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第二十一話 雨野の見舞い
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天馬は閉じていた瞼をゆっくりと開けた。
数回瞬きをして自分がどこにいるのかを把握する。
ぼんやりと天井に取り付けられた蛍光灯が見えた。
それに鼻をひくつかせると、消毒液の匂いが香る。
医務室か?
天馬はズキズキと傷む頭痛を堪え、上体を起こす。
身体の上にシーツがかけられていたことで、自分が医務室のベッドで寝かされていたことを明確に悟った。
「お、ようやく起きたか?」
凛とした声が耳に届いた。
天馬は気だるそうに顔を横に向ける。
医務室の一角には机が置かれており、そこにはブルーのタートルセーターの上から白衣を羽織った松崎がいた。
こちらに身体を向けながら足を艶かしく組んでいるが、机の上を見ると一枚の書類が置かれていた。
カルテを書いていた最中だったのだろうか。
「具合はどうだ? 吐き気などはあるか?」
松崎の問いに天馬は、自分の身体状況を素早くチェックした。
視覚も聴覚も異常はなく、吐き気などはなかったが頭痛が少し気になった。
けれどもそれは長時間意識を失っていたせいだろう。
一晩休めば自然に治るはずだ。
「大丈夫です。お世話をかけました」
律儀に天馬はぺこりと頭を下げる。
「そうか、それは何よりだ。でも今回は少し頑張りすぎたな。遠心加速器での訓練は一歩間違えれば取り返しがつかない事故にも繋がる。それを回避するには訓練を行うパイロットが自分の身体を管理することだ。いいか? 次からは絶対に無理をせずに危ないと思ったら緊急停止ボタンを押すんだ」
柔らかな笑みから一変して目つきを鋭くさせて忠告した松崎に、天馬はもう一度深く頭を下げた。
だが、本心では特に悪いと思わなかった。
ときには多少でも無理をしなくては、その先に進めないことを天馬は自覚していたからだ。
軽く頭を左右に振って意識をはっきりとさせた天馬は、再びカルテを書き始めた松崎に尋ねた。
「先生は知っていますか? 俺がどれだけのGに耐えられたか」
「うん?」と松崎は顔だけを向けてきた。
「ああ、聞いているぞ。何でも7Gの壁を越えたらしいな。鹿取教官の話だと今回の訓練で7G以上耐えられた生徒はお前一人らしいぞ」
その言葉を聞いた瞬間、天馬は自分の記憶が曖昧でなかったことを喜んだ。
密閉された遠心加速器の中で意識を失う寸前、確かに天馬はHUDに表示された7・02という数字を覚えていた。
もしかしたらあの数字は錯覚かとも思ったが、松崎の言葉を聞く限り錯覚ではなかったらしい。
だとしたら自分は戦闘機に乗れる。
天馬は嬉しさのあまり左手に右拳を打ちつけた。
そんな天馬を見た松崎は、やれやれといった表情を浮かべて嘆息する。
「まったく、パイロットという人種はよく分からん。聞いたぞ。何でも今回で7G以上のGに耐えられた生徒は戦闘機に乗せてやると言われたらしいな」
どうやら松崎は、なぜ天馬が無理をしてでもGに耐えたかを知っているらしい。
「あの航空自衛軍のパイロットもそうだ。本部から退却命令が出たにもかかわらず、そのまま交戦区域に残って戦闘を続行。結果、多勢に無勢を強いられて自動操縦モードに切り替えて戦線から離脱したっていうんだからな……」
航空自衛軍のパイロット?
そのとき、天馬の脳裏に忘れていた記憶が蘇ってきた。
そう言えば入学式当日に一機の戦闘機がこの学校に着陸許可を求め、学校中に緊急警告用のサイレンが鳴り響いて一時パニックになりかけたことがあった。
あれからもう一週間以上が経過しているが、件のパイロットがどうなったか一向に聞かされていない。
情報通の空也によれば、パニックを避けるために教官たちが情報を閉ざしていると言っていた。
だが、今なら聞けそうな気がする。天馬は松崎に恐る恐る尋ねた。
「先生、差支えがなければそのパイロットの人がどうなったか教えてくれませんか?」
松崎は逡巡するように視線を虚空に彷徨わせた。
教官たちが情報を閉ざしているぐらいだから、いくら担当クラスの教え子とはいえ軽々しく教えられないのだろう。
それでも一通り悩んだ松崎は、「内緒だぞ」と釘を刺してから教えてくれた。
「医務室に運ばれた当初は危険な状態だったが、何とかその後は手術が成功して一命は取り留めた。本来だったら市の病院に運ばなくてはならないだが、航空自衛軍所属のパイロットは情報機密の塊みたいなもんだ。迂闊に民間の病院には運べない。ただこの学校には市の病院にも負けないくらいの医療器具が備わっているから、パイロットを保護するには一石二鳥だったわけだ。そんなパイロットも今は特別室で養生してるよ」
「そうですか。それはよかった」
天馬はパイロットの無事を聞かされて心底安堵した。
将来、自分が所属するかもしれない航空自衛軍のパイロットだ。
今はまだ候補生という身分だが、いつかは同じ機体に乗って大空を飛行する仲間になるかもしれない。
安堵の息を漏らした天馬を見て、松崎はくすりと笑った。
「お前も変な奴だな、白樺。普通は同じパイロットの人間が負傷したと聞いたら、自分と照らし合わせて弱気になるパイロット候補生もいるというのに」
天馬は顔色一つ変えずに返答した。
「だとしたらそいつはパイロットにならないほうがいいでしょう。そんな精神力ではとても実戦で翼竜たちと戦えませんよ」
そう言うと天馬は、寝かされていたベッドから立ち上がった。
そのときに初めて上着のジャージが脱がされ、上半身はシャツ一枚になっていたことに気がついた。
「ん? もういいのか? だったら上着はそこの椅子にかけてあるぞ」
ふと周囲を見回すと、近くにあったパイプ椅子に白色の上着がかけられていた。
天馬は上着を手に取ると、袖を通してフロントのチャックを閉めた。
「お世話になりました。ではこれで失礼致します」
松崎の傍に寄り、天馬は頭を下げて退室しようとした。
すると、松崎は思い出したように出て行こうとした天馬を呼び止める。
「何か?」
扉の取っ手に手をかけていた天馬が振り向く。
「何か? じゃない。雨野に会ったらちゃんと礼を言っておけよ」
「雨野?」
一瞬、松崎が何を言っているのか分からなかった。
雨野とは同じクラスの女子の名前である。
空也と何かと言い張っている小見山渚と常に一緒にいる小柄な少女。
それぐらいしか天馬は認識していなかった。
松崎は呆けている天馬に構わず話を続ける。
「実習中に運ばれてきたお前を一番心配していたのは他でもない雨野だ。授業が終わってからも何度も足を運んで様子を見に来ていたぞ。お前も男なら女を心配させるような真似はするな」
「は、はあ……」
天馬は上手く言葉を返せずに医務室から退室した。
病院の雰囲気が漂うリノリウムの廊下を歩きながら、天馬は首を傾げていた。
松崎に言われた言葉が頭から離れない。
雨野が心配して何度も様子を見に来てた?
天馬は彼女からそんなことをされる覚えが一向になかった。
クラスの中でもあまり話したこともなく、ましてやプライベートの付き合いなど皆無であった。
だが、何かが引っかかる。
天馬は喉に小骨が刺さったような違和感を覚えながら、医療施設から屋外に出た。
夕陽が航空戦闘学校の施設を茜色に染めていた。
すでに午後の授業は終了しており、時刻も午後5時を過ぎている。
近くに植えられていた木々からは鳥の囀りが聞こえ、あと1時間もすれば夜の帳が下り始めるだろう。
天馬は立ち止まっていた医療施設の玄関から移動を開始した。
松崎からは早めに寮に帰って身体を休めるように言われたが、天馬の足は松崎の忠告を無視して別の場所に向かった。
数回瞬きをして自分がどこにいるのかを把握する。
ぼんやりと天井に取り付けられた蛍光灯が見えた。
それに鼻をひくつかせると、消毒液の匂いが香る。
医務室か?
天馬はズキズキと傷む頭痛を堪え、上体を起こす。
身体の上にシーツがかけられていたことで、自分が医務室のベッドで寝かされていたことを明確に悟った。
「お、ようやく起きたか?」
凛とした声が耳に届いた。
天馬は気だるそうに顔を横に向ける。
医務室の一角には机が置かれており、そこにはブルーのタートルセーターの上から白衣を羽織った松崎がいた。
こちらに身体を向けながら足を艶かしく組んでいるが、机の上を見ると一枚の書類が置かれていた。
カルテを書いていた最中だったのだろうか。
「具合はどうだ? 吐き気などはあるか?」
松崎の問いに天馬は、自分の身体状況を素早くチェックした。
視覚も聴覚も異常はなく、吐き気などはなかったが頭痛が少し気になった。
けれどもそれは長時間意識を失っていたせいだろう。
一晩休めば自然に治るはずだ。
「大丈夫です。お世話をかけました」
律儀に天馬はぺこりと頭を下げる。
「そうか、それは何よりだ。でも今回は少し頑張りすぎたな。遠心加速器での訓練は一歩間違えれば取り返しがつかない事故にも繋がる。それを回避するには訓練を行うパイロットが自分の身体を管理することだ。いいか? 次からは絶対に無理をせずに危ないと思ったら緊急停止ボタンを押すんだ」
柔らかな笑みから一変して目つきを鋭くさせて忠告した松崎に、天馬はもう一度深く頭を下げた。
だが、本心では特に悪いと思わなかった。
ときには多少でも無理をしなくては、その先に進めないことを天馬は自覚していたからだ。
軽く頭を左右に振って意識をはっきりとさせた天馬は、再びカルテを書き始めた松崎に尋ねた。
「先生は知っていますか? 俺がどれだけのGに耐えられたか」
「うん?」と松崎は顔だけを向けてきた。
「ああ、聞いているぞ。何でも7Gの壁を越えたらしいな。鹿取教官の話だと今回の訓練で7G以上耐えられた生徒はお前一人らしいぞ」
その言葉を聞いた瞬間、天馬は自分の記憶が曖昧でなかったことを喜んだ。
密閉された遠心加速器の中で意識を失う寸前、確かに天馬はHUDに表示された7・02という数字を覚えていた。
もしかしたらあの数字は錯覚かとも思ったが、松崎の言葉を聞く限り錯覚ではなかったらしい。
だとしたら自分は戦闘機に乗れる。
天馬は嬉しさのあまり左手に右拳を打ちつけた。
そんな天馬を見た松崎は、やれやれといった表情を浮かべて嘆息する。
「まったく、パイロットという人種はよく分からん。聞いたぞ。何でも今回で7G以上のGに耐えられた生徒は戦闘機に乗せてやると言われたらしいな」
どうやら松崎は、なぜ天馬が無理をしてでもGに耐えたかを知っているらしい。
「あの航空自衛軍のパイロットもそうだ。本部から退却命令が出たにもかかわらず、そのまま交戦区域に残って戦闘を続行。結果、多勢に無勢を強いられて自動操縦モードに切り替えて戦線から離脱したっていうんだからな……」
航空自衛軍のパイロット?
そのとき、天馬の脳裏に忘れていた記憶が蘇ってきた。
そう言えば入学式当日に一機の戦闘機がこの学校に着陸許可を求め、学校中に緊急警告用のサイレンが鳴り響いて一時パニックになりかけたことがあった。
あれからもう一週間以上が経過しているが、件のパイロットがどうなったか一向に聞かされていない。
情報通の空也によれば、パニックを避けるために教官たちが情報を閉ざしていると言っていた。
だが、今なら聞けそうな気がする。天馬は松崎に恐る恐る尋ねた。
「先生、差支えがなければそのパイロットの人がどうなったか教えてくれませんか?」
松崎は逡巡するように視線を虚空に彷徨わせた。
教官たちが情報を閉ざしているぐらいだから、いくら担当クラスの教え子とはいえ軽々しく教えられないのだろう。
それでも一通り悩んだ松崎は、「内緒だぞ」と釘を刺してから教えてくれた。
「医務室に運ばれた当初は危険な状態だったが、何とかその後は手術が成功して一命は取り留めた。本来だったら市の病院に運ばなくてはならないだが、航空自衛軍所属のパイロットは情報機密の塊みたいなもんだ。迂闊に民間の病院には運べない。ただこの学校には市の病院にも負けないくらいの医療器具が備わっているから、パイロットを保護するには一石二鳥だったわけだ。そんなパイロットも今は特別室で養生してるよ」
「そうですか。それはよかった」
天馬はパイロットの無事を聞かされて心底安堵した。
将来、自分が所属するかもしれない航空自衛軍のパイロットだ。
今はまだ候補生という身分だが、いつかは同じ機体に乗って大空を飛行する仲間になるかもしれない。
安堵の息を漏らした天馬を見て、松崎はくすりと笑った。
「お前も変な奴だな、白樺。普通は同じパイロットの人間が負傷したと聞いたら、自分と照らし合わせて弱気になるパイロット候補生もいるというのに」
天馬は顔色一つ変えずに返答した。
「だとしたらそいつはパイロットにならないほうがいいでしょう。そんな精神力ではとても実戦で翼竜たちと戦えませんよ」
そう言うと天馬は、寝かされていたベッドから立ち上がった。
そのときに初めて上着のジャージが脱がされ、上半身はシャツ一枚になっていたことに気がついた。
「ん? もういいのか? だったら上着はそこの椅子にかけてあるぞ」
ふと周囲を見回すと、近くにあったパイプ椅子に白色の上着がかけられていた。
天馬は上着を手に取ると、袖を通してフロントのチャックを閉めた。
「お世話になりました。ではこれで失礼致します」
松崎の傍に寄り、天馬は頭を下げて退室しようとした。
すると、松崎は思い出したように出て行こうとした天馬を呼び止める。
「何か?」
扉の取っ手に手をかけていた天馬が振り向く。
「何か? じゃない。雨野に会ったらちゃんと礼を言っておけよ」
「雨野?」
一瞬、松崎が何を言っているのか分からなかった。
雨野とは同じクラスの女子の名前である。
空也と何かと言い張っている小見山渚と常に一緒にいる小柄な少女。
それぐらいしか天馬は認識していなかった。
松崎は呆けている天馬に構わず話を続ける。
「実習中に運ばれてきたお前を一番心配していたのは他でもない雨野だ。授業が終わってからも何度も足を運んで様子を見に来ていたぞ。お前も男なら女を心配させるような真似はするな」
「は、はあ……」
天馬は上手く言葉を返せずに医務室から退室した。
病院の雰囲気が漂うリノリウムの廊下を歩きながら、天馬は首を傾げていた。
松崎に言われた言葉が頭から離れない。
雨野が心配して何度も様子を見に来てた?
天馬は彼女からそんなことをされる覚えが一向になかった。
クラスの中でもあまり話したこともなく、ましてやプライベートの付き合いなど皆無であった。
だが、何かが引っかかる。
天馬は喉に小骨が刺さったような違和感を覚えながら、医療施設から屋外に出た。
夕陽が航空戦闘学校の施設を茜色に染めていた。
すでに午後の授業は終了しており、時刻も午後5時を過ぎている。
近くに植えられていた木々からは鳥の囀りが聞こえ、あと1時間もすれば夜の帳が下り始めるだろう。
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