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第十六話 そのポーター、騎士団たちの注目を浴びる
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天幕の外には五天騎士団が完全武装で勢ぞろいしていた。
グラハラム王国きっての精鋭騎士団が一堂に会している光景は、ただのポーターだった昨日までの僕からしたら一生目にすることなどなかっただろう。
それぐらい全部で500人はいる五天騎士団の姿は圧巻だった。
しかしそんな五天騎士団の一部の人たちの目には、天幕に入ったときもそうだったが僕たちに対する不審な色がありありと浮かんでいる。
――あの黒髪の何の武装もしてない男は誰だ?
――あのセーラー服を着ているロリ少女は誰だ?
――あの魔法使いのムチムチボディの女は誰だ?
事情を知らない騎士団たちの口からは、疑問の声がざわつきの波となって全体に広がっていく。
ただ、五天騎士団の中でも僕たち――特に僕に対して明らかに別な感情を抱いていると思しき騎士団があった。
聖乙女騎士団たちだ。
クラリスさまを団長に据えている聖乙女騎士団の女騎士さんたちは、頬を紅潮させながら宝石のように輝かせた目で僕を見つめている。
先頭にいるアリッサさんとユルバさんもそうだ。
いや、この2人の僕を見つめる眼差しは尋常じゃなかった。
僕の姿を見た瞬間、2人の目の奥からは「♡」がバンバンと飛ばされてくる。
その凄まじい視線の強さに、僕はちょっとたじろいでしまったほどだ。
と、そのとき――。
「伝令! 伝令!」
斥候の1人が血相を変えてこの場に現れた。
「魔物たちの動きに変化がありました! これまで牛歩のように遅かった進行が、ここにきて早馬の如き速度に変わりました! あと30分もしないうちにここへ来ると思われます!」
「な、何だと!」
驚きの声を上げたのはクラリスさまだ。
もちろん、各団長さんたちや五天騎士団の人たちも悲鳴のような声を上げる。
無理もない。
陣を取っていたこの場所に魔物たちが現れるまで、まだ2~3時間の余裕があると見越していたのだ。
その間に団長さんたちは作戦会議を行い、部下の騎士さんたちに確固たる対策をさせようとしていただけに斥候がもたらした伝令は悪夢に等しかっただろう。
だが、斥候の悪夢の言葉は続く。
「どうやらその進行速度には、魔人の力が関与していると思われます! 斥候を務めている監視役の魔法使いによれば、魔人が魔物たちに移動速度を向上させる強力な付与魔法をかけたとのこと!」
それだけではありません、と斥候は息を切らせながら叫ぶ。
「魔物たちには身体強化の付与魔法もかけられているとのことです!」
これには五天騎士団たちも、絶望の底に叩き落とされたようだった。
五天騎士団の中には、地面に崩れ落ちる騎士さんたちが続出する。
「そ、そんな魔物の群れにどうやって勝てと言うんだよ!」
「ただでさえ、向こうの戦力はこっちの倍なんだぞ!」
「くそっ、俺は今月に結婚したばかりなのに!」
「終わりだ……俺たちはここで死ぬんだ!」
「こんな絶体絶命な状況は伝説の大賢者チンチン・カイカイさまぐらいしか何とかできないぞ!」
「確かにこの世の全魔法を修得したと言われる、チンチン・カイカイさまなら俺たちにとてつもない力を授けてくれるに違いない!」
「おお~、チンチン・カイカイさま! どうか俺たちの前に姿を現して助けてください!」
「馬鹿を言うな! チンチン・カイカイさまは齢90を超えた身でありながら、未だに世直しのために世界中を旅されているお方だ! そんな都合よくこの場に現れるわけがないだろ!」
などと誰もが絶望し始めたとき、クラリスさまは「うろたえるな!」と声を張り上げた。
「まだ希望を捨ててはならん! なぜなら、ここに我らを勝利に導く偉大なお方がいるからだ!」
クラリスさまは僕に人差し指を突きつける。
「皆の者、ここにおられるカンサイさまこそ我らの導き手! そなたたちに人知を超えた力を授けてくれる英雄である!」
騎士団たちに波紋のようにどよめきが浸透した。
誰もが「そんな馬鹿な」と口々につぶやく。
「カンサイよ、まさに絶好の好機じゃ。幸いにもあの姫様がお主の皆に対する【神のツッコミ】の条件を満たしてくれた。しかもアレをするに相応しい好都合な名前まで出してくれた奴らもおったな。ならば、この機会を逃す手はないぞ」
隣にいたカーミちゃんの言葉に、僕は大きくうなずいた。
うん、それは僕も思った。
この僕に対する不審感が最大限に募っている今なら、きっとこれから僕がする行為に騎士団たちはアレをしてくれるだろう。
ちょっと……というか大声で言うのは恥ずかしい名前だけど、せっかく話題に上がったのだから存分に利用させてもらおう。
僕は勇気を振り絞り、騎士団たちの前に歩み出た。
そして――。
「皆さん、よく聞いてください!」
全員の視線が僕に一点集中する。
続けて僕は腹の底から大声を出した。
「僕はこう見えて伝説の大賢者チンチン・カイカイさまをはるかに超える実力者なんです!」
グラハラム王国きっての精鋭騎士団が一堂に会している光景は、ただのポーターだった昨日までの僕からしたら一生目にすることなどなかっただろう。
それぐらい全部で500人はいる五天騎士団の姿は圧巻だった。
しかしそんな五天騎士団の一部の人たちの目には、天幕に入ったときもそうだったが僕たちに対する不審な色がありありと浮かんでいる。
――あの黒髪の何の武装もしてない男は誰だ?
