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「お願い、とは……」
「んー。もし君が今以上陛下と親密になるようならさ」
「え、えっ……!? 何のことでしょうか?」
冷や汗をかきながら、僕はゼファー様との関係を誤魔化そうとした。
昨晩、ゼファー様に私達の関係は、今は他人には話さないようにねと念を押されて言われていた。
「しらばっくれなくてもいいよ。王家もだけど、公爵家にも影という存在がいてね、秘密なんてあってないようなものだから」
「え……」
「でさ、ここからが本題なんだけど……って、聞いてる??」
影って……とショックを受けていると、フィルさんが顔を寄せて首を傾げた。
「あ、はい……」
秘密なんてないようなものって、昨日のことも全部見られてたり聞かれてたりしたのかな? なんて考えだすと止まらない。けど、今はフィルさんの話を聞かなければ……。
「それでね、もし後宮が解散されることになったら、僕を近衛騎士のリオンに下賜するように陛下に進言して欲しいんだ」
「え!?」
「リオンだからね! ちゃんと覚えててよ!」
「あっ、はっ、はい!? 分かりました!」
「うん、よし」
そんなことになるだろうか……とは思いつつ、忘れないようにしようと気を引き締めた。
「ところで、このお茶なんでこんな味なの? 飲んだことない! 辺境伯領の特産品とかか何か?」
「あ、それは辺境伯領で採れる薬草がメインになっていて、美肌効果や整腸作用があって……」
「へー。なら、これ飲み続けてみようかな?」
「だったら、少しお譲りします!」
「いいの? ありがとう」
それからフィルさんはリオンさんのことを思う存分惚気て退室して行った。
二人は幼馴染で、プラトニックで思い合っているらしい。
ハルムは僕達のことを何か言いたげに見ていたけど、フィルさんが出て行ってから、朝より熱量高めで特別コースを再開したのだった。
ゼファー様との仲を責められるようなことがなくて、僕はほっとしていたんだけど、ハルムは「気を抜いたら駄目ですよ」と真剣な顔をしていたので、ちょっと不安になってしまった。
他の妃の人達に知られたら、どうなってしまうんだろう。
やっぱり、大人しくしておこう。
「んー。もし君が今以上陛下と親密になるようならさ」
「え、えっ……!? 何のことでしょうか?」
冷や汗をかきながら、僕はゼファー様との関係を誤魔化そうとした。
昨晩、ゼファー様に私達の関係は、今は他人には話さないようにねと念を押されて言われていた。
「しらばっくれなくてもいいよ。王家もだけど、公爵家にも影という存在がいてね、秘密なんてあってないようなものだから」
「え……」
「でさ、ここからが本題なんだけど……って、聞いてる??」
影って……とショックを受けていると、フィルさんが顔を寄せて首を傾げた。
「あ、はい……」
秘密なんてないようなものって、昨日のことも全部見られてたり聞かれてたりしたのかな? なんて考えだすと止まらない。けど、今はフィルさんの話を聞かなければ……。
「それでね、もし後宮が解散されることになったら、僕を近衛騎士のリオンに下賜するように陛下に進言して欲しいんだ」
「え!?」
「リオンだからね! ちゃんと覚えててよ!」
「あっ、はっ、はい!? 分かりました!」
「うん、よし」
そんなことになるだろうか……とは思いつつ、忘れないようにしようと気を引き締めた。
「ところで、このお茶なんでこんな味なの? 飲んだことない! 辺境伯領の特産品とかか何か?」
「あ、それは辺境伯領で採れる薬草がメインになっていて、美肌効果や整腸作用があって……」
「へー。なら、これ飲み続けてみようかな?」
「だったら、少しお譲りします!」
「いいの? ありがとう」
それからフィルさんはリオンさんのことを思う存分惚気て退室して行った。
二人は幼馴染で、プラトニックで思い合っているらしい。
ハルムは僕達のことを何か言いたげに見ていたけど、フィルさんが出て行ってから、朝より熱量高めで特別コースを再開したのだった。
ゼファー様との仲を責められるようなことがなくて、僕はほっとしていたんだけど、ハルムは「気を抜いたら駄目ですよ」と真剣な顔をしていたので、ちょっと不安になってしまった。
他の妃の人達に知られたら、どうなってしまうんだろう。
やっぱり、大人しくしておこう。
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