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最終話
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四狼、金剛丸、そなたたちは元気にしているか?
私はとても元気だが、毎日が目の回る多忙な日々を送っている。
早いものであれからもう一ヶ月が経つのだな。
お前たちのお陰で、アッシリアの民衆たちが抱いていた不安は取り除かれた。
まあ、代わりに私のような女王が誕生したことでより不安が募ってしまったかもしれないが、それぐらいは勘弁して欲しいものだ。
盗賊団は壊滅し、またアッシリアの街が昔のような活気が戻りつつあるのだからな。
そうそう、お前は宰相のマルコシアス殿を覚えているか?
あの日、お前が身を挺して助けた御仁だ。
そのマルコシアス殿は毎日のように言っているぞ。
あのときに助けてもらった剣士殿を、我が公国の近衛騎士団に迎えたいと。
それも望むなら一騎士団を任せてもよいと言っている。
だが私にはわかっている。
お前は一騎士団に収まるような男ではないし、誰よりも高い信念を抱いて誰よりも苦痛な旅をしていることぐらいはな。
たった一日だけの短い付き合いだったが、思えばあの日が私にとってもこの国にとっても運命の日だったんだな、と今更ながらに深く考えてしまう。
セシリア様が亡くなり、オリエンタ様も亡くなられた。
もうこの国に私以外の王位継承権を持つ人間がいなくなってしまったあの日以降、本当に辛い日々が待ち構えていた。
何故、今まで正体を隠していたのか大臣や諸侯たちから質問攻めにあい、同僚であった近衛騎士団たちにも言い訳をするのが大変だった。
それでも私がこうして女王でいられるのは、宰相のマルコシアス殿のお陰だ。
マルコシアス殿は前もってセシリア様から事情を聞いておられたんだ。
妹のオルセイアは生きている、と。
しかし、もっと詳しい事情を聞く前にセシリア様が誘拐され、すべてがうやむやになってしまったらしい。
だからあのとき、マルコシアス殿は腰が抜けるほど驚いたらしい。
まさか、近衛騎士団の中にいるとは夢にも思わなかったらしく、あれから何度も何度も「その髪は本物ですか?」と聞いてきたものだ。
それでも最後には信じてもらい、今では誰よりも私のために仕えてくれている。
女王としての教養や言葉遣いを忘れていた私のために優秀な教師を紹介してくれ、そのお陰で言葉遣いも見違えるほど上達したのだぞ。
ただ言っておくが、こうして報告しているときは別だ。
どうも相手がお前だとこうした砕けた表現になってしまう。
おそらく、第一印象から最悪で、最後に至るまで二度と経験できないような出来事が相次いで訪れたからだろうと私は思っている。
だから私は、お前にだけは本当の私の言葉で伝える。
騎士になることに憧れ、無我夢中で剣の修行に明け暮れた女。
オリビア・カルトレルの本当の言葉で。
ありがとう。
こんな有り触れた言葉でしか表現できないが、本当にありがとう。
またいつか、お前がこの国を訪れる機会があるのなら、是非顔を見せて欲しい。
そのときのお前の顔を見るのが本当に楽しみだ。
何故なら、今書いている手紙を直接お前に手渡せるからだ。
本当に驚くぞ。
もうかなりの量になっているからな。
とまあ今日の報告はこのぐらいにしておく。
これからまだもう一仕事残っているんだ。
では最後に、お前たちの旅の安寧を心から祈る。
願わくはそなたたちの悲願が達成され、後の人生に大いなる幸があらんことを。
~バルセロナ公国第二十八代女王 オルセイア・リズムナリ・バルセロナより~
カタン、とオリビアが筆を下ろすと同時に、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「オルセイア様、準備は整いましたか?」
そう言って部屋に入ってきたのはマルコシアスであった。
オリビアは机の上にあった手紙を引き出しに仕舞うと、ゆっくりと立ち上がった。
にこやかな笑みを作って振り返る。
「ええ、では参りましょうか」
豊かな立ち襟と深い縦溝が特徴的な純白のドレスを纏っていたオリビアは、部屋を出るなり数人の侍女たちと護衛の近衛騎士団たちに迎えられた。
そのまま優雅な物腰で通路を歩き、やがて城の一角に設けられたテラスに到着した。
眼下にはアッシリアの民衆たちが歓声を上げている姿が見下ろせた。