――あのセーラー服を着ているロリ少女は誰だ?
――あの魔法使いのムチムチボディの女は誰だ?
事情を知らない騎士団たちの口からは、疑問の声がざわつきの波となって全体に広がっていく。
ただ、五天騎士団の中でも僕たち――特に僕に対して明らかに別な感情を抱いていると思しき騎士団があった。
聖乙女騎士団たちだ。
クラリスさまを団長に据えている聖乙女騎士団の女騎士さんたちは、頬を紅潮させながら宝石のように輝かせた目で僕を見つめている。
先頭にいるアリッサさんとユルバさんもそうだ。
いや、この2人の僕を見つめる眼差しは尋常じゃなかった。
僕の姿を見た瞬間、2人の目の奥からは「♡」がバンバンと飛ばされてくる。
その凄まじい視線の強さに、僕はちょっとたじろいでしまったほどだ。
と、そのとき――。
「伝令! 伝令!」
斥候の1人が血相を変えてこの場に現れた。
「魔物たちの動きに変化がありました! これまで牛歩のように遅かった進行が、ここにきて早馬の如き速度に変わりました! あと30分もしないうちにここへ来ると思われます!」
「な、何だと!」
驚きの声を上げたのはクラリスさまだ。
もちろん、各団長さんたちや五天騎士団の人たちも悲鳴のような声を上げる。
無理もない。
陣を取っていたこの場所に魔物たちが現れるまで、まだ2~3時間の余裕があると見越していたのだ。
その間に団長さんたちは作戦会議を行い、部下の騎士さんたちに確固たる対策をさせようとしていただけに斥候がもたらした伝令は悪夢に等しかっただろう。
だが、斥候の悪夢の言葉は続く。
「どうやらその進行速度には、魔人の力が関与していると思われます! 斥候を務めている監視役の魔法使いによれば、魔人が魔物たちに移動速度を向上させる強力な付与魔法をかけたとのこと!」
それだけではありません、と斥候は息を切らせながら叫ぶ。
「魔物たちには身体強化の付与魔法もかけられているとのことです!」
これには五天騎士団たちも、絶望の底に叩き落とされたようだった。
五天騎士団の中には、地面に崩れ落ちる騎士さんたちが続出する。
「そ、そんな魔物の群れにどうやって勝てと言うんだよ!」
「ただでさえ、向こうの戦力はこっちの倍なんだぞ!」
「くそっ、俺は今月に結婚したばかりなのに!」
「終わりだ……俺たちはここで死ぬんだ!」
「こんな絶体絶命な状況は伝説の大賢者チンチン・カイカイさまぐらいしか何とかできないぞ!」
「確かにこの世の全魔法を修得したと言われる、チンチン・カイカイさまなら俺たちにとてつもない力を授けてくれるに違いない!」
「おお~、チンチン・カイカイさま! どうか俺たちの前に姿を現して助けてください!」
「馬鹿を言うな! チンチン・カイカイさまは齢90を超えた身でありながら、未だに世直しのために世界中を旅されているお方だ! そんな都合よくこの場に現れるわけがないだろ!」
などと誰もが絶望し始めたとき、クラリスさまは「うろたえるな!」と声を張り上げた。
「まだ希望を捨ててはならん! なぜなら、ここに我らを勝利に導く偉大なお方がいるからだ!」
クラリスさまは僕に人差し指を突きつける。
「皆の者、ここにおられるカンサイさまこそ我らの導き手! そなたたちに人知を超えた力を授けてくれる英雄である!」
騎士団たちに波紋のようにどよめきが浸透した。
誰もが「そんな馬鹿な」と口々につぶやく。
「カンサイよ、まさに絶好の好機じゃ。幸いにもあの姫様がお主の皆に対する【神のツッコミ】の条件を満たしてくれた。しかもアレをするに相応しい好都合な名前まで出してくれた奴らもおったな。ならば、この機会を逃す手はないぞ」
隣にいたカーミちゃんの言葉に、僕は大きくうなずいた。
うん、それは僕も思った。
この僕に対する不審感が最大限に募っている今なら、きっとこれから僕がする行為に騎士団たちはアレをしてくれるだろう。
ちょっと……というか大声で言うのは恥ずかしい名前だけど、せっかく話題に上がったのだから存分に利用させてもらおう。
僕は勇気を振り絞り、騎士団たちの前に歩み出た。
そして――。
「皆さん、よく聞いてください!」
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