「だからカオリちゃんもそうなってほしくないなって。今は楽しい?」
そう尋ねてきた。

「はい…!」
「すごく、楽しいです!」

「そっか、良かった…」
「ふふ、カオリちゃん、ほんと可愛いね」
そう言ってまた笑った。

そんな優しくて、何より他人を思っている先輩をいつしか好きになった。

新しい部員の2人も私と少し似ていた。
でも、あの子達はちょっとエッチ…
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