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第五話 待ち伏せ
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階段を下りたところで、四狼はカウンターに座っていた女性に気軽に声をかけられた。
「よっ、少年。今から夜遊びかい?」
二十代半ばと見られる端整な顔立ち。
オリガと同じエプロンに茶色の髪をストレートロングにしていた女性の名前はミリア。
オリガの姉であり、宿屋の実質的支配人らしい。
「そんなんじゃないですよ、ちょっと人の集まる場所に行くだけです」
「それが夜遊びっていうんだよ」
カウンターの机に頬杖をつきながらニヤニヤとするミリア。
何を考えているのか四狼は何となく予想はできたが、あえて口に出すのは止めておいた。
「そうだ、ミリアさん。この街で大勢の人が集まる場所ってどこですか?」
「そりゃあ人が集まる場所っていったら昔から酒場って相場が決まってるけど、君の年だと入り口で門前払いを食うのがオチだよ。大人しく部屋で休んでな」
鼻先を掻きながら四狼は苦笑した。
「できればそうしたいのは山々なんですが、こっちも色々と事情がありまして」
「色々な事情……ねえ。まあ酒場はこの店を出て北へ真っ直ぐ行ったところにあるからどうしても行きたいなら行ってきな。でも、痛い目に会っても知らないよ」
「大丈夫ですよ。そういうことには慣れてますから」
丁寧にお礼を言って出て行こうとした四狼だったが、ミリアに背を向けて数歩歩いた途端にまたしても声をかけられた。
「まだ何か?」
四狼が顔だけを振り向かせる。
「いや、君の羽織っている外套が気になってね。あちこちボロボロで相当年季が入っているなって」
そうミリアが指摘するように、四狼の羽織っているフードつきの外套は全体的にひどく薄汚れていた。
定期的に洗濯しているので不潔な匂いはしないが、汚れのほうは完全に落ちないほど徹底的に使い込まれている。
「どう? 今なら安くしとくよ。何か一着買っていかない?」
四狼はニコニコと笑っているミリアから一階部分のホール全体に視線を流す。
宿屋の一階部分は珍しく衣装屋であった。
一面の壁にはミリアとオリガの二人が仕立てた衣装が何十着も吊るされており、女性物のスカートから男性物のロングコートまで幅広い種類が揃っていた。
中には貴族が着るような高価そうなドレスまであった。
「遠慮しときます。どれも俺には不釣合いな代物ばかりだ」
「あらそう? 君くらいのいい男ならそれなりの身なりをすれば貴族様にだって見初められるかもしれないよ」
「それこそ遠慮したいです」
ミリアに軽く手を振りながら四狼は外に出た。
民家の窓から漏れ出ていた光が舗装された石畳の道路をぽつぽつと照らし、険しい山並から下りてくる風が肌から徐々に体温を奪っていく。
ふと天空を見上げれば、煌々と輝いているはずの月は暗色の雲に遮られてその顔を見せてはいなかった。
「金剛丸」
周囲を見渡した四狼は、正面を見据えながらひっそりと呟く。
すると、いつの間にか四狼の後方に金剛丸が現れた。
何も物言わず、ただ主人である四狼の命令に忠実な巨人が。
「とりあえず酒場にでも言ってみようか。ついてこい金剛丸」
四狼が自分のペースで歩き出すと、金剛丸は四狼からつかず離れずの絶妙な間合いを保ちながら歩き出した。
ウィィンという異様な音を響かせながら。
金剛丸を引き連れながら、アッシリアの街を歩いていてふと四狼は思ったことがある。
綺麗に舗装された歩道や煉瓦作りの街並みは、田舎の小国にしては建築技術が発達していて中々良い印象が窺えた。
しかし、その街に住んでいる人間たちからは何と言うか活気が感じられない。
現在の時刻は夜の七時ぐらい。
まだ宵の口な時間帯なはずなのに、すれ違う人間の数が極端に少ないのである。
言えば野良犬の数のほうが多いような気がする。
