βからΩになったなら

hina

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「なぎさっ、奥がいい! おねがいっ」
「もっとおねだりしてみて?」

少しずつ小刻みに腰を揺すられて、イけないもどかしさに翻弄されていた。
でも出されたもので抽送はスムーズで、卑猥な音を響かせている。

「んっ、んっ、なぎさ、もっと深くっ……!」
「……瑞希、フェロモンがだいぶ薄まったな。発情期も終わりか……」

「あっ、そこ! もっと!」

渚が何か言っているけど、急に深くなった挿入に気を取られて聞き取れなかった。

「でもまだ楽しもう。七日間きっちり籠ろう」

「はっ、はあ、ん!」

「イきそう? 瑞希」
渚が蕩けるような声で聞いてきた。

「あぁ! イく! は、ああっ!」
「瑞希、もうちょっとだけ付き合って」
「んっ……う、ん」

意識が遠くなっていく。
それでも渚が腰を打ち付けていたことだけは確かだった。




「はあ、いっぱいした……」
「発情期が終わらなければいいのにな」
「それは、ちょっと勘弁……」

発情期六日目。フェロモンはほぼ通常値に戻ったけど、渚はクリスマス当日の明日までこの部屋に居ようという。
七日間、場合によってはもっと居られるけど、発情が明けたら出るように言われているので、ちょっと居心地が悪かった。

でも始めてしまうとそれどころじゃなくなってしまう。
明日も身体を重ねるんだろうなと思うと、ときめく気持ちもあるけど、もし寮の人に何か言われたとしても渚のせいにしようと決めて、開き直ることにした。

「渚、渚っ……」
「瑞希、どうした?」
横になっていたベッドの上で渚の胸に顔を擦り付けて、ぎゅっと抱き付いた。

「甘えたい気分……」
「ん。いい子だな、瑞希。もっと上においで」
「うん……」
渚に髪を撫でられて、一度起き上がるように促される。
使っていなかった枕に顔をのせて、渚の顔の近くに自分の顔を寄せた。

「これでキスも出来るし、しっかり抱きしめることも出来る」
「渚、大好き」
「俺もだよ、瑞希」

渚の腕の中に閉じ込められて、高揚する気持ちで目を閉じると、すかさず唇が重なった。

「今日はもうエッチはなしだからね」
「日が変わったらまたするからな?」
「とりあえず、少し寝ようよ。発情期の間、ずっと寝不足気味だったし……」
「ああ。おやすみ、瑞希」
「おやすみなさい、渚……」

渚の腕の中で幸せを噛み締めた後、僕は微睡の中に落ちていった。
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