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008_失くした記憶と恋
008_2
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トーマ「ぉうあ!?」
トーマは驚きの声をあげた。
なにしろ、目が覚めたとき、10人以上のクラスメイトに見つめられていたのだ。
トーマ「……どうかした……?」
エレナ「どうもこうもない……」
エレナは安堵のため息をついた。
ユウ「トーマ!」
ユウがトーマの腹に飛びついた。
トーマ「え?……え?」
トーマは事態が飲み込めない。
こはく「トマぴ、生きてて良かったわー。絶対死んだと思った」
こはくがトーマの頭をなでながら言った。
ましろ「はくちゃん……」
ましろのたしなめるような声にも気づかず、こはくは良かった、良かったと繰り返した。
エレナ「トーマ、お前は午後の授業に出ず、ここで倒れていたんだ」
トーマ「……え?」
見渡すと、確かにここは校舎から離れた木々の中だ。
ユウ「……心配した」
トーマ「あ……ああ……」
トーマは腑に落ちない顔だ。
エレナ「……どうしてここにいるか、分からないのか?」
トーマ「ええ……全然、覚えてないです」
あかり「昼休み中に、あなたともう一人、二人でこっちに向かって歩いていくのを見たって人がいるの。
だれとここに来たか、分かる?」
トーマ「……いや……
……ユウ達と昼食をとって……あれ……?」
エレナ「そこから覚えていないのか?」
トーマは困ったような表情を浮かべた。
エレナ「ユウ達になにか、用事があるようなことを言っていたはずだが……」
ユウ「エレナさん!
……トーマを少し休ませた方が……」
こはく「もう良いじゃん。トマぴ、生きてたんだし」
エレナはまゆを寄せた。
エレナ「そういうわけには……」
カオル「とりあえず、校舎に戻ろうや」
言葉を遮るようにして、カオルがトーマの前に立った。
カオル「立てるか?」
トーマ「……ありがとう」
カオルがトーマの手を引っ張り上げるようにして立ち上がらせた。
そのまま、ふらつくトーマに肩を貸した。
ユウはその姿を見て、慌ててカオルの反対側でトーマを支えた。
校舎に向かって歩くカオルの肩をちょん、とこはくは拳で小突いた。
こはく「カオルん、男前じゃん。
顔に似合わず……」
カオル「……なんでみんなして、オレの顔をけなすんだ……?」
こはく「良い意味なのよ?良い意味」
カオル「……」
********
あかり「……やっぱり、だれか一緒にいたはずなのよ」
あかりには、やはり納得がいかない。
あかり「ちょっと、聞いてる?!」
ユウ「はい!拝聴しております!」
校舎一階の端の保健室にトーマを寝かして、今日の授業は終了となった。
トーマは校舎に向かう途中ですでに回復してきて、本人はすっかり大丈夫だと主張していたが、エレナに保健室で休むようにと命じられた。
保健室でエレナは、トーマにもう一度状況の説明を求めたが、要領の得られる答えは返ってこなかった。
エレナはまだまだ聴取し足りない様子だったが、「見回りの時間だ」と言い残して保健室を退室した。そして、それをきっかけに捜索隊も解散となった。
トーマのお礼の言葉を背に保健室を退室したユウを、あかりは空き教室に連れ込んだ。
こはく「もう、いいじゃん。気にすることないよ、あかりん」
ユウと共に引っ張り込まれた、こはくが呆れたように言った。
あかり「……クラスには、記憶に干渉するような能力者はいなかったはず」
あかりはお構いなしに言葉を続ける。
ノクス(……一人、いるじゃねえか。
能力わからないヤツ……)
ユウ(?いたっけ?……みんな自己紹介のとこで言ってたような……)
ユウ「あ」
思わず、ユウは声をあげた。
あかり「なに?」
ユウ「そう言えば、あの子、あの……内気な女の子。
あの子の能力、ボク知らないなって……」
あかり「アリスのこと?」
ユウ「ええと、あの子、アリスっていうの?
あの、トーマがよく気にかけてる子……」
あかり「なんで、クラスメイトの名前を知らないのよ?」
こはく「うちも初めて知った。
つか、あの子、おどおどし過ぎでウザ。トマぴの優しさに付け込んでるでしょ。あれ」
こはくは露骨に嫌な顔を見せた。
推しのトーマがあの内気な子……アリスに優しくすることが、こはくの気に障るのだ。
あかり「もう、そんな風に言わないの」
あかりはため息をついた。しかしすぐに眉間にしわを寄せる。
あかり「でも、確かに……あんな風に記憶を失うなんて、能力しか考えられないわよね……
……ちょっと、本人に聞いてみましょう」
********
こはく「……あの子、いったい何してんの?」
夕暮れの教室、たった一人でじっと席に座っているだけのアリス。
教室のドアの影で、中の様子をうかがったこはくは、嘲笑交じりに聞いた。
ユウ「う……うん……」
ユウ(時間が過ぎるのを、ただ待っている……んじゃないかな……)
ユウには少し気持ちが分かるが、口にできなかった。
ノクス(ここ入学する前のユウみたいだな)
ノクスはせせら笑う。
ノクス(良かったな?今じゃトモダチできて、ぼっち卒業か?)
