14 / 19
二章
14-奇手
しおりを挟む「フヒヒッ! それじゃあ今日はおぬしから可愛がってやろうかのぉ~~!」
「あぁん照嘉様嬉しい~~~っ!」
「ええ~~~っ! そんなぁ~~~っ!」
「次っ! 次は絶対私と遊んでぇ~照嘉様ぁ~~っ!」
対象者が一人の女性を選ぶと、選ばれた女性は歓喜の表情を浮かべ、他の女性達は悔しそうに袖を噛んだ。
『―――ズチュンッッ!!』
「おおっ……! ええぞぉ! おぬしのマンコは中々の具合じゃあっ!」
「ンぁあああーーーーー!! オチンポ様っ、きっ……たぁああーーーっ!!」
対象者が勢い良く肉棒を突き入れると、女性の悦びに満ちた声が響き渡る。
「ほれっ! おぬしは何倍が欲しいんじゃ!? 言うてみい!」
「じっ、10倍いいぃぃいいーーーっ!」
「ぐひひひひっ! おぬしも好きよのぅ! ワシと共に10倍の快楽を愉しむぞよ!」
「ああ~~~ん! ズルーーーい!」
すると何やら二人が数字を述べ合い、周りから羨みの悲鳴が飛ぶ。そして―――
「―――あっ、が、はっ!! はひひひひっ!! はひっ!! ぎ、も、ぢ……!!ええええ!!!」
『ドッッッビュルルルルーーーーッ!! ドビュッ!!! ビュルルルル!!! ビュグッ!! ビュグルルルルーーーッ!!』
「ンッッッッホホホホォオオーーーーーー!!! ンホッ! ンボッ!! ンビボッッッッッッヂイイィィィーーーーーーン!!
ビボヂッ!! ビボッッッディィィンンッッ!!
ンビイィィーーーーーーーッッ!!」
『バヂュンバチュンバチュンバチュンッッ!! バチュバチュバチュバチュッッ!!!』
2人の顔が一瞬にして崩れ、人外のように狂い始めた。対象者はひと突き毎に精液をぶち撒け、女はまるで断末魔のような叫び声を上げている。
「お願いしますぅう~~~! 私っ!私にもして下さいましっ!」
「御手ぇ! 御手だけでもぉ! 」
対象者は縋り付く女達に目もくれず、まるで壊れたロボットのように無我夢中で腰を振り続けていた。
対象者に選ばれた女は、幸福に満ちた表情で舌や涎を垂らし、選ばれなかった女達は絶望に打ちひしがれている。
「―――問題は……どうやって対象者に選ばれるか、ね」
テスは顎に手を添え、対応に倦ねる様子を見せた。
対象者は一人の女とのセックスに夢中で、他の者など目に入らないようだ。
そして周りの女達が悲しみに暮れる様子から察するに、恐らくこのまま二人で長時間交わり続けるのだろう。
「ひとまず、容姿を変更するわ」
『了解。指定は?』
「そうね……対象者が選んだ女性を見ると、かなり若そうね。他も若い女性を侍らせているようだし、対象者は若年女性が好みのようだわ。
年齢はこの中で一番若めに設定して貰えるかしら」
テスが見た目の変更を依頼すると、瞬時に外見が変化した。現在のテスも若々しい顔付きとなり、肌も日焼けが抜け、華奢な体付きをしている。
『他には?』
「髪と瞳の色は黒。それと胸はF……いえ、Gカップってとこかしら。それから服は―――」
みるみるうちにテスの外見が変化していく。雑に束ねられた髪は黒く靡き、豊満な胸が着物を押し上げる。
そして服装を指定するところで、テスは周りの女性達を眺めながら暫し考え込んだ。
『他の女達と同じく、派手な装飾の物に変えるか? 牡丹、桜、菖蒲といった花柄の着物が多いようだが、もっと派手な柄にも変更可能だ。
後は丈を短くし、生地を薄く透けさせるか、或いは胸元をはだけることで露出を多くするのも一つの手だが―――』
言葉が続かないテスに対し、ザットがアドバイスを送る。だがテスはそれに頷くことなく―――
「生地は今のままで良いわ。それとなるべく肌を露出させないようにして。
そして着物の柄は……暗めの色合いに菊を一つだけ添えて貰えるかしら」
テスは全く異なる趣向の様相を指定した。
『随分と控え目だが……本当にそれで良いのか?』
周りの女性達とは全く相容れない要望に、ザットは念を押す。
「皆派手な着物を纏っている中でどれだけ取り繕っても、対象者の目に留まる可能性は低いわ。それよりも敢えて目立たない格好をした方が、周りから浮き出た存在になる。
露出もなるべく少なく抑えて、対象者の興味を引く作戦で行くわ」
テスは敢えて周りと逆の攻めを行うことで、対象者の気を引くつもりのようだ。
『確かにある意味周りから"浮く"ことにはなるが……かなりのギャンブルだな。もし対象者が派手好きならば、地味だという理由でVRから追い出される可能性もある。
時間はかかるが、定石通りなるべく周囲に溶け込んで、機会を待つのが得策ではないか?』
ザットはテスの作戦に懐疑的だった。ザットの言うように、女性達の格好は対象者の好みに合わせたものである可能性がある。
故に状況から外れた奇手を打つと、気に入らないという理由で消される恐れもあり、ここは手堅くチャンスを待つべきとザットは勧めた。だが―――
「確かに解放の鉄則はそうね。でも―――ここは私に任せて。多分上手く行くわ」
テスは譲ることなく、あくまで自分のやり方を通すつもりのようだ。何か秘策があるのか、テスの顔には自信に溢れていた。
『そこまで言うなら、テスを信じよう』
テスの言葉に折れ、ザットが言われた通りに設定を変更する。するとテスの服装は濃い藍色に変化し、胸元に菊花模様が浮かび上がった。
「良い感じね。それじゃあ女性達の横に暫く待機するから、透明化を解いておいて」
するとテスは一人揚々と、騒動の渦中へと進んでいった―――
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる