後宮の中で目立たず生きてます

hina

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「離してって言ったのに……」
「私の手で果てるラーナは素敵だったよ」
「僕だけが気持ち良くなるんじゃやだ……」
「私だって興奮してるよ」

ゼファー様がクスクス笑って、僕の手をゼファー様の中心に触れさせる。

「熱……大きい……」

硬くて存在を主張するゼファー様の分身に、ごくりと唾を飲み込む。

「ラーナ……」
「ん……」

ゼファー様の口付けに応える。だんだん深くなるそれにうまく息が出来ない。

「は……んっ、んーっ!」

弱い力でゼファー様の胸を叩くと、ゼファー様は唇を離し、僕を熱く見つめて強い力で僕をぎゅっと抱き締める。

「こういうことにも慣れるように、これからはもっと身体を繋げようね」
「お手柔らかに、お願いします……」

ゼファー様はちゅっと僕の額にキスして、サイドテーブルに置いてある潤滑油に手を伸ばした。


「あっ……」

潤滑油を垂らした指で僕の後ろの蕾に触れて、そのままゆっくりと指を差し入れてきた。

「ぜ、ゼファーさまっ……」
「痛くないようにするから」

私を受け入れて。

そう囁かれて、僕は僕のナカを進む指の異物感に耐える。

「神果の実の効果か柔らかくなってるけど、やはりキツいな」
「んっ……はぁっ……」
「ラーナ、つらいか?」
「んん、大丈夫……続けてください、ゼファーさま」
「ラーナ、愛しいラーナ……」

ナカを掻き混ぜられながらゼファー様からキスの雨が降ってくる。
僕はくすぐったくて、嬉しくて、思わず笑う声が漏れた。


「ゼファーさま、好きです……大好き」
「私もだよ、ラーナ」
「あっ……!?」


ゼファー様の指がそこを掠った時、僕は痺れるような快感に襲われた。

「ゼファーさまっ、そ、そこだめぇ……!」
「ラーナの良いところ、見つけた」
「あっ、あっ!」
「まだイったらだめだよ、ラーナ」
「で、でもっ」

ゼファー様が指を増やしてナカを解していく。僕の良いところにも刺激を与えられて、僕は我慢してるのがキツくなってきた。


「もうそろそろいいかな」

ゼファー様の指が抜けていく。

「んっ……」

僕は急に寂しくなったナカをきゅっと締めた。

「ラーナ、力を抜いてるんだよ」

頬にキスを落とされて、ゼファー様が捕食者の微笑みで僕を見る。

「あ……あぁ!」

ゼファー様が挿入ってきて、僕は身体を反らしていた。

「んっ、はぁ……ラーナ……」
「ぜふぁーさま……」

少しずつ腰を進めるゼファー様の熱に溶かされて、浅くなっていく呼吸が僕達の興奮を煽る。

「もっと……おくにきてぇっ」
「くっ、優しくしたいのにっ……!」
「はぁっ……!」

僕のおねだりにナカのゼファー様が大きくなって、挿入も深くなった。

「はっ、全部挿入った……」
「う、れしい……」
「動くよ、ラーナ」
「あんっ、んっ! んんっ!」

奥をとんとんされたと思ったら、ゼファー様が大きく腰を動かし始める。

僕はゼファー様に翻弄されながら、僕が気を失うまでゼファー様と身体を重ね続けたのだった。
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