7 / 98
序章 転生から眷族創生
第7話 聖白龍も成龍になる。そして龍人も。
しおりを挟む
始祖龍スプレムスが呼びかけた。
「アルブマ、あなたはそろそろ最終進化の次期では無いですか?」
「ハイ。次の眠りにつけば最後の進化が始まると思います」
長い時を経てアルブマ・クリスタが成龍となる”時代”が来ていた。
「アルブマ」
「ハイ、お姉様」
「私が見守ってあげるわ」
「お姉様、ありがとうございます」
自分達が産まれた洞窟の片隅で深い眠りに着くアルブマの側で、見守る様に寄り添うテネブリスだ。
※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero
この時代になると大陸は分裂し、いくつもの生命体が群れを成す様になっていた。スプレムス達は、小さな生命体を踏みつぶさない様に長く暮らして居た洞窟を拠点として1つの大陸で暮らして居た。
テネブリスの第1ビダであるロサが成龍となって暫くすると、最終進化の為に寝ていたアルブマの身体が輝きだす。その事に気づいたテネブリスが叫ぶ。
「誰かぁ! お母様を呼んで来て頂戴」
皆の見守る中、一段と輝きを増し辺りが光に飲み込まれ・・・次第に終息していった。
一回り大きくなったアルブマはまだぼんやりと輝いている。
その輝きも収まり目を覚ますと、仲間の龍達に祝福を受けた。
成龍となって喜んだ聖白龍アルブマの体長は65kmで、テネブリスよりも若干小さい。
美しい白い鱗を纏い、黄金の瞳に虹色の角と爪。成龍になると角も成長していた。
成龍となった身体を確認するアルブマにテネブリスが近づくと
「綺麗だよアルブマ。お母様と同じ角と爪だね。本当に綺麗だ」
「やだっ、お姉様ったらぁ」
するとデレまくるアルブマだ。
「お姉様。これより私の使徒を創造します」
「あなた、覚えてる? お母様に教えて頂いた方法」
「ハイ、想像力ですね」
「流石はアルブマ。私の妹だわ」
自慢げなテネブリスと嬉しそうなアルブマ。
「全体のイメージよ。形、色、魔素の量と・・・」
「ハイ、お姉様。では、始めます」
集中を始めるアルブマ。そして両手を差し出すと手が輝き出し、二つの光がぶつかる場所が激しく輝いている。そしてアルブマの手から光が消えて行く。
目の前には卵であろう球体が光っている。
「凄かったわ、アルブマ。あなたの創生、とても美しかったわ」
テネブリスに褒められて嬉しそうなアルブマ。
その光景を見ていた始祖龍スプレムスが
「あなたの使徒の名前は考えてあるの?」
「ハイ。私の使徒の名前はベルス・プリム、最初の美しさです」
恥ずかしそうにテネブリスを見つめるアルブマ。
「あなたに良く似て美しい使徒が産まれるのでしょうね」
とテネブリスが褒めるとデレまくるアルブマだ。
※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero
暗黒龍テネブリスの使徒が第1ビダであるロサを創生から10,000年で成龍となる。
使徒の誕生から第1ビダが成龍となるまでの間に数多くの生命の種が現れて淘汰されて行った。種の進化と共に小さな集落も発生するが様々な自然現象の中で、現れては消える繰りかえしで知性を持つ種が産まれるまでには至らなかった。
自然現象の中には天災や他種族との生存競争に、最上位種である龍達の無意識による踏みつぶしや不可抗力も含まれる。そのような光景を見て”苛立ち”と”あきらめ”を持って関与せず、考えない様にする者が居た。それは”自らが望む存在の発生”には遠く及ばないからだ。そして今は前世の種族よりも、目の仲間に前の子どもたちの事だけを考える様にしたテネブリスだった。
テネブリスの使徒ベルムからロサへ指導され創生の手順を教えられた。それは代々教わった言葉とまったく同じ物で、今回もテネブリスからロサへと助言があった。
「ロサ、良いですか? 」
「はい。テネブリス様」
テネブリスはロサに名前で呼ばせるようにしていた。