皆、家に閉じこもっているのだろうか。
「お、あそこかな?」
直線に伸びている歩道を延々と歩いていた四狼は、遠くに浮かんでいた一際目立つ光を見つけた。
木造建築式の箱のような建物である。
ミリアの言っていた酒場に違いない。
異様な街の雰囲気に少し四狼は首を傾げたものの、今は自分たちの目的を果たすために情報が欲しい。
民家の窓から漏れている光を頼りに、四狼と金剛丸は酒場の光を目指して足を動かした。
それからしばらくして、
「待て、金剛丸」
呟きながら四狼はピタリと足を止めた。
金剛丸も無言で足を止める。
四狼は目線だけを左右に動かして周囲に気を配った。
空気が変わった。
姿は見えないが、何十もの視線が身体に突き刺さってくる。
全身を舐め回すような不快感が込み上げてくるこの視線と気配は、普通の人間が放てるものではない。
外套から出ている〈忠吉〉の柄に四狼はそっと手を添えた。
瞬間、視線と気配の持ち主が突如として姿を現した。
顔は漆黒の布で巻きつけて隠しており、身体も漆黒だが胸が不自然に盛り上がっている。
おそらく、軽甲を身につけた上から漆黒の服を着ているのだろう。
人数は四狼と金剛丸の後方に四人、民家の屋根の上に三人。
だが、まだそれ以上の人間の気配を感じる。
「いったいどこのどちら様だ? この街で狙われる覚えなんてさらさらないぞ」
〈忠吉〉の柄を握りながら四狼は一歩だけ前に踏み出した。
全身から相手の威圧感に飲み込まれないほどの闘気を放出する。
しかし、黒ずくめの人間たちは指一本動かさない。
ただ刺すような視線を四狼と金剛丸に向け、その視線からはその場から動くなという言葉が込められているような気がした。
「悪いな。俺は無視されるのが嫌いなんだ」
相手の素性は知らないが、敵意を持っていることは確かである。
ならば、適当にあしらえば何か口を割るかもしれない。
身に覚えのないことで命を狙われては堪らない。
四狼は黒ずくめの人間たちに見せつけるようにゆっくりと〈忠吉〉を抜いて見せた。
民家の窓から漏れ出る光を反射した片刃の刀身が、歩道に怪しい輝きを煌かせる。
案の定、黒ずくめの人間たちに動きがあった。
ビクリと身体を反応させ、上体をやや前屈みにして戦闘体制に入った。
今は全員が素手のようだったが、この手の人間はどこに武器を隠しているか分からず、油断していると思わぬ攻撃を食らいかねない。
「金剛丸、少し遊んで――」
後方に控える相棒に指示を出そうと四狼が口を開いたとき、路地裏から一台の馬車が闊歩してきた。
その馬車は貴族などの特権階級に君臨する人間が乗る豪奢な装飾品が施されている馬車なのは一目でわかった。
だからこそ四狼は、眉根を寄せ付けて険しい表情を浮かべた。
馬車が四狼と金剛丸の行く手を遮るように停車すると、黒ずくめの人間たちが一斉に姿を消し、代わりに路地裏からぞろぞろと鈍色の甲冑を着込んだ人間たちが現れたからだ。
「どうなってんだこの街は?」
あっという間に四狼と金剛丸は十数人に囲まれた。
甲冑を着込んだ人間たちは間違いなくこの国の騎士団だろう。
頭の先から足の爪先まで板金鎧で包み、馬には跨っていないが腰には両刃と見られる長剣を携えている。
「武器を仕舞え!」
騎士団の一人が長剣を突きつけながら四狼に命令した。
何なんだいったい。
心中は穏やかではなかった四狼だったが、騎士団相手では後々厄介なことにならないとも限らなかったので、舌打ちしながら静かに〈忠吉〉を納刀した。
ガチャガチャと甲冑が擦れあう音を響かせながら、他の騎士団たちも四狼と金剛丸に長剣を突きつけると、馬車の扉がゆっくりと開き、中から一人の女性が現れた。
立ち襟とスカートに刻まれた縦溝が目立ち、薄地の木綿で作られた漆黒のドレスを着た貴婦人らしき女性。
ヴェールをしていたので顔までは確認できなかったが、それ相応の身分の高い女性だと窺い知れる。
気の強そうな女性だな、と四狼は思った。
同時に何か得体のしれないことに巻き込まれたとも思う。
そして、それは現実のものになった。
なぜなら――。
「よっ、少年。今から夜遊びかい?」
二十代半ばと見られる端整な顔立ち。
オリガと同じエプロンに茶色の髪をストレートロングにしていた女性の名前はミリア。
オリガの姉であり、宿屋の実質的支配人らしい。
「そんなんじゃないですよ、ちょっと人の集まる場所に行くだけです」
「それが夜遊びっていうんだよ」
カウンターの机に頬杖をつきながらニヤニヤとするミリア。
何を考えているのか四狼は何となく予想はできたが、あえて口に出すのは止めておいた。
「そうだ、ミリアさん。この街で大勢の人が集まる場所ってどこですか?」
「そりゃあ人が集まる場所っていったら昔から酒場って相場が決まってるけど、君の年だと入り口で門前払いを食うのがオチだよ。大人しく部屋で休んでな」
鼻先を掻きながら四狼は苦笑した。
「できればそうしたいのは山々なんですが、こっちも色々と事情がありまして」
「色々な事情……ねえ。まあ酒場はこの店を出て北へ真っ直ぐ行ったところにあるからどうしても行きたいなら行ってきな。でも、痛い目に会っても知らないよ」
「大丈夫ですよ。そういうことには慣れてますから」
丁寧にお礼を言って出て行こうとした四狼だったが、ミリアに背を向けて数歩歩いた途端にまたしても声をかけられた。
「まだ何か?」
四狼が顔だけを振り向かせる。
「いや、君の羽織っている外套が気になってね。あちこちボロボロで相当年季が入っているなって」
そうミリアが指摘するように、四狼の羽織っているフードつきの外套は全体的にひどく薄汚れていた。
定期的に洗濯しているので不潔な匂いはしないが、汚れのほうは完全に落ちないほど徹底的に使い込まれている。
「どう? 今なら安くしとくよ。何か一着買っていかない?」
四狼はニコニコと笑っているミリアから一階部分のホール全体に視線を流す。
宿屋の一階部分は珍しく衣装屋であった。
一面の壁にはミリアとオリガの二人が仕立てた衣装が何十着も吊るされており、女性物のスカートから男性物のロングコートまで幅広い種類が揃っていた。
中には貴族が着るような高価そうなドレスまであった。
「遠慮しときます。どれも俺には不釣合いな代物ばかりだ」
「あらそう? 君くらいのいい男ならそれなりの身なりをすれば貴族様にだって見初められるかもしれないよ」
「それこそ遠慮したいです」
ミリアに軽く手を振りながら四狼は外に出た。
民家の窓から漏れ出ていた光が舗装された石畳の道路をぽつぽつと照らし、険しい山並から下りてくる風が肌から徐々に体温を奪っていく。
ふと天空を見上げれば、煌々と輝いているはずの月は暗色の雲に遮られてその顔を見せてはいなかった。
「金剛丸」
周囲を見渡した四狼は、正面を見据えながらひっそりと呟く。
すると、いつの間にか四狼の後方に金剛丸が現れた。
何も物言わず、ただ主人である四狼の命令に忠実な巨人が。
「とりあえず酒場にでも言ってみようか。ついてこい金剛丸」
四狼が自分のペースで歩き出すと、金剛丸は四狼からつかず離れずの絶妙な間合いを保ちながら歩き出した。
ウィィンという異様な音を響かせながら。
金剛丸を引き連れながら、アッシリアの街を歩いていてふと四狼は思ったことがある。
綺麗に舗装された歩道や煉瓦作りの街並みは、田舎の小国にしては建築技術が発達していて中々良い印象が窺えた。
しかし、その街に住んでいる人間たちからは何と言うか活気が感じられない。
現在の時刻は夜の七時ぐらい。
まだ宵の口な時間帯なはずなのに、すれ違う人間の数が極端に少ないのである。
言えば野良犬の数のほうが多いような気がする。
皆、家に閉じこもっているのだろうか。
「お、あそこかな?」
直線に伸びている歩道を延々と歩いていた四狼は、遠くに浮かんでいた一際目立つ光を見つけた。
木造建築式の箱のような建物である。
ミリアの言っていた酒場に違いない。
異様な街の雰囲気に少し四狼は首を傾げたものの、今は自分たちの目的を果たすために情報が欲しい。
民家の窓から漏れている光を頼りに、四狼と金剛丸は酒場の光を目指して足を動かした。
それからしばらくして、
「待て、金剛丸」
呟きながら四狼はピタリと足を止めた。
金剛丸も無言で足を止める。
四狼は目線だけを左右に動かして周囲に気を配った。
空気が変わった。
姿は見えないが、何十もの視線が身体に突き刺さってくる。
全身を舐め回すような不快感が込み上げてくるこの視線と気配は、普通の人間が放てるものではない。
外套から出ている〈忠吉〉の柄に四狼はそっと手を添えた。
瞬間、視線と気配の持ち主が突如として姿を現した。
顔は漆黒の布で巻きつけて隠しており、身体も漆黒だが胸が不自然に盛り上がっている。
おそらく、軽甲を身につけた上から漆黒の服を着ているのだろう。
人数は四狼と金剛丸の後方に四人、民家の屋根の上に三人。
だが、まだそれ以上の人間の気配を感じる。
「いったいどこのどちら様だ? この街で狙われる覚えなんてさらさらないぞ」
〈忠吉〉の柄を握りながら四狼は一歩だけ前に踏み出した。
全身から相手の威圧感に飲み込まれないほどの闘気を放出する。
しかし、黒ずくめの人間たちは指一本動かさない。
ただ刺すような視線を四狼と金剛丸に向け、その視線からはその場から動くなという言葉が込められているような気がした。
「悪いな。俺は無視されるのが嫌いなんだ」
相手の素性は知らないが、敵意を持っていることは確かである。
ならば、適当にあしらえば何か口を割るかもしれない。
身に覚えのないことで命を狙われては堪らない。
四狼は黒ずくめの人間たちに見せつけるようにゆっくりと〈忠吉〉を抜いて見せた。
民家の窓から漏れ出る光を反射した片刃の刀身が、歩道に怪しい輝きを煌かせる。
案の定、黒ずくめの人間たちに動きがあった。
ビクリと身体を反応させ、上体をやや前屈みにして戦闘体制に入った。
今は全員が素手のようだったが、この手の人間はどこに武器を隠しているか分からず、油断していると思わぬ攻撃を食らいかねない。
「金剛丸、少し遊んで――」
後方に控える相棒に指示を出そうと四狼が口を開いたとき、路地裏から一台の馬車が闊歩してきた。
その馬車は貴族などの特権階級に君臨する人間が乗る豪奢な装飾品が施されている馬車なのは一目でわかった。
だからこそ四狼は、眉根を寄せ付けて険しい表情を浮かべた。
馬車が四狼と金剛丸の行く手を遮るように停車すると、黒ずくめの人間たちが一斉に姿を消し、代わりに路地裏からぞろぞろと鈍色の甲冑を着込んだ人間たちが現れたからだ。
「どうなってんだこの街は?」
あっという間に四狼と金剛丸は十数人に囲まれた。
甲冑を着込んだ人間たちは間違いなくこの国の騎士団だろう。
頭の先から足の爪先まで板金鎧で包み、馬には跨っていないが腰には両刃と見られる長剣を携えている。
「武器を仕舞え!」
騎士団の一人が長剣を突きつけながら四狼に命令した。
何なんだいったい。
心中は穏やかではなかった四狼だったが、騎士団相手では後々厄介なことにならないとも限らなかったので、舌打ちしながら静かに〈忠吉〉を納刀した。
ガチャガチャと甲冑が擦れあう音を響かせながら、他の騎士団たちも四狼と金剛丸に長剣を突きつけると、馬車の扉がゆっくりと開き、中から一人の女性が現れた。
立ち襟とスカートに刻まれた縦溝が目立ち、薄地の木綿で作られた漆黒のドレスを着た貴婦人らしき女性。
ヴェールをしていたので顔までは確認できなかったが、それ相応の身分の高い女性だと窺い知れる。
気の強そうな女性だな、と四狼は思った。
同時に何か得体のしれないことに巻き込まれたとも思う。
そして、それは現実のものになった。
なぜなら――。
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