1 / 37
第1話 声優オーディション
しおりを挟む
二月も半ばを過ぎたというのに、未だ陽気な春の訪れは感じられない。
窓ガラスの向こうには暗色の雲から降り続く粉雪が見て取れた。
今頃、通りを行き交う人間たちは肌寒さを堪えながら足を動かしているだろう。
今日の気温は天気予報によればマイナス四度。
中には用事もないのに暖房がついた店へ入ってしまう人間もいるかもしれない。
それほど今日の寒さは一段と凄まじかった。
しかし、ここ東京は神田にあるイベント・ホールの会議室は違う。
十人しかいない会議室の中は、外とは打って変わった異質な熱気に支配されていた。
それは暖房がかかって快適な温度になっているからではない。
たった十人の男女の身体からは並々ならぬ迫力が発せられていたからである。
いや、それは不安や動揺の表れだったのかもしれない。
あるいはジェットコースターに乗る前のようなスリルに対する興奮だったのだろうか。
とにかく会議室で待たされていた十代から二十代半ばまでと年齢が様々な男女は、これからゲーム会社のスタッフはもちろんのこと、声優関連の雑誌記者やゲスト審査員として招かれたプロの声優、そして抽選に当たった約百人の観客の前で自分の演技を披露しなくてはならない。
今年で十六歳になる朝霧夜一もその中の一人だった。
部屋の隅で静かに胡坐を掻いていた夜一は、美少年とまでは言えないが目鼻立ちは悪くない精悍な相貌の少年だ。
墨汁で染めたような黒髪は綺麗に切り整えられており、着ている服も白地のプリントTシャツの上からチャコール・グレーのショート・ブルゾンを重ね着したカジュアルな服装だった。
穿いていたズボンも色落ちしたジーンズではなく、後ろ姿からも存在感をアピールできるような黒のバッグつきパンツである。
細かな傷や色落ちなど微塵もない。
なぜなら上から下まで――それこそ靴下や履いているスニーカーまですべて昨日購入した新品だったからだ。
最初は普段から着慣れした格好でアテレコに望もうと考えていたのだが、やはり第一印象も大事だと思うようになって結局は服装をすべて新品に買い揃えた。
(落ち着け、夜一……ノーシンキン、ノーシンキンだ)
などと夜一は先ほどから自分に言い聞かせていたが、ノーシンキン(考えるな)という言葉を浮かべるたびに体内の奥から言い知れぬ恐怖が込み上げてくる。
無理もなかった。
夜一は劇団で演劇を学んでいるわけでもなく、声優の養成所や専門学校に通っているわけでもない。
正真正銘の素人だ。
それが三百人近い応募者の中から書類審査やキャラに声をあてたテープにより合否を決められるテープ審査を乗り越え、実際に録音スタジオで演技をして合否を決められるスタジオ審査などの振るいに振るいをかけられた末に最終審査の十人に残った。
だからこそ、夜一の心身を蝕んでいた負の感情は他の九人よりも一入だった。
確実に他の九人は演技に関して素人ではない。
少なくとも劇団や養成所、あるいは学校で演劇部に所属している人間たちだろう。
堂に入った発声練習を行う者、自分で用意してきた早口言葉を滑舌よく練習する者、台本に書かれた台詞を何度も声に出して頭に叩き込んでいる者など、素人の夜一には聞いているだけで勉強になる部分が多々あった。
だが、九人とも誰一人として夜一のことなど気にしてはいなかった。
唯一、気にしているのは会議室に置かれていたテレビの映像だったに違いない。
夜一も緊張という名の鎖に身体を縛られながら何度もテレビをちら見する。
テレビには観客が集まっているホールが映っており、一番奥には百インチ相当の巨大なモニターと数本のマイクが置かれていた。
これから実際にゲームキャラのアテレコをするホールの映像だ。
夜一は無論のこと最終審査に残った九人が気にならないわけがない。
当然である。
最終審査である公開オーディションに見事合格すれば、プロの声優としての道がいち早く開けるのだ。
(ノーシンキン……ノーシンキン……)
しばらくして夜一は余計な雑念に囚われないようテレビの画面から顔を背けた。
やや丸まった背筋を再び伸ばし、両膝に左右の手を置いて複式呼吸を繰り返す。
昨日はよく眠れた。
今日の朝食はしっかり取った。
自分が声をあてるキャラの台詞はカラオケボックスで毎日のように練習して完璧に覚えた。
それでも先ほどから心臓の動悸は治まることを知らなかった。
特に会議室に通されてからは面白いように心臓が暴れ回り、よもすれば口から勢いよく飛び出してくるような気がする。
夜一は心中で激しく首を横に振った。
それでは駄目だ。
心臓の動悸が早まっているということは、酸素が大幅に消費されて血液中の二酸化炭素が急激に増加されたことを意味している。
つまり恐ろしいほどに緊張しているのだ。
そして緊張が行き過ぎると、ホルモンのバランスが乱れて精神的に不安定になってしまう。
そうなっては普段の半分の力も出せない。
十五年間で初めて味わう大舞台なのだから無理もないと言えば無理もなかったが、せっかく最終審査に残ったのだ。
普段の力も出せずに不合格だけは絶対になりたくなかった。
合格不合格にかかわらず、朝霧夜一という人間の全力の演技を見てほしい。
そのためには緊張という鎖を断ち切り、心身ともにリラックスすることが必要不可欠。
それ故に夜一は脳裏に素潜りの名人だった一人の男のことを思い浮かべた。
世界的に有名だった素潜りの名人も、どんな海に入るときも念入りな柔軟体操とヨガの呼吸を行ったという。
それは些細なことが死に繋がる海において、精神と肉体を完全に融合させなければ深海の恐怖に耐えられないことを素潜りの名人は知っていたのだ。
では、この素潜りの名人はなぜ恐怖と闘いながらも海に潜り続けたのだろう。
理由は至って簡単だ。
海に潜ることが楽しくて仕方なかったからに他ならない。
一歩間違えば海の藻屑と消え行くことの恐怖よりも何十倍も何百倍も何千倍も――。
会議室に案内されてから何十分が経過しただろう。
各自それぞれアテレコへのモチベーションを高めている中、一人のスタッフが微笑を浮かべながら会議室に入ってきた。
十人の意識と視線が一斉にスタッフへと集中する。
「大変お待たせしました。そろそろスタンバイお願いします」
夜一はテレビの画面に目を投げた。
先ほどはまばらだった観客席がいつの間にか九割ほど埋まっている。
二十代後半と思しきスタッフの男は全員を見渡すと、持っていた紙に視線を落とした。
「え~と……それでは先ほど説明した通りにこれから皆さんにはホールで男女一人ずつアテレコをしてもらいますが、今になって急に体調が悪くなったという人はいませんか?」
スタッフの質問に夜一は首を振って否定した。他の九人も同様である。
「結構です。ではエントリーナンバー一番の朝霧夜一さんと、エントリーナンバー六番の新田麻美子さんのお二人からアテレコをしてもらうので私についてきてください。あ、それと携帯電話は万が一のことも考えてこちらで丁重にお預かりしておきます。貴重品だけ肌身離さず持っていてくださいね」
快活な声で返事をした新田麻美子とは違い、夜一は隣に置いていた台本を持って静かに立ち上がった。
もはや心身の自由を奪っていた緊張の鎖は解かれている。
(怖がるな、夜一。むしろ、この状況を思う存分と楽しめ)
よし、と夜一は自分を勇気づけるなり大きく右足を一歩前に踏み出した。
子供の頃から憧れた、声優の世界に入るための第一歩を。
窓ガラスの向こうには暗色の雲から降り続く粉雪が見て取れた。
今頃、通りを行き交う人間たちは肌寒さを堪えながら足を動かしているだろう。
今日の気温は天気予報によればマイナス四度。
中には用事もないのに暖房がついた店へ入ってしまう人間もいるかもしれない。
それほど今日の寒さは一段と凄まじかった。
しかし、ここ東京は神田にあるイベント・ホールの会議室は違う。
十人しかいない会議室の中は、外とは打って変わった異質な熱気に支配されていた。