テネブリスからは孫にあたるロサ。そのロサから祖母様などとは聞きたくなかったからだ。前世と違い、月日や時代が変わっても容姿が全く変わらない成龍なので、精神的にも”友達感覚”の方が、気が安らぐテネブリスの要望だった。
友達感覚と言っても姿は小さな龍なので致し方ないのだが、それでも自らが創生した者の”子”が可愛くない訳が無い。
「あなたの子は創生を必要とせず交配だけで構いません。ですから最初から性別が必要です。あなたの様に男性型か、それ以外の女性型か。まぁ私とベルムには性別は有りませんが・・・性格は女性型です。順番にすれば男性型ですが、あなたに任せますわ」
「はい。テネブリス様」
そう言ってロサは龍人の創生を始める。
現状の龍種で明確な性別が有るのはロサだけで他は全て無性だ。性器は存在しない。
ロサを創生する時にベルムを連れ回り性教育をした事が懐かしく思い出すアルブマだ。小さな生物の交配を観察させて、男女どちらにするか問われた時に迷う事無く男型と指示したのは、自らの欲望が思わず出てしまったと後になって後悔したアルブマだった。
目を閉じ集中するロサ。教わった通りまずは想像している。
どの様な形で、性格や、色などを細かく思い浮かべ、その子の力となる魔素を周囲の空間から全身で集める。魔素量を感じとり両手で放出して混ぜるように形にしていく。
集中し想像力を膨らませる・・・・集めた魔素と放出時間でこの子の力と強さが決まる。
手から出ている魔素の先には光り輝く球体状の物体(卵)が出来ていた。
それは光沢の有る真っ黒な卵だった。
テネブリスが始祖龍スプレムスの代わりに聞いてきた。
「ベルム、ロサ、あなた達この子の名前は決めているの?」
「「いいえ」」
そこにテネブリスが念話を挟む。
「分かりました。あなた達と同様に私が決めます」
「「お願いします」」
「この子の名前は・・・フィドキアです」
「「それは・・・」」
「信頼と言う意味です」
「今後、小さな生命体と数多く交流するこの者は、私達が信頼し任せられる者だからです」
※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero
時は流れ・・・
フィドキアは創生から5,000年で成龍となる。
Epílogo
成長日記「アルブマの成龍時点」
暗黒龍・・・テネブリス・アダマス・・・・・生後130,000年、体長70km、成龍。
暗黒龍の使徒であるベルム・プリム・・・・・生後30,000年、体長20km、成龍。
暗黒龍の使徒の第1ビダであるロサ(男型)・・生後10,000年、体長2km、成龍。
暗黒龍の龍人であるフィドキア(男型)・・・・卵の大きさ・・20m・・生後17m
生後5,000年、体長100m、成龍。
聖白龍・・・アルブマ・クリスタ・・・・・・生後100,000年、体長65km、成龍。
聖白龍の使徒であるベルス・プリム・・・・・卵の大きさ・・8km・・生後6km
転生前から87万年前の出来事。
☆ロサとフィドキアの成龍状態の体長は、その後魔法で大きさを変える事となります☆
龍の使徒とは、それぞれの龍が力を与え創造した生命体(性別無)
使徒の第1ビダとは、使徒が創造した最初の生命「Primero Vida」の意(性別有、後に人化になり交配も可)
第1ビダが創造した龍人とは、龍、使徒、第1ビダの使命を実行し他種族との交配する者
(性別有、交配のみ)
「アルブマ、あなたはそろそろ最終進化の次期では無いですか?」
「ハイ。次の眠りにつけば最後の進化が始まると思います」
長い時を経てアルブマ・クリスタが成龍となる”時代”が来ていた。
「アルブマ」
「ハイ、お姉様」
「私が見守ってあげるわ」
「お姉様、ありがとうございます」
自分達が産まれた洞窟の片隅で深い眠りに着くアルブマの側で、見守る様に寄り添うテネブリスだ。
※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero
この時代になると大陸は分裂し、いくつもの生命体が群れを成す様になっていた。スプレムス達は、小さな生命体を踏みつぶさない様に長く暮らして居た洞窟を拠点として1つの大陸で暮らして居た。
テネブリスの第1ビダであるロサが成龍となって暫くすると、最終進化の為に寝ていたアルブマの身体が輝きだす。その事に気づいたテネブリスが叫ぶ。
「誰かぁ! お母様を呼んで来て頂戴」
皆の見守る中、一段と輝きを増し辺りが光に飲み込まれ・・・次第に終息していった。
一回り大きくなったアルブマはまだぼんやりと輝いている。
その輝きも収まり目を覚ますと、仲間の龍達に祝福を受けた。
成龍となって喜んだ聖白龍アルブマの体長は65kmで、テネブリスよりも若干小さい。
美しい白い鱗を纏い、黄金の瞳に虹色の角と爪。成龍になると角も成長していた。
成龍となった身体を確認するアルブマにテネブリスが近づくと
「綺麗だよアルブマ。お母様と同じ角と爪だね。本当に綺麗だ」
「やだっ、お姉様ったらぁ」
するとデレまくるアルブマだ。
「お姉様。これより私の使徒を創造します」
「あなた、覚えてる? お母様に教えて頂いた方法」
「ハイ、想像力ですね」
「流石はアルブマ。私の妹だわ」
自慢げなテネブリスと嬉しそうなアルブマ。
「全体のイメージよ。形、色、魔素の量と・・・」
「ハイ、お姉様。では、始めます」
集中を始めるアルブマ。そして両手を差し出すと手が輝き出し、二つの光がぶつかる場所が激しく輝いている。そしてアルブマの手から光が消えて行く。
目の前には卵であろう球体が光っている。
「凄かったわ、アルブマ。あなたの創生、とても美しかったわ」
テネブリスに褒められて嬉しそうなアルブマ。
その光景を見ていた始祖龍スプレムスが
「あなたの使徒の名前は考えてあるの?」
「ハイ。私の使徒の名前はベルス・プリム、最初の美しさです」
恥ずかしそうにテネブリスを見つめるアルブマ。
「あなたに良く似て美しい使徒が産まれるのでしょうね」
とテネブリスが褒めるとデレまくるアルブマだ。
※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero
暗黒龍テネブリスの使徒が第1ビダであるロサを創生から10,000年で成龍となる。
使徒の誕生から第1ビダが成龍となるまでの間に数多くの生命の種が現れて淘汰されて行った。種の進化と共に小さな集落も発生するが様々な自然現象の中で、現れては消える繰りかえしで知性を持つ種が産まれるまでには至らなかった。
自然現象の中には天災や他種族との生存競争に、最上位種である龍達の無意識による踏みつぶしや不可抗力も含まれる。そのような光景を見て”苛立ち”と”あきらめ”を持って関与せず、考えない様にする者が居た。それは”自らが望む存在の発生”には遠く及ばないからだ。そして今は前世の種族よりも、目の仲間に前の子どもたちの事だけを考える様にしたテネブリスだった。
テネブリスの使徒ベルムからロサへ指導され創生の手順を教えられた。それは代々教わった言葉とまったく同じ物で、今回もテネブリスからロサへと助言があった。
「ロサ、良いですか? 」
「はい。テネブリス様」
テネブリスはロサに名前で呼ばせるようにしていた。
テネブリスからは孫にあたるロサ。そのロサから祖母様などとは聞きたくなかったからだ。前世と違い、月日や時代が変わっても容姿が全く変わらない成龍なので、精神的にも”友達感覚”の方が、気が安らぐテネブリスの要望だった。
友達感覚と言っても姿は小さな龍なので致し方ないのだが、それでも自らが創生した者の”子”が可愛くない訳が無い。
「あなたの子は創生を必要とせず交配だけで構いません。ですから最初から性別が必要です。あなたの様に男性型か、それ以外の女性型か。まぁ私とベルムには性別は有りませんが・・・性格は女性型です。順番にすれば男性型ですが、あなたに任せますわ」
「はい。テネブリス様」
そう言ってロサは龍人の創生を始める。
現状の龍種で明確な性別が有るのはロサだけで他は全て無性だ。性器は存在しない。
ロサを創生する時にベルムを連れ回り性教育をした事が懐かしく思い出すアルブマだ。小さな生物の交配を観察させて、男女どちらにするか問われた時に迷う事無く男型と指示したのは、自らの欲望が思わず出てしまったと後になって後悔したアルブマだった。
