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第一章【レイシア編】
受付嬢(性描写有り)
しおりを挟む「……だっ!…………ろ!」
ーー周囲が妙に騒がしい。
『グチュグチュッヌチュッ』
(なんだろう……騒がしいな……
ああっ! そこっ……! 気持ちいいっ……!)
「……がせっ! ……ずだ……!」
バタバタと走り回る音がする。
『パチュンッパチュンッパチュンッ』
(ああああっ! まっまた出るっ!)
『えろっれろれろっンチュ♥️』
(ああリザ……可愛い……リザーー)
「ーー食い逃げだ! 金を払わず居なくなったぞ!」
「ああっリザ! ……って、え? 食い逃げ?」
リザと熱い交尾に耽っていたシンがようやく周囲の騒ぎに気付く。
「あの黒髪の若い男がいなくなった! あの野郎金を払わず逃げやがった!」
(黒髪の若い男って……俺のことか!?)
どうやら淫魔の不可視魔法で姿を見えなくしていたせいで、シンが食い逃げをしたと勘違いされてしまったらしい。
「まずい……! 早く魔法を解いてお金を払わないと!
おいリザ……ううっ!」
いまだシンの上で夢中に腰を振り続けているリザを静止する。
「はあっはあっ……♥️ ふぇっ? どうっしたのっ!?」
『パンパンパンパンッ!』
『ドピュドピュルッ!』
「あはっ♥️ 出てるぅ~♥️」
リザは構わず精液をマ◯コで気持ちよさそうに味わっている。
「くっ……お、おいリザ! 早くそこをどいて不可視魔法を解いてくれ!
食い逃げしたと思われてる!」
シンはチ◯ポから絶え間なく襲い来る快楽を、なんとか堪える。
「えぇ~いいところなのにぃ~……あ! そうだ♥️
このまま逃げちゃえばいいじゃん♪」
リザが本当に食い逃げ犯になることを勧めてくる。
「ダメに決まってるだろ!
もう顔もバレてるんだから、出禁どころか指名手配されちゃうだろ!
とにかく早く元に戻すんだ!」
シンがリザに向かって強く命令すると、リザの体が浮かび上がり。隣の椅子に『ドスン』と着地した。
「きゃっ! んも~仕方ないなぁー」
シンは急いでズボンを履くと、リザは大人しくシンの命令に従った。
どうやら本気で命令すれば、召喚された魔族は強制的に従わされるようでシンは一安心する。
逆に言えば口ではダメだと言いながらも本気でリザを拒否していなかった事を自覚させられ、シンは恥ずかしさに顔を赤らめた。
「す、すみません!」
不可視の魔法が解けたシンが、慌てふためく店員に話しかける。
「ーーあ! お客さん!? どこに行ってたんですか!?」
「すみません、ちょっとトイレに行ってまして……」
「困りますよ一言言って頂かないと! 食い逃げかと思ったじゃないですか!」
「ご、ごめんなさい……! すぐにお金を払います!」
店員に説教されたシンは平謝りすると、急いで食事の代金を支払い逃げるように店を後にしたーー
「リザ……た、頼むから人前で誘惑するのはやめてくれ……」
これ以上騒ぎを起こしてしまったら、いずれ街から追い出されてしまう。
自分の理性ではどうにも淫欲に勝てない状況に、シンは弱々しくリザへとお願いした。
「えー気持ちいいのにー」
リザはシンの要望にプクリと頬を膨らませる。
「人の居ないところではいくらでもエッチしてあげるから、人前では勘弁してくれ……!」
「はーい」
シンはセックスの約束をすることでなんとかリザの了承を得る。
リザには控えるよう言ってはいるものの、シン自身も強欲スキルと強烈な性の快楽を覚えてしまったことにより、淫魔との交尾なしの生活はもはや考えられなかった。
自分の発した言葉に、人の居ないところでリザと激しくセックスすることをつい妄想してしまうシンであったーー
「ーーずいぶん遅くなっちゃったな。
今日出来るクエストが残ってるかわからないけど、とりあえずギルドに行ってみよう」
主にリザとの交わりで丸々半日を無駄にしてしまったが、今後は一軒家を借りることも考えてなるべく稼がなくてはならない。
人気のクエストは取り合いになるため、美味しい仕事が残っているかは分からなかったが、シンはダメ元でギルドへと行ってみる事にした。
「ーーあらシン君! 今日は遅いんですね!
さすがのシン君といえど、初めてのクエストは疲れちゃいましたか?」
美女の受付嬢がシンの顔を見て嬉しそうに話しかける。
どうやら昨日のクエストで疲れて寝過ごしたと勘違いしているようだ。
「すみません、ちょっと寝過ごしちゃって……」
シンは誤解を解かずに答える。
その周りではリザが興味深げに辺りの物を物色しているが、不可視魔法で存在はバレていない。
さすがに知り合いに淫魔を召喚していることを知られるのは恥ずかしい。
リザには命令した時以外姿を出さないように指示した。
(今日はレイシアさんは……さすがにもうクエストに行っているか)
シンが辺りを見渡し、レイシアの姿が無いことに少し残念そうな顔を浮かべる。
「うふふ。レイシアさんはもうクエストに行かれましたよ。
レイシアさんもシン君のことを心配してましたよ~」
「い、いや僕は別にそんな……!
ただ良いクエストが残ってるか探してただけで……!」
受付嬢にレイシアのことを考えていたのを言い当てられ、シンは慌てふためく。
その様子に受付嬢は更に笑顔をこぼす。
「でもちょっと妬けちゃうな~。
私みたいなおばさんはシンのタイプじゃないかしら……」
受付嬢が唇に手を添えて、艶かしい上目遣いでシンを見つめる。
「そ、そんなことないです!
とっても綺麗だと思い……ます」
シンが慌てて否定する。
確かにレイシアやリザ程ではないが、受付嬢も充分すぎる美貌を有していた。
「あら嬉しい♥️
それじゃあ今日はもうシン君におすすめ出来るようなクエストは残っていないし、私も早めに切り上げてこの後はシン君にデートして貰おうかな♥️」
「で、デートですか!? それはもちろん僕でよければ!」
(うっはーー! こんな美人とデート出来るなんて!
ああっでも俺にはレイシアさんが……! それにリズも……
って、んん?)
受付嬢からのデートのお誘いにシンが舞い上がっていると、シンはクエスト募集掲示板に気になる貼り紙を見付けた。
そこには『夜間限定クエスト 報酬金貨20枚』という文字が書かれていたーー
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