ユウはノクスの言葉を聞こえないふりでやり過ごした。
こはく「ちょっとさー、聞きたいこと、あんだけど?」
こはくはズガズガと教室に入っていって、アリスに声をかけた。じっと座っているだけのアリスを眺めることに飽きたのだろう。
あかり「あ……ちょっと!」
バン!
あかりの制止も聞かず、こはくはアリスの机に手を叩きつけた。
アリス「!?」
内気な少女は、おびえた表情を浮かべて身をこわばらせた。
こはく「あんたさあ、トマぴになんかしたんじゃないの?」
凄むように、アリスに顔を近づけるこはく。
アリスは小さく首を振るだけで精一杯の様子だ。
あかり「ちょっと、そんな聞き方はないでしょ」
あかりがこはくの肩に手を置いて、引き戻した。
アリス「わた……私……そ、そんな……つもり、じゃ……」
こはく「ああん!?」
オドオドとした態度に、こはくは苛立つ。
アリス「……ごめんなさい……!」
アリスは立ち上がり、転がるようにして教室のドアに走った。
ユウはアリスとぶつかりそうになって、慌てて道を空けた。
こはく「ちょっとー、ユウちん、逃がさないように止めないと!」
ユウ「そ、そんな追い詰めるようなこと……」
こはくは肩をすくめた。
あかり「……そんなつもりじゃなかったって……どんなつもりだったのかしら……?」
あかりは唇に指をあてて、じっと考えた。そうしてから、近くに歩いてきたユウに向かって、口を開いた。
あかり「……ねえ、ユウ。今晩、付き合って」
ユウ「……んな!?……あ……う?」
突然の申し出に、ユウは顔を真っ赤にさせた。
こはく「うっひゃ!あかりん、それは!大胆!」
あかり「え……?」
自分の言葉がどういう意味で受け止められたか、やっと理解する。
あかり「ち、ちが……そういう意味じゃなくて……!」
あかりも、耳まで真っ赤になった。
トーマは驚きの声をあげた。
なにしろ、目が覚めたとき、10人以上のクラスメイトに見つめられていたのだ。
トーマ「……どうかした……?」
エレナ「どうもこうもない……」
エレナは安堵のため息をついた。
ユウ「トーマ!」
ユウがトーマの腹に飛びついた。
トーマ「え?……え?」
トーマは事態が飲み込めない。
こはく「トマぴ、生きてて良かったわー。絶対死んだと思った」
こはくがトーマの頭をなでながら言った。
ましろ「はくちゃん……」
ましろのたしなめるような声にも気づかず、こはくは良かった、良かったと繰り返した。
エレナ「トーマ、お前は午後の授業に出ず、ここで倒れていたんだ」
トーマ「……え?」
見渡すと、確かにここは校舎から離れた木々の中だ。
ユウ「……心配した」
トーマ「あ……ああ……」
トーマは腑に落ちない顔だ。
エレナ「……どうしてここにいるか、分からないのか?」
トーマ「ええ……全然、覚えてないです」
あかり「昼休み中に、あなたともう一人、二人でこっちに向かって歩いていくのを見たって人がいるの。
だれとここに来たか、分かる?」
トーマ「……いや……
……ユウ達と昼食をとって……あれ……?」
エレナ「そこから覚えていないのか?」
トーマは困ったような表情を浮かべた。
エレナ「ユウ達になにか、用事があるようなことを言っていたはずだが……」
ユウ「エレナさん!
