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◇
「うーん。やっぱりプロの仕事は違うね!」
「そうだけど、俺からしたら瑞希のクッキーの方が美味しかった」
「渚、泣いてたもんね」
「感極まって止められなかった」
週末。渚とチョコパフェを食べながら、バレンタインを振り返る。
芸術的なパフェを崩しながら、スプーンいっぱいにすくって食べると、様々な状態のチョコの甘みとほのかな苦味が口の中に広がって凄く美味しい。
「瑞希が幸せそうで可愛い……。俺を殺しにかかってる」
「またそんなこと言って」
「はぁ。もう毒だ。なんて罪作り……」
「僕そんなに大層なものじゃないよ!?」
「瑞希は自覚が足りない」
罪作りって渚の方なんじゃ……とは思ったけど、僕に関する謎理論を組み立てて、一人で頷いてる渚に突っ込むことも出来ず、僕は黙々とパフェを食べた。
パフェは美味しかったけど、たまにアルファがわからない。
◇
「那月はバレンタインのチョコ渡したの?」
「うん。買ったものだけど、幸哉は喜んでくれたよ! 瑞希は寮のみんなとクッキー作ったんだよね?」
「うん。手作りって言ったら、渚、泣いてた」
「え、本当!? 泣いてる姿、ちょっと見てみたかったかも」
「悔しいけど綺麗だった」
「そっか。渚さんだもんね」
発情期が明けた那月と朝の寮の前で話ながら、渚と幸哉さんを待つ。
松平くんは今日はまだ来ていない。
渚達が早かったら先に行っちゃうよーと気にかけていたけど、その日は松平くんは来なかった。
どうしたのかな? と思ったけど、諦めてくれたならその方がいいし、連絡先も知らないから松平くんのことはそのままにした。
数日後、久々に松平くんに会って聞いた話に僕も那月もびっくりした。
発情期で籠ってる詩にも教えてあげたら、あとで「これで平和になるね」と返ってきた。
「うーん。やっぱりプロの仕事は違うね!」
「そうだけど、俺からしたら瑞希のクッキーの方が美味しかった」
「渚、泣いてたもんね」
「感極まって止められなかった」
週末。渚とチョコパフェを食べながら、バレンタインを振り返る。
芸術的なパフェを崩しながら、スプーンいっぱいにすくって食べると、様々な状態のチョコの甘みとほのかな苦味が口の中に広がって凄く美味しい。
「瑞希が幸せそうで可愛い……。俺を殺しにかかってる」
「またそんなこと言って」
「はぁ。もう毒だ。なんて罪作り……」
「僕そんなに大層なものじゃないよ!?」
「瑞希は自覚が足りない」
罪作りって渚の方なんじゃ……とは思ったけど、僕に関する謎理論を組み立てて、一人で頷いてる渚に突っ込むことも出来ず、僕は黙々とパフェを食べた。
パフェは美味しかったけど、たまにアルファがわからない。
◇
「那月はバレンタインのチョコ渡したの?」
「うん。買ったものだけど、幸哉は喜んでくれたよ! 瑞希は寮のみんなとクッキー作ったんだよね?」
「うん。手作りって言ったら、渚、泣いてた」
「え、本当!? 泣いてる姿、ちょっと見てみたかったかも」
「悔しいけど綺麗だった」
「そっか。渚さんだもんね」
発情期が明けた那月と朝の寮の前で話ながら、渚と幸哉さんを待つ。
松平くんは今日はまだ来ていない。
渚達が早かったら先に行っちゃうよーと気にかけていたけど、その日は松平くんは来なかった。
どうしたのかな? と思ったけど、諦めてくれたならその方がいいし、連絡先も知らないから松平くんのことはそのままにした。
数日後、久々に松平くんに会って聞いた話に僕も那月もびっくりした。
発情期で籠ってる詩にも教えてあげたら、あとで「これで平和になるね」と返ってきた。
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