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◇
「あれ、ここ……」
「瑞希! 良かった、目が覚めて。ここは病院だよ。Ω科の特別棟」
「渚……撮影は?」
「終わったからここにいるんだよ」
「僕、どうしたの?」
病院のベッドの上で渚に抱きしめられながら、渚を見つめた。
「昼頃から瑞希と連絡が取れなくなって……母さんも出かけてたし、夕方に俺の撮影が終わって急いで帰ってきたら、瑞希が巣作りした巣のその中で眠っていて、発情期ほどじゃないけど瑞希のフェロモンが濃くて、いくら揺すっても瑞希が目を覚さなくて、ただ眠っているわけじゃないのかもしれないと、慌てて病院に連れてきたらフェロモンの乱れだと診断されて……。フェロモンを安定させるために身体を繋げた方がいいって言われて俺もここにいる」
「フェロモンの乱れ……」
僕が瞬きを繰り返していると、渚がさらに詳しく話してくれた。
「ああ。男に襲われてまず最初にフェロモンが乱れて、その後俺と一緒にいてフェロモンが落ち着きかけたところで俺が撮影で離れてしまったから、フェロモンが乱れに乱れてしまったらしい」
「そう、なんだ……」
「瑞希ごめんな。ずっと一緒にいてやれてたらこんなことにはならなかったのに」
「ううん。渚のせいじゃないよ……」
「抱いていい? 瑞希の巣作りを見てから今まで以上に愛しい気持ちが止まらなくて、正直もう我慢の限界で……」
「う、うん……!」
渚の濃いフェロモンを吸い込んで身体の力を抜いた僕は、近付いてくる唇に瞳を閉じた。
◇
「あっ! なぎさ、僕もうむりっ」
「ひって(イッて)」
「イく! イッちゃう! ああっ……!」
僕のそこを咥えて口を窄めた渚の口の中にビュクビュクと精を放つ。
はあはあと息を整えていると、渚が僕のそこを解放して「美味しかった」と美しい顔で微笑んだ。
金曜日の夜に入院して、もう日曜日のお昼。
フェロモンはもうだいぶ落ち着いたのに、あれから寝ている時やご飯の時以外はずっと渚に抱かれていた。
渚は我慢していた分を取り戻すかのごとく、激しくしつこく僕を抱いた。
あちこちが痛くて、でも嬉しい気持ちもあって、満たされたのは僕も渚も一緒だけど、この調子だと発情期はどうなってしまうのかちょっと怖かった。
「渚、ぎゅってして」
「ん。瑞希、愛してるよ」
「僕も……」
「ありがとう、瑞希。俺はまだ出来るんだけど……瑞希は疲れたみたいだし、少し休憩しようか。求め過ぎたね」
「渚は絶倫だね……」
「瑞希だけにな」
クスクスと笑う渚のフェロモンと腕に包まれて幸せな気分に浸れた僕は、そのあとあまり長引くことなく退院することができたのだった。
「あれ、ここ……」
「瑞希! 良かった、目が覚めて。ここは病院だよ。Ω科の特別棟」
「渚……撮影は?」
「終わったからここにいるんだよ」
「僕、どうしたの?」
病院のベッドの上で渚に抱きしめられながら、渚を見つめた。
「昼頃から瑞希と連絡が取れなくなって……母さんも出かけてたし、夕方に俺の撮影が終わって急いで帰ってきたら、瑞希が巣作りした巣のその中で眠っていて、発情期ほどじゃないけど瑞希のフェロモンが濃くて、いくら揺すっても瑞希が目を覚さなくて、ただ眠っているわけじゃないのかもしれないと、慌てて病院に連れてきたらフェロモンの乱れだと診断されて……。フェロモンを安定させるために身体を繋げた方がいいって言われて俺もここにいる」
「フェロモンの乱れ……」
僕が瞬きを繰り返していると、渚がさらに詳しく話してくれた。
「ああ。男に襲われてまず最初にフェロモンが乱れて、その後俺と一緒にいてフェロモンが落ち着きかけたところで俺が撮影で離れてしまったから、フェロモンが乱れに乱れてしまったらしい」
「そう、なんだ……」
「瑞希ごめんな。ずっと一緒にいてやれてたらこんなことにはならなかったのに」
「ううん。渚のせいじゃないよ……」
「抱いていい? 瑞希の巣作りを見てから今まで以上に愛しい気持ちが止まらなくて、正直もう我慢の限界で……」
「う、うん……!」
渚の濃いフェロモンを吸い込んで身体の力を抜いた僕は、近付いてくる唇に瞳を閉じた。
◇
「あっ! なぎさ、僕もうむりっ」
「ひって(イッて)」
「イく! イッちゃう! ああっ……!」
僕のそこを咥えて口を窄めた渚の口の中にビュクビュクと精を放つ。
はあはあと息を整えていると、渚が僕のそこを解放して「美味しかった」と美しい顔で微笑んだ。
金曜日の夜に入院して、もう日曜日のお昼。
フェロモンはもうだいぶ落ち着いたのに、あれから寝ている時やご飯の時以外はずっと渚に抱かれていた。
渚は我慢していた分を取り戻すかのごとく、激しくしつこく僕を抱いた。
あちこちが痛くて、でも嬉しい気持ちもあって、満たされたのは僕も渚も一緒だけど、この調子だと発情期はどうなってしまうのかちょっと怖かった。
「渚、ぎゅってして」
「ん。瑞希、愛してるよ」
「僕も……」
「ありがとう、瑞希。俺はまだ出来るんだけど……瑞希は疲れたみたいだし、少し休憩しようか。求め過ぎたね」
「渚は絶倫だね……」
「瑞希だけにな」
クスクスと笑う渚のフェロモンと腕に包まれて幸せな気分に浸れた僕は、そのあとあまり長引くことなく退院することができたのだった。
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