もう冬の到来が間近に迫っていたせいかその日も肌寒い風が吹いていたのに、一目だけでも新女王を見ようと集まっていた民衆たちの熱気のお陰でまったく寒さを感じない。
嬉しいことである。
民衆たちは心よりオリビアの女王即位を認めてくれていた。
それもオリビアが直に領内の街を回り、自分の存在とこれからの国の行く末を明確に示した結果であった。
――先祖から受け継いだ広大な自然を守り抜き、誰もが安心して暮らせるような豊かな国にしていきたい。
このオリビアの信念が、半ば死んでいた民衆たちの心を蘇らせた。
それからである。
アッシリアの街のみならず、バルセロナ公国領内に点在するすべての村や街が活気を帯び始めたのは。
オリビアはテラスの上から民衆たちに向かって手を振った。
民衆たちはより歓声を上げ、オリビアの本当の名前を呼び続ける。
(四狼、私は絶対にやり遂げてみせるぞ。セシリア様が生前言っておられた、自然と人間がいつまでも共存できるような豊かな国作りを。だから四狼、また顔を見せに来い)
民衆たちの心を癒すほどの笑みを浮かべていたオリビアの胸元には、バルセロナ公国に代々伝わる王家の証がいつまでも光り輝いていた。
一方その頃、四狼と金剛丸はバルセロナ公国の隣国であったアスナルド公国の領内にいた。
農産国としても有名であったアスナルド公国では、どこの村でも翌年の夏に収穫する冬麦の種を播く姿が見られ、その他には餌が豊富な森に豚などの家畜を連れていく姿もちらほらと見られた。
豚などの家畜は冬の時期の大事な食料にするため、今のうちからドングリなどを大量に食べさせて肥え太らせているのだろう。
そしてチルルという小さな村に立ち寄った四狼と金剛丸は、畑を耕していた老人に道を訊いた。老人もちょうど休憩を取るところだったので、快く応対してくれた。
「へえ~、あんちゃんらはバルセロナから来なすったんかい」
老人は手拭で額の汗を拭いながら、革の水筒に入れていた水で喉を潤す。
「何でもバルセロナじゃあ新女王が誕生したらしいな。しかもその女王はアスナルドと今まで以上に固い同盟条約を結んだそうじゃないか。いや~、めでたいめでたい。一時期はバルセロナが同盟条約を破棄して戦争を仕掛けてくるんじゃないかと噂があったがありゃガセだったんだな。まったく噂を流した張本人を怒鳴りつけたいぜ」
老人は両腕を組むと、もし戦争にでもなったら一番被害を受けるのはこのような小さな村だと呟いた。
だから同盟条約をより強固なものにしたバルセロナの新女王には心から感謝しているらしい。
「そうか……頑張ってるんだな」
老人の話を聞いて四狼は嬉しそうに微笑んだ。
オリビアと別れてからそろそろ一ヶ月が経とうとしていたが、立ち寄った村では依然としてオリビアの噂で持ちきりだった。
噂していた人間たちは皆、口を揃えてオリビアの女王即位を喜んでおり、いつかは首都に赴いて一目でいいから女王を見てみたいとも言っていた。
「どうした? やけに嬉しそうだな、あんちゃん」
老人に指摘されて四狼はハッとなった。
「いや、何でもない。それよりもこの国の首都に行く道はこの先でいいんだな?」
「ああ、この村を抜けた先に三つに分かれている道がある。その一番右の道を行きな。そうすれば二日ほどで首都に辿り着けるぜ。でも気をつけろ。この辺りも最近は物騒になってな。狼の群れが森の奥から餌を求めて下りてくるんだ」
真剣な表情で忠告する老人に、四狼は「それなら心配ない」と笑みを返した。
後ろに控えている連れに親指を向ける。
老人は四狼の後方に佇んでいた金剛丸を見て頷いた。
「そうだな。そんな馬鹿デカイ用心棒を連れてるなら安心だ」
「だろう」
かかかと笑う老人に礼を言った四狼は、金剛丸に声をかけて歩き出す。
「おいおい、あんちゃん。そういや他にも何か訊きたいことがあったんじゃねえか?」
四狼は不意に立ち止まった。
そうだった、と鼻先を掻きながら振り返る。
「この辺りに変わった遺跡はないかい?」
〈了〉
私はとても元気だが、毎日が目の回る多忙な日々を送っている。
早いものであれからもう一ヶ月が経つのだな。
お前たちのお陰で、アッシリアの民衆たちが抱いていた不安は取り除かれた。
まあ、代わりに私のような女王が誕生したことでより不安が募ってしまったかもしれないが、それぐらいは勘弁して欲しいものだ。
盗賊団は壊滅し、またアッシリアの街が昔のような活気が戻りつつあるのだからな。
そうそう、お前は宰相のマルコシアス殿を覚えているか?
あの日、お前が身を挺して助けた御仁だ。
そのマルコシアス殿は毎日のように言っているぞ。
あのときに助けてもらった剣士殿を、我が公国の近衛騎士団に迎えたいと。
それも望むなら一騎士団を任せてもよいと言っている。
だが私にはわかっている。
お前は一騎士団に収まるような男ではないし、誰よりも高い信念を抱いて誰よりも苦痛な旅をしていることぐらいはな。
たった一日だけの短い付き合いだったが、思えばあの日が私にとってもこの国にとっても運命の日だったんだな、と今更ながらに深く考えてしまう。
セシリア様が亡くなり、オリエンタ様も亡くなられた。
もうこの国に私以外の王位継承権を持つ人間がいなくなってしまったあの日以降、本当に辛い日々が待ち構えていた。
何故、今まで正体を隠していたのか大臣や諸侯たちから質問攻めにあい、同僚であった近衛騎士団たちにも言い訳をするのが大変だった。
それでも私がこうして女王でいられるのは、宰相のマルコシアス殿のお陰だ。
マルコシアス殿は前もってセシリア様から事情を聞いておられたんだ。
妹のオルセイアは生きている、と。
しかし、もっと詳しい事情を聞く前にセシリア様が誘拐され、すべてがうやむやになってしまったらしい。
だからあのとき、マルコシアス殿は腰が抜けるほど驚いたらしい。
まさか、近衛騎士団の中にいるとは夢にも思わなかったらしく、あれから何度も何度も「その髪は本物ですか?」と聞いてきたものだ。
それでも最後には信じてもらい、今では誰よりも私のために仕えてくれている。
女王としての教養や言葉遣いを忘れていた私のために優秀な教師を紹介してくれ、そのお陰で言葉遣いも見違えるほど上達したのだぞ。
ただ言っておくが、こうして報告しているときは別だ。
どうも相手がお前だとこうした砕けた表現になってしまう。
おそらく、第一印象から最悪で、最後に至るまで二度と経験できないような出来事が相次いで訪れたからだろうと私は思っている。
だから私は、お前にだけは本当の私の言葉で伝える。
騎士になることに憧れ、無我夢中で剣の修行に明け暮れた女。
オリビア・カルトレルの本当の言葉で。
ありがとう。
こんな有り触れた言葉でしか表現できないが、本当にありがとう。
またいつか、お前がこの国を訪れる機会があるのなら、是非顔を見せて欲しい。
そのときのお前の顔を見るのが本当に楽しみだ。
何故なら、今書いている手紙を直接お前に手渡せるからだ。
本当に驚くぞ。
もうかなりの量になっているからな。
とまあ今日の報告はこのぐらいにしておく。
これからまだもう一仕事残っているんだ。
では最後に、お前たちの旅の安寧を心から祈る。
願わくはそなたたちの悲願が達成され、後の人生に大いなる幸があらんことを。
~バルセロナ公国第二十八代女王 オルセイア・リズムナリ・バルセロナより~
カタン、とオリビアが筆を下ろすと同時に、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「オルセイア様、準備は整いましたか?」
そう言って部屋に入ってきたのはマルコシアスであった。
オリビアは机の上にあった手紙を引き出しに仕舞うと、ゆっくりと立ち上がった。
にこやかな笑みを作って振り返る。
「ええ、では参りましょうか」
豊かな立ち襟と深い縦溝が特徴的な純白のドレスを纏っていたオリビアは、部屋を出るなり数人の侍女たちと護衛の近衛騎士団たちに迎えられた。
そのまま優雅な物腰で通路を歩き、やがて城の一角に設けられたテラスに到着した。
眼下にはアッシリアの民衆たちが歓声を上げている姿が見下ろせた。
もう冬の到来が間近に迫っていたせいかその日も肌寒い風が吹いていたのに、一目だけでも新女王を見ようと集まっていた民衆たちの熱気のお陰でまったく寒さを感じない。
嬉しいことである。
民衆たちは心よりオリビアの女王即位を認めてくれていた。
それもオリビアが直に領内の街を回り、自分の存在とこれからの国の行く末を明確に示した結果であった。
――先祖から受け継いだ広大な自然を守り抜き、誰もが安心して暮らせるような豊かな国にしていきたい。
このオリビアの信念が、半ば死んでいた民衆たちの心を蘇らせた。
それからである。
アッシリアの街のみならず、バルセロナ公国領内に点在するすべての村や街が活気を帯び始めたのは。
オリビアはテラスの上から民衆たちに向かって手を振った。
民衆たちはより歓声を上げ、オリビアの本当の名前を呼び続ける。
(四狼、私は絶対にやり遂げてみせるぞ。セシリア様が生前言っておられた、自然と人間がいつまでも共存できるような豊かな国作りを。だから四狼、また顔を見せに来い)
民衆たちの心を癒すほどの笑みを浮かべていたオリビアの胸元には、バルセロナ公国に代々伝わる王家の証がいつまでも光り輝いていた。
一方その頃、四狼と金剛丸はバルセロナ公国の隣国であったアスナルド公国の領内にいた。
農産国としても有名であったアスナルド公国では、どこの村でも翌年の夏に収穫する冬麦の種を播く姿が見られ、その他には餌が豊富な森に豚などの家畜を連れていく姿もちらほらと見られた。
豚などの家畜は冬の時期の大事な食料にするため、今のうちからドングリなどを大量に食べさせて肥え太らせているのだろう。
そしてチルルという小さな村に立ち寄った四狼と金剛丸は、畑を耕していた老人に道を訊いた。老人もちょうど休憩を取るところだったので、快く応対してくれた。
「へえ~、あんちゃんらはバルセロナから来なすったんかい」
老人は手拭で額の汗を拭いながら、革の水筒に入れていた水で喉を潤す。
「何でもバルセロナじゃあ新女王が誕生したらしいな。しかもその女王はアスナルドと今まで以上に固い同盟条約を結んだそうじゃないか。いや~、めでたいめでたい。一時期はバルセロナが同盟条約を破棄して戦争を仕掛けてくるんじゃないかと噂があったがありゃガセだったんだな。まったく噂を流した張本人を怒鳴りつけたいぜ」
老人は両腕を組むと、もし戦争にでもなったら一番被害を受けるのはこのような小さな村だと呟いた。
だから同盟条約をより強固なものにしたバルセロナの新女王には心から感謝しているらしい。
「そうか……頑張ってるんだな」
老人の話を聞いて四狼は嬉しそうに微笑んだ。
オリビアと別れてからそろそろ一ヶ月が経とうとしていたが、立ち寄った村では依然としてオリビアの噂で持ちきりだった。
噂していた人間たちは皆、口を揃えてオリビアの女王即位を喜んでおり、いつかは首都に赴いて一目でいいから女王を見てみたいとも言っていた。
「どうした? やけに嬉しそうだな、あんちゃん」
老人に指摘されて四狼はハッとなった。
「いや、何でもない。それよりもこの国の首都に行く道はこの先でいいんだな?」
「ああ、この村を抜けた先に三つに分かれている道がある。その一番右の道を行きな。そうすれば二日ほどで首都に辿り着けるぜ。でも気をつけろ。この辺りも最近は物騒になってな。狼の群れが森の奥から餌を求めて下りてくるんだ」
真剣な表情で忠告する老人に、四狼は「それなら心配ない」と笑みを返した。
後ろに控えている連れに親指を向ける。
老人は四狼の後方に佇んでいた金剛丸を見て頷いた。
「そうだな。そんな馬鹿デカイ用心棒を連れてるなら安心だ」
「だろう」
かかかと笑う老人に礼を言った四狼は、金剛丸に声をかけて歩き出す。
「おいおい、あんちゃん。そういや他にも何か訊きたいことがあったんじゃねえか?」
四狼は不意に立ち止まった。
そうだった、と鼻先を掻きながら振り返る。
「この辺りに変わった遺跡はないかい?」
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