それは暖房がかかって快適な温度になっているからではない。
たった十人の男女の身体からは並々ならぬ迫力が発せられていたからである。
いや、それは不安や動揺の表れだったのかもしれない。
あるいはジェットコースターに乗る前のようなスリルに対する興奮だったのだろうか。
とにかく会議室で待たされていた十代から二十代半ばまでと年齢が様々な男女は、これからゲーム会社のスタッフはもちろんのこと、声優関連の雑誌記者やゲスト審査員として招かれたプロの声優、そして抽選に当たった約百人の観客の前で自分の演技を披露しなくてはならない。
今年で十六歳になる朝霧夜一もその中の一人だった。
部屋の隅で静かに胡坐を掻いていた夜一は、美少年とまでは言えないが目鼻立ちは悪くない精悍な相貌の少年だ。
墨汁で染めたような黒髪は綺麗に切り整えられており、着ている服も白地のプリントTシャツの上からチャコール・グレーのショート・ブルゾンを重ね着したカジュアルな服装だった。
穿いていたズボンも色落ちしたジーンズではなく、後ろ姿からも存在感をアピールできるような黒のバッグつきパンツである。
細かな傷や色落ちなど微塵もない。
なぜなら上から下まで――それこそ靴下や履いているスニーカーまですべて昨日購入した新品だったからだ。
最初は普段から着慣れした格好でアテレコに望もうと考えていたのだが、やはり第一印象も大事だと思うようになって結局は服装をすべて新品に買い揃えた。
(落ち着け、夜一……ノーシンキン、ノーシンキンだ)
などと夜一は先ほどから自分に言い聞かせていたが、ノーシンキン(考えるな)という言葉を浮かべるたびに体内の奥から言い知れぬ恐怖が込み上げてくる。
無理もなかった。
夜一は劇団で演劇を学んでいるわけでもなく、声優の養成所や専門学校に通っているわけでもない。
正真正銘の素人だ。
それが三百人近い応募者の中から書類審査やキャラに声をあてたテープにより合否を決められるテープ審査を乗り越え、実際に録音スタジオで演技をして合否を決められるスタジオ審査などの振るいに振るいをかけられた末に最終審査の十人に残った。
だからこそ、夜一の心身を蝕んでいた負の感情は他の九人よりも一入だった。
確実に他の九人は演技に関して素人ではない。
少なくとも劇団や養成所、あるいは学校で演劇部に所属している人間たちだろう。
堂に入った発声練習を行う者、自分で用意してきた早口言葉を滑舌よく練習する者、台本に書かれた台詞を何度も声に出して頭に叩き込んでいる者など、素人の夜一には聞いているだけで勉強になる部分が多々あった。
だが、九人とも誰一人として夜一のことなど気にしてはいなかった。
唯一、気にしているのは会議室に置かれていたテレビの映像だったに違いない。
夜一も緊張という名の鎖に身体を縛られながら何度もテレビをちら見する。
テレビには観客が集まっているホールが映っており、一番奥には百インチ相当の巨大なモニターと数本のマイクが置かれていた。
これから実際にゲームキャラのアテレコをするホールの映像だ。
夜一は無論のこと最終審査に残った九人が気にならないわけがない。
当然である。
最終審査である公開オーディションに見事合格すれば、プロの声優としての道がいち早く開けるのだ。
(ノーシンキン……ノーシンキン……)
しばらくして夜一は余計な雑念に囚われないようテレビの画面から顔を背けた。
やや丸まった背筋を再び伸ばし、両膝に左右の手を置いて複式呼吸を繰り返す。
昨日はよく眠れた。
今日の朝食はしっかり取った。
自分が声をあてるキャラの台詞はカラオケボックスで毎日のように練習して完璧に覚えた。
それでも先ほどから心臓の動悸は治まることを知らなかった。
特に会議室に通されてからは面白いように心臓が暴れ回り、よもすれば口から勢いよく飛び出してくるような気がする。
夜一は心中で激しく首を横に振った。
それでは駄目だ。
心臓の動悸が早まっているということは、酸素が大幅に消費されて血液中の二酸化炭素が急激に増加されたことを意味している。
つまり恐ろしいほどに緊張しているのだ。
そして緊張が行き過ぎると、ホルモンのバランスが乱れて精神的に不安定になってしまう。
そうなっては普段の半分の力も出せない。
十五年間で初めて味わう大舞台なのだから無理もないと言えば無理もなかったが、せっかく最終審査に残ったのだ。
普段の力も出せずに不合格だけは絶対になりたくなかった。
合格不合格にかかわらず、朝霧夜一という人間の全力の演技を見てほしい。
そのためには緊張という鎖を断ち切り、心身ともにリラックスすることが必要不可欠。
それ故に夜一は脳裏に素潜りの名人だった一人の男のことを思い浮かべた。
世界的に有名だった素潜りの名人も、どんな海に入るときも念入りな柔軟体操とヨガの呼吸を行ったという。
それは些細なことが死に繋がる海において、精神と肉体を完全に融合させなければ深海の恐怖に耐えられないことを素潜りの名人は知っていたのだ。
では、この素潜りの名人はなぜ恐怖と闘いながらも海に潜り続けたのだろう。
理由は至って簡単だ。
海に潜ることが楽しくて仕方なかったからに他ならない。
一歩間違えば海の藻屑と消え行くことの恐怖よりも何十倍も何百倍も何千倍も――。
会議室に案内されてから何十分が経過しただろう。
各自それぞれアテレコへのモチベーションを高めている中、一人のスタッフが微笑を浮かべながら会議室に入ってきた。
十人の意識と視線が一斉にスタッフへと集中する。
「大変お待たせしました。そろそろスタンバイお願いします」
夜一はテレビの画面に目を投げた。
先ほどはまばらだった観客席がいつの間にか九割ほど埋まっている。
二十代後半と思しきスタッフの男は全員を見渡すと、持っていた紙に視線を落とした。
「え~と……それでは先ほど説明した通りにこれから皆さんにはホールで男女一人ずつアテレコをしてもらいますが、今になって急に体調が悪くなったという人はいませんか?」
スタッフの質問に夜一は首を振って否定した。他の九人も同様である。
「結構です。ではエントリーナンバー一番の朝霧夜一さんと、エントリーナンバー六番の新田麻美子さんのお二人からアテレコをしてもらうので私についてきてください。あ、それと携帯電話は万が一のことも考えてこちらで丁重にお預かりしておきます。貴重品だけ肌身離さず持っていてくださいね」
快活な声で返事をした新田麻美子とは違い、夜一は隣に置いていた台本を持って静かに立ち上がった。
もはや心身の自由を奪っていた緊張の鎖は解かれている。
(怖がるな、夜一。むしろ、この状況を思う存分と楽しめ)
よし、と夜一は自分を勇気づけるなり大きく右足を一歩前に踏み出した。
子供の頃から憧れた、声優の世界に入るための第一歩を。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
自称未来の妻なヤンデレ転校生に振り回された挙句、最終的に責任を取らされる話
水島紗鳥
青春
成績優秀でスポーツ万能な男子高校生の黒月拓馬は、学校では常に1人だった。
そんなハイスペックぼっちな拓馬の前に未来の妻を自称する日英ハーフの美少女転校生、十六夜アリスが現れた事で平穏だった日常生活が激変する。
凄まじくヤンデレなアリスは拓馬を自分だけの物にするためにありとあらゆる手段を取り、どんどん外堀を埋めていく。
「なあ、サインと判子欲しいって渡された紙が記入済婚姻届なのは気のせいか?」
「気にしない気にしない」
「いや、気にするに決まってるだろ」
ヤンデレなアリスから完全にロックオンされてしまった拓馬の運命はいかに……?(なお、もう一生逃げられない模様)
表紙はイラストレーターの谷川犬兎様に描いていただきました。
小説投稿サイトでの利用許可を頂いております。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる