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第18話 大物声優のゲスト出演
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「夜一、どういうことか説明しろ!」
部室の扉を開けた瞬間、夜一は予想通りの言葉を叩きつけられた。
「部長は今日も元気ですね」
乾いた笑みを浮かべたまま夜一は空いていた席に座る。
「そんな適当な挨拶はどうでもいい。さっき放送部の顧問から聞いたぞ。マジであの超人気声優の上里円清が俺たちのラジオ番組に来るって」
「相応のギャラは必要ですけどね」
上里円清クラスの声優をゲストに呼ぶとなると、確実に十万円以上が必要になってくる。
それはギャラだけではなく、交通費や食費などの必要経費が含まれるからだ。
「ギャラのことは関係ない。そんなことより俺の質問に答えろ。どうしてお前が上里円清なんてベテラン声優を呼べるんだよ」
秋彦が驚くのも無理はなかった。
ラジオ放送部が綾園市主催の動画コンテストに作品を応募すると聞かされたとき、夜一は番組と審査員にインパクトを与えるために人気声優をゲストに招くという意見を出した。
ゲストの名前は上里円清。
数年前に大手声優事務所から独立し、〈オフィス・リング〉という声優事務所を設立した実力派の人気声優である。
「答えろ! さあ、答えろ! 今すぐ答えろ! 原稿用紙四百字以内で答えろ!」
「名護先輩、それで上里さんはいつ来てくれると言っていました?」
「また俺のことは無視かよ!」
長机を叩いた秋彦に構わず、夜一はひたすらにキーボードを打っていた武琉に尋ねる。
どうやら武琉はラジオ放送部のホームページを更新しているらしい。
トピックスに「祝! 八天春学園ラジオ放送部になりました!」と追加していた。
「色々とスケジュールが重なっているらしくてな。今週の土曜日の昼過ぎなら何とか時間が取れるって話だ。まあ、それも仕方ない。相手は上里円清なんだから」
それよりも、と武琉はキーボードを打つ手を止めた。
「ワン(俺)も訊きたいな。普通に考えて一介の高校生が人気声優なんて呼べるはずがない。これがラジオの公開収録なら相手の事務所も納得するだろうが……さすがに個人だけを呼ぶとなるとな」
「本当だっつうの! 正直に答えろっつうの!」
「うちも訊きたいわ。夜一君、教えてえな」
秋彦、武琉、奈津美の熱い眼差しを受けて夜一は大きく吐息した。
軽く乱れていた前髪を手櫛で整える。
「分かりました。答えますよ」
と、夜一が説明しようとしたときだ。
「あれ? そう言えば九頭竜先輩がいませんね? 今日は休みですか?」
プロデューサーという役職を与えられていた君夜が不在だったことに気づいた。
いつもなら紅茶を飲みながら寛いでいるはずなのに。
「お嬢なら上里円清がゲストに来ると知るなり帰っちまったよ。何でもこれから身内に急な不幸が訪れるからって……」
意味が分からなかった。
身内に不幸が訪れたから帰るのなら理解できるが、今から身内に不幸が訪れるから帰るとは文法的に間違っていないだろうか。
「おっと、また話を逸らされた。いいから教えろ。いえ、教えてください!」
よほど上里円清をゲストに招けたことが知りたかったのだろう。
秋彦は年上の威厳もなく年下の夜一に背中が見せるほど頭を垂れた。
「ちゃんと教えますから頭を上げてくださいよ、部長」
夜一は慌てて秋彦の頭を上げさせる。
「とは言っても特別なことじゃありませんよ。俺がゲームの公開オーディションを受けたことは知っていますよね。そのとき、審査員の一人にプロの声優さんが招かれていたんです。くりむさんという女性声優さんなんですけど」
「くりむって上里円清と同じ事務所の声優じゃなかったっけ?」
「さすが部長は声優さんに詳しいですね。そうです。そのくりむさんが審査員の一人だったんですけど、オーディションが終わった後に挨拶する機会があったんですよ」
一呼吸の間を空けた後、夜一は三人に冷静な口調で説明した。
廊下でくりむに挨拶したとき、自分の事務所に所属している声優の仕事振りが気になった円清が現れたこと。
夜一は子供の頃から憧れていた円清にも挨拶すると、自分の演技を陰から見ていた円清が褒めてくれたこと。
そして自分が〈上里円清のボイス・クリニック〉を欠かさず聴いているリスナーだと伝えると、円清はにこやかな笑みとともに何かあったら事務所に連絡してきなさいと言ってくれたことを。
「まさか、こんな形で連絡することになるとは思わなかったですけどね」
ははは、と引きつった笑みで頬を掻く夜一。
そんな夜一に秋彦は飛びついてきた。
「夜一、お前は俺たちラジオ放送部を救うために神から使わされた救世主だ! 勝つる! これで俺たちは絶対に勝つるぞ!」
「うわあ! だから抱きつかないでくださいよ!」
変な日本語を叫びながら秋彦が抱き締めて来る。
それこそ背骨が折れるほど力強く。
そのとき、後方で奈津美が嬉しさを含んだ悲鳴を上げた。
同時にスマホを取り出す。
「な、何て素敵かつ淫靡な光景なんやろう。これは是非とも記録せんと罰が当たる。なあ、二人の姿を撮影してもええか?」
「ベーヒャー(嫌だ)!」
武琉と奈津美が妙な言い争いを繰り広げている中、男色の趣味を持たない夜一は秋彦の腹にボディブローを放った。
以前に武琉からアドバイスされた腰を捻りつつだ。
腰の入ったキレのいい夜一の右拳が緩みきっていた秋彦の腹部にめり込む。
すると秋彦は大量の唾液を垂れ流して膝から崩れ落ちた。
「おお、綺麗に正拳突きが決まったな。相手が盛大に吹き飛ぶ漫画や映画なんかとは違って、リアルに正拳突きが決まると相手はその場に倒れ込むんだ」
「おい……武琉……てめえ……何て殺人術を新入部員に……教えやがるんだ……げふ」
夜一は腹を押さえて悶絶した秋彦から自分の右拳に目をやる。
右拳に残る手応えが如実に物語っていた。
今日の武琉は防護ベストを着用していないと。
さすがに殴るのは悪かったかなと罪悪感に襲われた夜一だったが、よくよく考えれば急に抱きついて来る人間が悪い。
なので夜一は秋彦の体調が正常に戻ってきた十数分後に改めて話を再開させた。
「そんなこんなで無事に上里さんをゲストに迎えることに相成ったわけですが、肝心の番組の構成はどうするか決まっているんですか?」
「てめえ、先輩を殴っておいて平気な顔で仕切ってんじゃねえよ。あんま調子コイてると尻の穴から手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わせるぞ」
「ふ、ふいまへん」
まだ腹を殴られた怒りが残っているのだろう。
秋彦は腹を右手で押さえながら夜一の口元を左手でアイアンクローする。
「止めろ、秋彦。抱きついたお前が悪い」
すかさず武琉が仲裁に入ってくれた。
秋彦の奥襟を掴んで強制的に引き離す。
「ちゃんと話を戻そう。とりあえず台本は書いていない。まだ上里円清がゲストに来るかどうか分からなかったからな。だが来ると分かった以上、俺は全力で台本を書くさ」
「台本書きに時間割いて大丈夫なん? そろそろ小説の締め切りが近いんやない?」
「小説?」
「ああ、そうか。それも夜一君に言うてなかったか。武琉君の将来の夢は小説家やねん。中学生のときから何度か新人賞に応募してるんやて。な?」
「受賞はおろか最終までも残ったことはないけどな」
がっくりと武琉が肩を落としたとき、隣にいた秋彦が自分の胸を強く叩いた。
「ちなみに俺様こと円能寺秋彦の夢は放送局に入ることだ! そしていずれは本物のディレクターになり、何度も公開録音を行うほどのビッグなアニラジを作る!」
「それであわよくば声優さんと結婚と?」
「当たり前じゃねえか。声優の結婚相手がプロデューサーやディレクターに多いことは業界でも有名だからな。くふふふふ」
それはラジオではなくアニメのほうじゃなかったかと思ったが、また秋彦を怒らせるような真似をしたくなかった夜一は構成作家である武琉に話を振った。
「でも、今週の土曜日までに台本って書けるものなんですか?」
う~ん、と武琉は虚空を見上げながら顎先を撫で回す。
「さすがにプロ顔負けの台本は書けない。これでもワン(俺)は小説家志望だからな。ただ、小説家を目指したときに勉強の一環として映画の脚本やラジオの台本について勉強したことがある。実際に書き始めればナンクルナイサ(何とかなるさ)」
沖縄弁で言葉を締めた武琉は、さっそくとばかりにパソコンのマウスを操作した。
予めラジオ番組の台本用に準備していた文書作成用のソフトを起動させる。
「よし、構成作家の武琉は台本作成に集中させるとして……夜一と奈津美はブースの中に入ってスタンバイしろ。前にやったプレ放送の続きをするぞ」
部室の扉を開けた瞬間、夜一は予想通りの言葉を叩きつけられた。
「部長は今日も元気ですね」
乾いた笑みを浮かべたまま夜一は空いていた席に座る。
「そんな適当な挨拶はどうでもいい。さっき放送部の顧問から聞いたぞ。マジであの超人気声優の上里円清が俺たちのラジオ番組に来るって」
「相応のギャラは必要ですけどね」
上里円清クラスの声優をゲストに呼ぶとなると、確実に十万円以上が必要になってくる。
それはギャラだけではなく、交通費や食費などの必要経費が含まれるからだ。
「ギャラのことは関係ない。そんなことより俺の質問に答えろ。どうしてお前が上里円清なんてベテラン声優を呼べるんだよ」
秋彦が驚くのも無理はなかった。
ラジオ放送部が綾園市主催の動画コンテストに作品を応募すると聞かされたとき、夜一は番組と審査員にインパクトを与えるために人気声優をゲストに招くという意見を出した。
ゲストの名前は上里円清。
数年前に大手声優事務所から独立し、〈オフィス・リング〉という声優事務所を設立した実力派の人気声優である。
「答えろ! さあ、答えろ! 今すぐ答えろ! 原稿用紙四百字以内で答えろ!」
「名護先輩、それで上里さんはいつ来てくれると言っていました?」
「また俺のことは無視かよ!」
長机を叩いた秋彦に構わず、夜一はひたすらにキーボードを打っていた武琉に尋ねる。
どうやら武琉はラジオ放送部のホームページを更新しているらしい。
トピックスに「祝! 八天春学園ラジオ放送部になりました!」と追加していた。
「色々とスケジュールが重なっているらしくてな。今週の土曜日の昼過ぎなら何とか時間が取れるって話だ。まあ、それも仕方ない。相手は上里円清なんだから」
それよりも、と武琉はキーボードを打つ手を止めた。
「ワン(俺)も訊きたいな。普通に考えて一介の高校生が人気声優なんて呼べるはずがない。これがラジオの公開収録なら相手の事務所も納得するだろうが……さすがに個人だけを呼ぶとなるとな」
「本当だっつうの! 正直に答えろっつうの!」
「うちも訊きたいわ。夜一君、教えてえな」
秋彦、武琉、奈津美の熱い眼差しを受けて夜一は大きく吐息した。
軽く乱れていた前髪を手櫛で整える。
「分かりました。答えますよ」
と、夜一が説明しようとしたときだ。
「あれ? そう言えば九頭竜先輩がいませんね? 今日は休みですか?」
プロデューサーという役職を与えられていた君夜が不在だったことに気づいた。
いつもなら紅茶を飲みながら寛いでいるはずなのに。
「お嬢なら上里円清がゲストに来ると知るなり帰っちまったよ。何でもこれから身内に急な不幸が訪れるからって……」
意味が分からなかった。
身内に不幸が訪れたから帰るのなら理解できるが、今から身内に不幸が訪れるから帰るとは文法的に間違っていないだろうか。
「おっと、また話を逸らされた。いいから教えろ。いえ、教えてください!」
よほど上里円清をゲストに招けたことが知りたかったのだろう。
秋彦は年上の威厳もなく年下の夜一に背中が見せるほど頭を垂れた。
「ちゃんと教えますから頭を上げてくださいよ、部長」
夜一は慌てて秋彦の頭を上げさせる。
「とは言っても特別なことじゃありませんよ。俺がゲームの公開オーディションを受けたことは知っていますよね。そのとき、審査員の一人にプロの声優さんが招かれていたんです。くりむさんという女性声優さんなんですけど」
「くりむって上里円清と同じ事務所の声優じゃなかったっけ?」
「さすが部長は声優さんに詳しいですね。そうです。そのくりむさんが審査員の一人だったんですけど、オーディションが終わった後に挨拶する機会があったんですよ」
一呼吸の間を空けた後、夜一は三人に冷静な口調で説明した。
廊下でくりむに挨拶したとき、自分の事務所に所属している声優の仕事振りが気になった円清が現れたこと。
夜一は子供の頃から憧れていた円清にも挨拶すると、自分の演技を陰から見ていた円清が褒めてくれたこと。
そして自分が〈上里円清のボイス・クリニック〉を欠かさず聴いているリスナーだと伝えると、円清はにこやかな笑みとともに何かあったら事務所に連絡してきなさいと言ってくれたことを。
「まさか、こんな形で連絡することになるとは思わなかったですけどね」
ははは、と引きつった笑みで頬を掻く夜一。
そんな夜一に秋彦は飛びついてきた。
「夜一、お前は俺たちラジオ放送部を救うために神から使わされた救世主だ! 勝つる! これで俺たちは絶対に勝つるぞ!」
「うわあ! だから抱きつかないでくださいよ!」
変な日本語を叫びながら秋彦が抱き締めて来る。
それこそ背骨が折れるほど力強く。
そのとき、後方で奈津美が嬉しさを含んだ悲鳴を上げた。
同時にスマホを取り出す。
「な、何て素敵かつ淫靡な光景なんやろう。これは是非とも記録せんと罰が当たる。なあ、二人の姿を撮影してもええか?」
「ベーヒャー(嫌だ)!」
武琉と奈津美が妙な言い争いを繰り広げている中、男色の趣味を持たない夜一は秋彦の腹にボディブローを放った。
以前に武琉からアドバイスされた腰を捻りつつだ。
腰の入ったキレのいい夜一の右拳が緩みきっていた秋彦の腹部にめり込む。
すると秋彦は大量の唾液を垂れ流して膝から崩れ落ちた。
「おお、綺麗に正拳突きが決まったな。相手が盛大に吹き飛ぶ漫画や映画なんかとは違って、リアルに正拳突きが決まると相手はその場に倒れ込むんだ」
「おい……武琉……てめえ……何て殺人術を新入部員に……教えやがるんだ……げふ」
夜一は腹を押さえて悶絶した秋彦から自分の右拳に目をやる。
右拳に残る手応えが如実に物語っていた。
今日の武琉は防護ベストを着用していないと。
さすがに殴るのは悪かったかなと罪悪感に襲われた夜一だったが、よくよく考えれば急に抱きついて来る人間が悪い。
なので夜一は秋彦の体調が正常に戻ってきた十数分後に改めて話を再開させた。
「そんなこんなで無事に上里さんをゲストに迎えることに相成ったわけですが、肝心の番組の構成はどうするか決まっているんですか?」
「てめえ、先輩を殴っておいて平気な顔で仕切ってんじゃねえよ。あんま調子コイてると尻の穴から手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わせるぞ」
「ふ、ふいまへん」
まだ腹を殴られた怒りが残っているのだろう。
秋彦は腹を右手で押さえながら夜一の口元を左手でアイアンクローする。
「止めろ、秋彦。抱きついたお前が悪い」
すかさず武琉が仲裁に入ってくれた。
秋彦の奥襟を掴んで強制的に引き離す。
「ちゃんと話を戻そう。とりあえず台本は書いていない。まだ上里円清がゲストに来るかどうか分からなかったからな。だが来ると分かった以上、俺は全力で台本を書くさ」
「台本書きに時間割いて大丈夫なん? そろそろ小説の締め切りが近いんやない?」
「小説?」
「ああ、そうか。それも夜一君に言うてなかったか。武琉君の将来の夢は小説家やねん。中学生のときから何度か新人賞に応募してるんやて。な?」
「受賞はおろか最終までも残ったことはないけどな」
がっくりと武琉が肩を落としたとき、隣にいた秋彦が自分の胸を強く叩いた。
「ちなみに俺様こと円能寺秋彦の夢は放送局に入ることだ! そしていずれは本物のディレクターになり、何度も公開録音を行うほどのビッグなアニラジを作る!」
「それであわよくば声優さんと結婚と?」
「当たり前じゃねえか。声優の結婚相手がプロデューサーやディレクターに多いことは業界でも有名だからな。くふふふふ」
それはラジオではなくアニメのほうじゃなかったかと思ったが、また秋彦を怒らせるような真似をしたくなかった夜一は構成作家である武琉に話を振った。
「でも、今週の土曜日までに台本って書けるものなんですか?」
う~ん、と武琉は虚空を見上げながら顎先を撫で回す。
「さすがにプロ顔負けの台本は書けない。これでもワン(俺)は小説家志望だからな。ただ、小説家を目指したときに勉強の一環として映画の脚本やラジオの台本について勉強したことがある。実際に書き始めればナンクルナイサ(何とかなるさ)」
沖縄弁で言葉を締めた武琉は、さっそくとばかりにパソコンのマウスを操作した。
予めラジオ番組の台本用に準備していた文書作成用のソフトを起動させる。
「よし、構成作家の武琉は台本作成に集中させるとして……夜一と奈津美はブースの中に入ってスタンバイしろ。前にやったプレ放送の続きをするぞ」
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