目を閉じ集中するロサ。教わった通りまずは想像している。
どの様な形で、性格や、色などを細かく思い浮かべ、その子の力となる魔素を周囲の空間から全身で集める。魔素量を感じとり両手で放出して混ぜるように形にしていく。
集中し想像力を膨らませる・・・・集めた魔素と放出時間でこの子の力と強さが決まる。
手から出ている魔素の先には光り輝く球体状の物体(卵)が出来ていた。
それは光沢の有る真っ黒な卵だった。
テネブリスが始祖龍スプレムスの代わりに聞いてきた。
「ベルム、ロサ、あなた達この子の名前は決めているの?」
「「いいえ」」
そこにテネブリスが念話を挟む。
「分かりました。あなた達と同様に私が決めます」
「「お願いします」」
「この子の名前は・・・フィドキアです」
「「それは・・・」」
「信頼と言う意味です」
「今後、小さな生命体と数多く交流するこの者は、私達が信頼し任せられる者だからです」
※Dieznueveochosietecincocuatrotresdosunocero
時は流れ・・・
フィドキアは創生から5,000年で成龍となる。
Epílogo
成長日記「アルブマの成龍時点」
暗黒龍・・・テネブリス・アダマス・・・・・生後130,000年、体長70km、成龍。
暗黒龍の使徒であるベルム・プリム・・・・・生後30,000年、体長20km、成龍。
暗黒龍の使徒の第1ビダであるロサ(男型)・・生後10,000年、体長2km、成龍。
暗黒龍の龍人であるフィドキア(男型)・・・・卵の大きさ・・20m・・生後17m
生後5,000年、体長100m、成龍。
聖白龍・・・アルブマ・クリスタ・・・・・・生後100,000年、体長65km、成龍。
聖白龍の使徒であるベルス・プリム・・・・・卵の大きさ・・8km・・生後6km
転生前から87万年前の出来事。
☆ロサとフィドキアの成龍状態の体長は、その後魔法で大きさを変える事となります☆
龍の使徒とは、それぞれの龍が力を与え創造した生命体(性別無)
使徒の第1ビダとは、使徒が創造した最初の生命「Primero Vida」の意(性別有、後に人化になり交配も可)
第1ビダが創造した龍人とは、龍、使徒、第1ビダの使命を実行し他種族との交配する者
(性別有、交配のみ)
0
あなたにおすすめの小説
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
愛なんか消えてしまえと願う私は悪くないと思う
ましろ
恋愛
「赤ちゃんができたの」
母の言葉に目眩がした。
我が家の両親は恋愛結婚。身分差から駆け落ち同然で一緒になった二人は未だにその愛は消えず、燃え上がり続けているのだからある意味凄いわ。
でもね? どうしてそんなにも子どもを作ってしまうの⁉
私を入れて子どもは七人。お父さんの給料ではお手伝いさんなんか雇えるわけもなく、おっとりしたお嬢様気質の抜けないお母さんだけで家事育児などできるはずもなく。
そうなると働き手は長女の私だ。
ずっと小さな頃から弟妹のお世話と家事に明け暮れ、それなのにまだ産むと言うの?
「……ねえ、お母さんにとって子どもって何?」
「うふふ。それはね、愛の結晶よ」
愛。愛って何? 私はあなたの愛のために働き詰めなのですけど?
自分達の手に余るなら、そんなモノなど捨ててしまえっ!
❦R-15は保険です。
連載中のものが止まったままのくせに!とは言わないで(泣)
現在、作業中のものがなかなか終わらなくて息抜きのための不定期連載です。
傷物転生令嬢マグダリーナと原初の魔法使いエステラの幻想譚-女神とスライムの光とともに- (旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
※他サイトでも掲載しています
※ちょいちょい手直ししていってます
2026.12.14 タイトル変更 旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる