╣淫・呪・秘・転╠亡国の暗黒魔法師編

流転小石

文字の大きさ
99 / 430
第3章 獣王国編

第99話 ロリの出産

しおりを挟む
出産が近づいているロリのお腹はとても大きい。

ロザリーの出産で、どの程度大きくなるかは知っていたが、やはり生命の神秘を感じるのは自分だけか? と思う今日この頃だった。

別荘の完成も近づきロザリーの激しい性求にも応えて”娘”が産まれる事を心待ちにしていた。
なぜ娘かと言うと、聖女の”呪い”のようなもので聖女は女児しか産めないのであった。
過去に男子を産んだ例が無いのである。

エルヴィーノはロリと”新しい名前”を決めており、後は生まれるのを待つばかりだった。
事前の取り決めで、もしも”つわり”が来たら王族の誰かからエマスコしてもらう手はずになっていたのでエルヴィーノは安心して王家の為に”新しい土台”を作っていた。

土台とはクラベルの都市計画とノチェ・デル・インペリオ(夜の帝国)で、この二つが発展すれば聖魔法王国は盤石となり、次に獣王国で最後にエルフ国メディテッラネウスの予定だった。
三国で強力な体制を作り他国を牽制しつつ勢力を拡大する事がエルヴィーノの提案した構想だ。
エルヴィーノは獣王国を見るので、今マルソ殿がメディテッラネウスのエルフ王と交渉している段階だ。


(マルソ殿の事だ、多分王の前で俺の事を褒めちぎり、大げさに称えるだろう。まぁ、ノチェ・デル・インペリオ(夜の帝国)が、どこまで許可が出るかだな)


クラベルも既に街の大きさを越えかなり都市計画が進んでいた。
ブエロ・マシルベーゴォ(飛行魔導具)需要で人も増え、家や新しい建物に商売も沢山増えているし、何よりブエロ・マシルベーゴォがかなり浸透していて、ダークエルフの一族は当然だが町長専用や建設関係に街中の循環。
更には町を繋ぐ路線にまで使われるようになっていた。
訪れるたびに新しく様変わりしていく街を見に来るのも楽しみの一つになっていた。

そんなある日、エルヴィーノのエマスコに着信を知らせる光を魔石が放った。
中の手紙を見るとプリマベラからで(陣痛が始まったから直ぐに戻れ)だった。

エルヴィーノはアロンソに魔法の指導をしていたが、リーゼロッテに説明し取り急ぎ王城に戻った。
城に戻ると部屋の前に”婿達”が待っていて、”聖女達”は分娩室の中だ。

「どうですかロリは?」
リアム殿に聞いた。

「さっき急に痛み出して私達は部屋から出されたから何も分からない状態だ」

困った顔のリアム殿だったが確かに”俺達”が居ても何もする事が無いから待っているだけだけど・・・すると、部屋から鳴き声が聞こえて来た。

「オギャァーオギャァーオギャァー」

「「「おおぉぉぉ産まれたぞ」」」

エルヴィーノ以外の三人が大喜びだった。

(もちろん俺も嬉しいさ、三回目だが初めての女の子だからな)

すると扉を開けてアブリルが婿達に教えてくれた。

「産まれたわ、母子ともに元気よ。ピンクの髪の可愛い女の子よ」

 (そうかピンクの髪かダークエルフで無い事が良かったのか分からないけど、ロリに似て可愛くなるだろう)と思っていた。

「じゃエルヴィーノさんだけ入ってください。皆さんは隣の部屋で待機です」

エルヴィーノはアブリルの後に続き部屋の中に入る。
疲れてベッドに横になるロリの手を取り労いの声をかける。

「お疲れ様、頑張ったね。可愛い子を産んでくれてありがとう」

「愛してるわ」

と言い返して来たので軽く唇を重ねた。

「もう見たの?」
首を横に振った。

「可愛い女の子を見て来るよ」
と告げて探す我が娘はエネロが身体を拭いていた所だった。



覗きこんだエルヴィーノは産まれたばかりの我が娘の秘部が目に飛び込んできた。

(うわっ! もしかして最初に見た男は俺かも)

とクダラナイ事を考えながら・・・

「可愛いなぁ」と言うと
「お前さんに似て魔素が強い子に成りそうじゃ」と言うエネロ。
「俺に似ていますか?」
見る限り似ている所は何処も無い。

「この子の目は父親似の黒目だからのぉ」

エルヴィーノは驚いた。

「えっ!」

寝ているから分からないけど、そうらしい。
(それはそれで嬉しいさ。俺とロリの子だからね)




綺麗に身支度した我が子をロリの寝ている横に添い寝させエルヴィーノは隣で座っていると、待っていましたとばかりに”婿達”が入ってきてロリと娘を褒め称えた。

「ところで名前は決めているのか?」

マルソが聞いて来たので、ロリが考えた名前を全員に教えた。

「この子の名前はクララです」

「「「「「おおおおぉぉぉ」」」」」

エルヴィーノは知らなかったが、その昔クララと言う魔力の強い聖女か居たそうで、余り魔素の多く無いロリは密かに憧れていて、その名前にあやかったと言う訳だった。


エルヴィーノは、一族、血族に産まれた子の事をエマスコした。

(ロリとの長女はクララと名付け、ピンク色の髪と黒い瞳を持つ女の子です)

直ぐにロザリーとリーゼロッテにエアハルトとアロンソからも”早く会いたい”と返信が有った。

その事をロリに伝えると
「うふふふっ、私も早くしたい!」
などと言ってきた。

エルヴィーノは首を横に振って
「少なくとも体調の為にも10日は安静にしていないといけないよ」
すると膨れっ面で
「その時は一日中だからね!」
手を握りしめて言ってきたロリ。

パウリナとアロンソの事を伝えるのが怖くなってきたエルヴィーノだった。




出産前後の3日間はロザリーから激しく求められたが”2人きり”で過ごす時間が残りわずかとならば致し方ないので、その要求に誠心誠意対応したのちロリの出産祝いに駆けつけたロザリーだった。

「ロリ、おめでとう。元気な赤ちゃんね」

産まれたばかりのクララに母乳を与えていたロリが「お姉様、ありがとうございます」
まるで本当の姉妹のような雰囲気の2人が”シュラ”になったなど誰も思わないだろう。

「ロリ、私から出産祝いのプレゼントが有るけど受け取ってくれるかしら」
「本当ですか?」

周りに世話係がいるのでロリの耳元で話すロザリー。

「エルヴィーノの別荘が完成したの。そこで貴女が最初に寝室を使っても良いわ」

目を見開いて驚くロリ。

「お姉様! 本当に宜しいのですか?」ニッコリと微笑む。
「勿論よ、一年間お疲れ様でした。タップリと味わって頂戴」

目をウルウルさせて喜ぶロリに忠告する。
「それからエルヴィーノに"沢山飲まれないようにね"」
直ぐにピンと来たロリは「ハイ」と笑顔で返した。

「貴女が満足したら、また三人で」
「「フフフフッ」」

淫靡な微笑みで見つめ合う2人だった。

(ああ、2人にパウリナとアロンソの事を打ち明ける時が恐ろしい・・・)









あとがき
無事出産。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

盾の間違った使い方

KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。 まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。 マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。 しかし、当たった次の瞬間。 気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。 周囲は白骨死体だらけ。 慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。 仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。 ここは―― 多分、ボス部屋。 しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。 与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる 【異世界ショッピング】。 一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。 魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、 水一滴すら買えない。 ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。 そんな中、盾だけが違った。 傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。 両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。 盾で殴り 盾で守り 腹が減れば・・・盾で焼く。 フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。 ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。 ――そんなある日。 聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。 盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。 ​【AIの使用について】 本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。 主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。 ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。

転生勇者が死ぬまで10000日

慶名 安
ファンタジー
ごく普通のフリーター・岩倉運命は謎の少年に刺され、命を落としてしまう。そんな岩倉運命だったが、サダメ・レールステンとして転生を果たす…

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生

西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。 彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。 精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。 晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。 死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。 「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」 晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。

処理中です...