……トーマを少し休ませた方が……」
こはく「もう良いじゃん。トマぴ、生きてたんだし」
エレナはまゆを寄せた。
エレナ「そういうわけには……」
カオル「とりあえず、校舎に戻ろうや」
言葉を遮るようにして、カオルがトーマの前に立った。
カオル「立てるか?」
トーマ「……ありがとう」
カオルがトーマの手を引っ張り上げるようにして立ち上がらせた。
そのまま、ふらつくトーマに肩を貸した。
ユウはその姿を見て、慌ててカオルの反対側でトーマを支えた。
校舎に向かって歩くカオルの肩をちょん、とこはくは拳で小突いた。
こはく「カオルん、男前じゃん。
顔に似合わず……」
カオル「……なんでみんなして、オレの顔をけなすんだ……?」
こはく「良い意味なのよ?良い意味」
カオル「……」
********
あかり「……やっぱり、だれか一緒にいたはずなのよ」
あかりには、やはり納得がいかない。
あかり「ちょっと、聞いてる?!」
ユウ「はい!拝聴しております!」
校舎一階の端の保健室にトーマを寝かして、今日の授業は終了となった。
トーマは校舎に向かう途中ですでに回復してきて、本人はすっかり大丈夫だと主張していたが、エレナに保健室で休むようにと命じられた。
保健室でエレナは、トーマにもう一度状況の説明を求めたが、要領の得られる答えは返ってこなかった。
エレナはまだまだ聴取し足りない様子だったが、「見回りの時間だ」と言い残して保健室を退室した。そして、それをきっかけに捜索隊も解散となった。
トーマのお礼の言葉を背に保健室を退室したユウを、あかりは空き教室に連れ込んだ。
こはく「もう、いいじゃん。気にすることないよ、あかりん」
ユウと共に引っ張り込まれた、こはくが呆れたように言った。
あかり「……クラスには、記憶に干渉するような能力者はいなかったはず」
あかりはお構いなしに言葉を続ける。
ノクス(……一人、いるじゃねえか。
能力わからないヤツ……)
ユウ(?いたっけ?……みんな自己紹介のとこで言ってたような……)
ユウ「あ」
思わず、ユウは声をあげた。
あかり「なに?」
ユウ「そう言えば、あの子、あの……内気な女の子。
あの子の能力、ボク知らないなって……」
あかり「アリスのこと?」
ユウ「ええと、あの子、アリスっていうの?
あの、トーマがよく気にかけてる子……」
あかり「なんで、クラスメイトの名前を知らないのよ?」
こはく「うちも初めて知った。
つか、あの子、おどおどし過ぎでウザ。トマぴの優しさに付け込んでるでしょ。あれ」
こはくは露骨に嫌な顔を見せた。
推しのトーマがあの内気な子……アリスに優しくすることが、こはくの気に障るのだ。
あかり「もう、そんな風に言わないの」
あかりはため息をついた。しかしすぐに眉間にしわを寄せる。
あかり「でも、確かに……あんな風に記憶を失うなんて、能力しか考えられないわよね……
……ちょっと、本人に聞いてみましょう」
********
こはく「……あの子、いったい何してんの?」
夕暮れの教室、たった一人でじっと席に座っているだけのアリス。
教室のドアの影で、中の様子をうかがったこはくは、嘲笑交じりに聞いた。
ユウ「う……うん……」
ユウ(時間が過ぎるのを、ただ待っている……んじゃないかな……)
ユウには少し気持ちが分かるが、口にできなかった。
ノクス(ここ入学する前のユウみたいだな)
ノクスはせせら笑う。
ノクス(良かったな?今じゃトモダチできて、ぼっち卒業か?)
ユウはノクスの言葉を聞こえないふりでやり過ごした。
こはく「ちょっとさー、聞きたいこと、あんだけど?」
こはくはズガズガと教室に入っていって、アリスに声をかけた。じっと座っているだけのアリスを眺めることに飽きたのだろう。
あかり「あ……ちょっと!」
バン!
あかりの制止も聞かず、こはくはアリスの机に手を叩きつけた。
アリス「!?」
内気な少女は、おびえた表情を浮かべて身をこわばらせた。
こはく「あんたさあ、トマぴになんかしたんじゃないの?」
凄むように、アリスに顔を近づけるこはく。
アリスは小さく首を振るだけで精一杯の様子だ。
あかり「ちょっと、そんな聞き方はないでしょ」
あかりがこはくの肩に手を置いて、引き戻した。
アリス「わた……私……そ、そんな……つもり、じゃ……」
こはく「ああん!?」
オドオドとした態度に、こはくは苛立つ。
アリス「……ごめんなさい……!」
アリスは立ち上がり、転がるようにして教室のドアに走った。
ユウはアリスとぶつかりそうになって、慌てて道を空けた。
こはく「ちょっとー、ユウちん、逃がさないように止めないと!」
ユウ「そ、そんな追い詰めるようなこと……」
こはくは肩をすくめた。
あかり「……そんなつもりじゃなかったって……どんなつもりだったのかしら……?」
あかりは唇に指をあてて、じっと考えた。そうしてから、近くに歩いてきたユウに向かって、口を開いた。
あかり「……ねえ、ユウ。今晩、付き合って」
ユウ「……んな!?……あ……う?」
突然の申し出に、ユウは顔を真っ赤にさせた。
こはく「うっひゃ!あかりん、それは!大胆!」
あかり「え……?」
自分の言葉がどういう意味で受け止められたか、やっと理解する。
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